2015年5月30日土曜日

JR東日本 仙石線全線再開と仙石東北ラインの運転を開始




JR東日本は2015年5月30日に仙石線全線再開と仙石東北ラインの運転を開始しました。

仙台駅に到着する仙石線205系
仙石線で使われている205系

JR東日本が2015年1月29日に発表した運転開始日2015年5月30日より、予定通り仙石線最後の普通区間だった「高城町駅」~「陸前小野駅」間が復旧し、4年2ヶ月ぶりに全線運転を再開しました。今回の開通で今まで通りの全線直流電化路線としての復旧できました。

「陸前大塚駅」~「陸前小野駅」間は、津波被害を避けるために街が高台で再建されるのが決まったため新ルートとなりました。このため「東名駅」「野蒜駅」も内陸の高台へ移転しました。

これに合わせて新しく「仙石東北ライン」も運行を開始しました。この路線は、仙石線沿線市町の復興支援を目的に東北本線「塩釜駅」~「松島駅」間と仙石線「松島海岸駅」~「高城町駅」間新しい短絡線を設け、「仙台~石巻」間を「仙台駅~東北線~塩釜駅~短絡線~松島海岸駅~仙石線~石巻駅」の経路で結びます。

この新しい経路が生まれたことと「陸前大塚駅」~「陸前小野駅」間の移設で、乗車券を買って乗る際の運賃が今までより安くなる場合もあります。

また、仙石線と東北線の電化方式の問題や短絡線が非電化であるため、「仙石東北ライン」用に既存の車両ではなく「HB-E210系」というハイブリッド気道車が導入されました。

2016年には新駅「石巻あゆみ野」を設置へ

JR東日本は2月5日に陸前赤井駅~蛇田駅間へ石巻あゆみ野(いしのまきあゆみの)を2016年3月に開業すると発表しました。

この駅が出来る場所は震災後の移転地として機能しており、人口も増加しはじめています。その点も踏まえて石巻市が新駅設置に向けてJR東日本と協議を続けてきました。

駅舎は簡素なつくりになるようで、無人駅で待合室とスロープを備えた1面(4両分)の構造です。このほかに石巻市が駐車場・駐輪場・公衆トイレなどを設置します。

※関連記事

2015年5月29日金曜日

超短距離運用 埼京線池袋発新宿行き




埼京線のちょっと変った運用である、超短距離運用の池袋発新宿行きについて紹介したいと思います。

池袋駅に入線する埼京線E233系
新宿行きとして入線する様子

終点まで一駅

池袋発新宿行きは定期運用では平日1本、臨時では週末と月末に1本づつ運行される変わった列車です。駅にしてみれば一駅なので、乗車時間も5分ほどです。

この中で私が好きなのは平日に設定されている列車です。池袋を6:53に出発し、新宿に6:59に到着します。この電車は埼京線「板橋~池袋」間にある池袋電車区から出庫する電車です。朝の時間帯は郊外から都心へ人が流れるため、出庫した電車は池袋始発の下り列車として運転されます。また、日中には池袋始発の上り列車も設定されていますが、いずれも新木場行きです。なので、この列車だけが例外的に運転されています。

池袋駅電光掲示板
湘南新宿ライン用ホームであることがわかる

この列車には面白いところがいくつかありますが、一つ目は池袋2番線始発ということです。埼京線池袋駅ホームは上りが1番線・下りが4番線で、2番・3番ホームは湘南新宿ライン用のホームとなっていて、埼京線が2番線から発車することは珍しいのです。なぜ2番線を使用するか最初は配線の関係化と思っていましたが、配線上は1番線にも入れるようです。そこから考えると前後の列車との運転間隔が理由に思えます。

次の注目点として、複数のポイントを跨いで入線してくるので、列車がグネグネ曲がるのも見所です。これを見る場合は、2番線ホーム端板橋寄りが非常に見やすいです。

列車は発車5分ほど前に入線するのですが、この時に50分発新宿行きの列車と並びます。この瞬間は面白いというか、お気に入りの瞬間です。先ほど説明したように上り・下りのホームが離れているので、同じホームに埼京線の列車が並ぶ瞬間は多くありません。

平日朝であれば毎日見ることが出来ますし、とても珍しいというわけでもないですが、なかなか面白いものだと思います。興味がある方はぜひ池袋へ!

