2015年1月10日土曜日

どこまで歩み寄れるか あいの風とやま鉄道




あいの風とやま鉄道が沿線住民に向けた「あいの風とやま鉄道利用者説明会」を続けていますが、一部報道ではダイヤや運賃に関することで参加者から不満の声が出たとありました。そのことについて解説をしながら考えて行きたいと思います。

どんな点が不満に挙がったか?

報道で挙げられたのは以下の2点です

・運賃の上げ幅が大きい
・サンダーバードとの接続の関係で富山からの大阪到着時刻が遅くなる

1つ目の運賃についてはJR管轄時より定期外・定期利用が1.19倍、通学定期が1.09倍程度の値上げが予定されています。この値上げ幅は過去に三セク化された路線と比べ低い水準での値上げ幅となっています。

このご時勢なので不満が出るのは仕方ないと思いますが、値上げ無しというのは現実的でないので妥当だと思います。

2つ目のサンダーバードとの接続ですが、現在は富山4:56発の特急「サンダーバード2号」に乗ると大阪駅へ8:22に着くことが出来ます。しかし、三セク化後は新幹線を含めても富山5:35発「普通金沢行き」が始発になるので、大阪到着は9:25で1時間程度遅くなり不便になります。

また、北陸新幹線を使った場合は2時間10分程度で富山から東京へ行けることを考えますと、富山駅6:19発「かがやき」に乗れば東京駅に8:32に到着でき大阪へ到着するほうが遅くなります。

これは地域間の結びつきにも影響がある問題だと思いますし、鉄道会社間だけの問題でなく検討したほうが良い課題だと思います。

あいの風とやま鉄道も何もしなかったわけじゃない

そもそも三セク化とは何のためにするのでしょうか?主な理由としては、「経営の責任をより明確にする」「JRから独立することで地域に密着した経営が出来る」などがあります。

他の三セクやJRが維持する平行在来線と比べても「運転本数の維持」「特急を補うためのライナー新設」「比較小幅な値上げ」など十分積極的に地域へ歩みよる姿勢を見せています。

なので、決していい加減な姿勢だったので上記のような問題が発生したわけではないと思います。

住民説明会は今後も続きます。開業時への反映は今からでは難しいと思いますが、沿線住民と意見を多く交わし経営へ反映されることが期待されます。

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