2015年5月27日水曜日

加速する整備新幹線計画 新幹線はどこまで伸びる?




日本の都市を広く結ぶ新幹線ですが、まだまだ延伸予定があります。そういった整備新幹線の建設が早まっている現状について、紹介したいと思います。

東京駅に到着するE7系
整備新幹線として延伸した
北陸新幹線の車両

建設予定の整備新幹線

2016年 北海道新幹線 新青森~新函館北斗間開業 (JR北海道)
2022年度より前 九州新幹線西九州ルート(長崎ルート) 武雄温泉~長崎間(JR九州)
2022年度 北陸新幹線 金沢~敦賀間 (JR西日本)
2027年 中央リニア新幹線 品川~名古屋間(JR東海)
2030年度 北海道新幹線 新函館~札幌間(JR北海道)
2045年 中央リニア新幹線 名古屋~新大阪(JR東海)

今建設が決まっているのはこれだけです。2014年から2015年にかけて行われた政府の検討会「整備新幹線の取り扱いについて」で、「九州新幹線は出来るだけ早く・北陸新幹線は3年・北海道新幹線は5年」の前倒しが決定し、以上のような予定になっています。

前倒しが決まった背景には人口減少が進む中、早くに建設したほうが経済効果がより大きく出来るというのがあったようです。

これを実現するには財源の問題がありました。そのため将来入ってくる貸付料を前倒しして活用したり、鉄道・運輸機構がJR貨物に払っている補助金「貨物調整金制度」を減額して財源にあてることの検討、それでも足りない分は国・自治体が負担することで目処をつけました。

しかし、財源以外にも問題があります。九州新幹線と北陸新幹線の延伸区間はフリーゲージトレインの導入(以下FGT)を前提にしている区間です。FGTは新幹線と在来線の両方へ乗り入れることが出来る画期的な車両ですが、技術的には課題が残っています。なので、開業の前倒しに技術開発が間に合わないおそれもあります。

そしてもう一つは、政府が発表していない懸念として、震災復興やオリンピック特需のによる資材高騰の見積もりが甘いのではないかというものです。

私としては、大型インフラなどの地方への投資は必要だと思いますし、前倒し自体は悪くないのではないかと思います。しかし、新幹線に限らず作った物を後で十分生かせてないことが多いように思えます。そうした中での前倒しは、話が煮詰まらないうちに完成するような事態になってしまうのではないかと思います。作ることだけでなく作った後の議論も素早く行うことが、必要なのではないでしょうか。

2015年5月25日月曜日

消える振り子式特急




国鉄時代に山岳路線などのカーブの多い線区へ切り札として投入された振り子式特急が減ってきている現状について紹介したいと思います。

振り子式特急とは

長野駅に停車するJR東海383
特急「しなの」に使用される
381系の後継で制御付き自然振り子式の383系

振り子式車両は特殊な構造の台車を利用して、列車がカーブを高速で通過したときに遠心力で車両を傾けて乗り心地を向上するシステムです。ただし、カーブの速度向上は振り子式だけで可能になるものではなく、高速で通過できるように線路を強化したり車体を軽量・低重心にするなど、様々な技術を組み合わせて可能になります。

日本では国鉄時代に開発され自然振り子式の381系が、特急「しなの」採用されスピードアップの成果を上げました。この方式はカーブを曲がると動力なしで勝手に車体が傾くので、安全性が高い利点があります。

しかし、この方式の弱点として、車体の傾く動作とカーブを抜けてから傾きが戻る動作がカーブの通過と上手く合わない欠点がありました。この欠点により乗り心地が悪くなり、乗り物酔いがおきやすくなります。

JR東日本E351系の台車
E351系の台車

そのデメリットを改善したのが制御付き自然振り子式です。この方式はカーブの手前とカーブを抜ける直前に少し力を加えることで、傾きのタイミングを調整することができます。そして最終的な傾きは今までと同じ、カーブにより勝手に車体が傾くようにしています。なので安全への影響は最小限に抑えつつも、乗り心地を向上させることが出来ます。

この方式はJR四国の2000形気道車で採用され、特急「スーパーあずさ」用のJR東日本E351系特急電車など、気道車・電車問わず広く採用されていきました。

広がる空気バネ式

よいこと尽くめに見える振り子式車両ですが、大きな欠点がありました。構造が複雑になることから、車両の製造コストやメンテナンスコストが上がってしまうことです。そのため日本で振り子式を採用しているのは、ある程度コストがかかっても許される特急車両だけです。

千歳線苗穂駅付近を通過するキハ201系
空気バネ式の車体傾斜装置を採用する
JR北海道のキハ201系
そんな中で振り子式に変る方式として、「空気バネ車体傾斜式」というものが登場しました。この方式は、現在の鉄道では標準となった台車の空気バネをカーブに入ったとき膨らませ、車体を傾けるというものです。車体の傾斜角度が振り子式に劣るのでカーブの通過速度は下がりますが、仕組みが簡単で製造・メンテナンスコストの両方を抑えることができるほか、乗り心地も振り子式より良いとされます。

そうした理由からJR四国の8600系を皮切りに、現在振り子式の車両が運用されている区間でも、空気バネ式へ置き換えるケースが増えています。先ほど紹介した特急「スーパーあずさ」用E351系も空気バネ式のE353系に置き換えられる予定です。

希望だったハイブリッド傾斜システム

振り子式の採用が減っていくなか、JR北海道は振り子式と空気バネ式を共存させて更に高速でカーブを曲がれるようにと考えたのがハイブリッド傾斜システムです。振り子式で車体を傾かせつつ、さらに空気バネを膨らませて今までのシステム以上に車体を傾斜させ、カーブの通過スピードを上げようというものでした。

しかし、JR北海道内の度重なる大きなトラブルで新しい技術の開発を行うより、安全性の強化が先だという判断が下され、試験車両のキハ285系が完成したにも関わらず試験は中止となってしまいました。

この開発中止はJR北海道以外にも影響があったと思います。空気バネ式が広がる一方で、振り子式を大きく発展させようとしていたのは、日本の鉄道会社の中ではJR北海道ぐらいのものでした。振り子式を採用してる列車の中には地方ローカル線なども多くあり、空気式が広がる中でも振り子式を必要としています。そんな中での唯一発展させようとしていたJR北海道がやめたことで、振り子式の日本での発展は閉ざされてしまったといっても過言ではないと思います。そして地方ローカル線にとっても、進化の一つの道筋が経たれてしまいました。

車体傾斜を捨てたJR西日本

北陸線福井駅に到着する683系しらさぎ
289系に改造予定の683系

北陸新幹線の開業で北陸地域などで運行していた683系交直流特急電車が余剰となりました。JR西日本は683系を生かすべく直流化や車内の改装を施し、289系直流電車として運行を開始することを決めました。その289系で古くなった381系を置き換える予定です。

289系は381系と比べて強力なモーターを採用してるものの、車体傾斜システムがなくカーブの通過速度は劣ります。そのため所要時間が381系より若干延びてしまいます。

683系は登場して15年も経っておらず廃車にするには早すぎること、381系との置き換えならば所要時間に大きな差が出ない、振り子式は導入コストが高いなどを考慮して今回の決定に至ったのだと思います。経済性やJR西日本の状況を考えると仕方の無い判断だとは思いますが、速度面では後退したことは否定できません。

海を越えた振り子式

停車中のJR九州885系
TEMU1000形のペースとなった
JR九州885系

日本での振り子式の採用が減る中で、台湾の国鉄にあたる交通部台湾鉄路管理局(TRA)は日本製の振り子式車両を採用し続けています。今年の1月にもJR九州の885系の姉妹車両にあたる、日立製TEMU1000形の増備を発表しました。

しかし、台湾でも日本車輛製空気バネ式の特急電車も採用されているので、今後振り子式がどうなっていくかは不透明な部分があります。

あとがき

日本の鉄道高速化を支えてきた一つの技術が節目を迎えようとしています。今後どうなっていくか、鉄道ファンとしては見守っていきたいものです。

2015年5月23日土曜日

JR東日本 夏の臨時を勝手にピックアップ2015




2015年5月22日にJR東日本が夏の臨時列車を発表したので、私が気になった列車をピックアップして紹介します。

夏の定番ムーンライト

浜松駅停車中の185系ムーンライトながら
185系ムーンライトながら

ムーンライトながら

大垣発22:49→東京着5:51 7/24~8/22
東京発23:10→大垣着5:05 7/25~8/23

ムーンライト信州81号

新宿発23:54→白馬着5:40
7/17.18.24.25.31、8/1-8.14.15.21.22.28、9/4.11.18.19.25

18きっぷのお供の定番「ムーンライトながら」は185系で昨年と同じ一ヶ月程度の運行です。「ムーンライト信州」は一週間ほど運行開始が遅くなる以外は、去年とほぼ同じで189系での運行です。

上野東京ライン関連

特急 踊り子115号: 大宮発11:26~伊豆急下田着14:48/修善寺着14:06 8/13-15
特急 踊り子114号: 伊豆急下田発15:07/修善寺発15:39~大宮着18:20 8/15.16

春に開業した上野東京ラインですが、春の臨時で運行した「我孫子発着の特急踊り子」「651系を使ったぶらり横浜・鎌倉号」「大船発着のきぬがわ」のほかに、「大宮発着の特急踊り子」が新たに運転をします。

常磐線特急は品川発着へ変更されましたが、国営ひたちなか海浜公園で夏に開催する「ROCK IN JAPAN FES」への臨時列車は、昨年と変らず上野駅発着での運行です。

磐越線485系運行

快速 会津ふるさと夏休み号(全車指定)

郡山発11:19→合津若松着12:28/会津若松発15:39→郡山着16:54 8/12.13.15.16 

快速 会津まつり号(一部指定)

郡山発9:22→合津若松着10:37/会津若松発15:39→郡山着16:54 9/21-23

今年のダイヤ改正で磐越線を走る「あいづライナー」から撤退した485系ですが、8月と9月に快速列車として運転されます。快速なので指定席を予約して、18きっぷを使って行くのも良いと思います。

新潟三セク乗り入れ

快速 妙高高原散策号(全車指定)

新潟発7:39~妙高高原着10:51/妙高高原発16:20~新潟着19:34 9/26.27

快速 大地の芸術祭号(全車指定)

新潟発7:39(8:03)~まつだい着10:12/まつだい発17:34~新潟着20:11
※7/26 は( )の時刻で運転

7/26、8/22.23は485系NO.DO.KAを使った大地の芸術祭ひまわり号
8/8.9、9/13はHK-100系を使った大地の芸術祭ゆめぞら号

北陸新幹線開業で信越線からえちごトキめき鉄道になりましたが、春同様に485系が乗り入れます。快速「妙高高原散策号」は485系 NO.DO.KAを使っての運転です。

北越急行乗り入れの臨時列車も運転されます。7月26日~9月13日に越後妻有地域で行われる大地の芸術祭に併せての臨時です。特急「はくたか」が廃止されダイヤに余裕が出来たための臨時だと思いますが、冬のスキーシーズンにも臨時が運転されるかは注目です。また、北越急行の車両HK-100形が新潟駅へ乗り入れるのも、珍しい運用です。

開業記念列車

快速 宇都宮線開業130周年記念号(全車指定)

大宮発10:06~宇都宮11:43 7/18 EL+旧型客車5両
宇都宮発11:44~大宮着13:30 7/19 DL+旧型客車5両

快速 吾妻線70周年記念号(全車指定)

高崎発9:16~長野原草津口着12:06/長野原草津口発16:20~高崎着18:00
8/1.2 DL+12系5両+DL

快速 つばさリレー号 (全車指定)

秋田発9:48~新庄着12:07/新庄発15:53~秋田着18:34 9/12.13 485系

奥羽本線全線開通記念号(全車指定)

湯沢発7:55~青森着12:39 9/12 583系
青森発13:12~湯沢着17:44 9/13 583系

快速 大糸線100周年号(全車指定)

松本発11:25発~信濃松川着12:11/信濃松川発14:35~松本着15:19 9/26.27 E351系

宇都宮線開業130周年を記念しての臨時列車の運行です。水上方面へのSL運行の関係でEL牽引の客車快速が週末によく走る高崎線と違い、宇都宮線方面での運行はあまりありません。しかも、今回はDL牽引の旧型客車も運行するので、普段なかなか見れないものが見れそうです。

吾妻線は開業70周年を記念しての運行です。普段客車を使った臨時列車はあまり運転されないので、珍しい列車です。編成のイメージ的には昨年運行された八高線の臨時列車と似た感じになりそうです。

奥羽本線全通110周年を記念しての運行です。在来線時代の特急「つばさ」をイメージしてか、秋田発着の「リレーつばさ」が運行されます。もう一つの臨時列車は「湯沢~青森」間を走る臨時列車です。中途半端な印象も受けますが、何か元ネタとなった列車はあるのでしょうか?

大糸線では、「北松本~信濃松川」間開業100周年を記念しての運行です。


以上私が個人的に気になった列車をピックアップしてみました。間違いが無い様にしたつもりですが、間違いがありましたら申し訳ありません。この他にも沢山の臨時列車があるので、JR東日本ホームページより確認してみてください。それでは早めの計画で良い旅を!

2015年5月20日水曜日

西武3編成新造・相鉄は無し 2015年度事業計画より




2015年5月19日に発表された西武鉄道「2015年度 鉄道事業設備投資計画」と相模鉄道「平成27年度 鉄道・自動車設備投資計画」より、車両関係とホームドアについて紹介します。

西武鉄道は3編成新造

西武池袋線池袋駅停車中の西武30000系
今年度も増備される30000系

今年度の新造は30000系通勤車両を10両×2編成と8両×1編成で、計28両の新造です。この数は去年の新造編成と同じとなります。西武鉄道は30000系を2014~2016年の3年で64編成の新造を予定しているので、来年度は8両新造の見込みです。

通勤電車の新造が来年度はこれだけ絞られるということや、2月に発表された「西武グループ中期事業計画(2015~2017年度)」にて新型特急・観光列車の導入という文字があったことを考えると、近いうちに何か発表があるかもしれません。

昨年度に引き続き6000系ドア上への液晶モニタ設置が、5編成に行われます。これにより新宿線を走る6000系にはLCD取り付けが完了します。

今年度から池袋駅へのホームドア設置が開始されます。今年度は2番線ホームへの設置で、全てのホームの設置完了は2017年度末の予定です。

※2015.06.16追記
観光電車について発表がありました。
西武鉄道 首都圏初のレストラン観光電車発表

相模鉄道は新造なし

今年度も新造はなく、車両の更新のみとなります。

9000系はドア上の案内用LED表示機を液晶モニタへ、車両側面の行先表示器をフルカラーL
EDに更新します。座席についてもバケットシート化や袖仕切りが新設されます。

8000系はVVVFインバーターとSIVの更新を行います。更新理由としては、未然に故障を防ぐためと冷房装置の大型化に対応のためとあります。なので、冷房装置の交換が今後行われる可能性があります。

これらとは別に車種などの指定はなく、車内のLED照明化が行われます。去年度は10000系1編成、9000系6編成、8000系8編成の計15編成に行われたので、今年度も同じような感じで更新が進むと思われます。

こちらも今年度から横浜駅へホームドアの設置が行われます。今年度は3番線に設置がされます。

この記事では車両について紹介しましたが、西武・相鉄ともに車両以外のことも記載してあるので、興味ある方はホームページよりの見ることができます。

2015年5月19日火曜日

山陽電車新型6000系導入 3000系は置き換えへ




2015年5月19日に山陽電気鉄道は3000系置き換えようとして、新型車両6000系導入を発表しました。

6000系について

3000系の置き換え用として、3両×2編成の計6両が2015年度は導入されます。1997年から2000年にかけて導入された、5030系以来の新型車両です。製造は前回同様に川崎重工が行います。

VVVF、全閉外扇型誘導電動機(一般的な構造の交流モーター)やフラット防止機能付きブレーキを採用など、特別な新技術の採用はなく堅実な設計のようです。編成は「Mc-T-Mc」の組み合わせで、現在保有する編成では採用されていなかった、先頭車両端がM車の組み合わせになっています。車体はアルミ製です。近年西日本を中心に進んでいる編成どうしを連結した際に取り付けられている、先頭車両への転落防止ホロも取り付け可能な構造にします。

車内について特筆する点として、一般的な車両より多い全車両への車椅子・ベビーカースペース設置と、山陽電鉄では初の全車両へのラインフローファン(車内の空気を循環させるためのファン)があります。

営業運転は来春の予定で、普通列車から直通特急までと広い運用につく予定です。なので、将来的には、阪急・阪神と他社線でも見ることが出来そうです。

置き換え対象として明言された3000系ですが、1964年から導入を開始した非常に古い車両です。現在発表されているのは2編成の導入ですが、今後も継続して多くの車両が置き換えられていくと思われます。

M車・・・モーターがついている車両

JR東日本 初の電気式気道車投入・公募について詳しく解説




2015年5月19日にJR東日本は新潟・秋田地区へ新型電気式気道車を投入すると発表しました。

奥羽本線秋田駅停車中のJR東日本キハ40系
置き換え対象と思われる
秋田地区のキハ40系

新型車両概要

最高速度: 100km/h
主発電機: 290kw
主電動機: 95kw
エンジン出力: 331kW(450PS)/2,100rpm

投入数: 1両編成×19編成、2両編成×22編成、計63両
投入時期(新潟地区): 2017~2019年度
投入時期(秋田地区): 2020年度

投入路線(新潟地区)

羽越本線(新津~酒田)、信越本線(新津~新潟)、米坂線 (米沢~坂町)、磐越西線(会津若松~新津) 

投入路線(秋田地区)

津軽線 (青森~三厩)、五能線 (東能代~川部)、奥羽本線(秋田~東能代、弘前~青森)

解説

今回投入されるのはハイブリッド気道車ではなく、新型電気式気道車です。仕組みとしてはディーゼル発電機で発電した電気を使い、モーターを駆動する方法です。国内ではJR貨物所有のDF200形ディーゼル機関車が採用している方式です。構造的にはハイブリッド気道車から、蓄電池を抜いたものになると思います。

この方式を採用するメリットは電車の技術を流用することができ、部品などの共通化が可能になることです。逆にデメリットしては、従来の気道車との連結が出来なくなることです。技術的にはJR北海道がキハ201系気道車と731系電車で連結を行っているので可能だと思いますが、通常の気道車との併結機能はコストが上昇する可能性が高いので、連結は想定しないものになると思います。

車両の部品については八戸線と同じように公募が行われます。なので、公募用に公開されているデータから想定・要求している仕様を知ることができます。

車体は軽量ステンレス製です。発電用のエンジンですが、キハE130系やJR東日本のハイブリッド気道車とほぼ同じものを想定しているようです。モーターに関しても1両95w×2となっていて、ハイブリッド気道車と同じ構成です。

部品納入予定次期として、先行納入が2017年9月からの3両分、2019年3月から60両分の納入を求めています。そのあたりを考えると、先行3両が2018年1~3月、残り60両が2019年6月以降に登場するようです。

置き換え対象としてはキハ40系が中心となるようです。ただし、従来のディーゼル式の車両とは共通運用が難しくなる可能性が高いので、キハ110やキハE130を含めた配置転換が起こる可能性があると思います。

現時点では63両の投入となっていますが、将来的には150~250両(今回の63両は含む)の投入を検討しているとも発表しています。

先に少し触れましたが、車両の導入発表と同時に公募の発表も行われました。公募はJR東日本が支給する、「ブレーキディスク・ブレーキライニング・列車無線・ATS」以外で行われ、車両全体から台車や車体などのパーツ単位の「設計・製造・保守(40年以上)」についての提案を、国内外から受け付けます。

JR北海道も導入へ

JR北海道もキハ40置き換え用として同じ仕様の車両を導入すると発表しました。詳しくは関連記事のほうをお読みください。

※関連記事
JR東日本が八戸線キハ40置き換え車両を公募 その狙いは?
JR北海道新型気道車の概要発表 JR東日本と共通化へ
JR東日本 新型蓄電池車EV-E801系男鹿線へ投入

2015年5月18日月曜日

地元検討会富士山登山鉄道を提言 実現するか?




2015年5月18日に山梨側の地元自治体などが参加する「世界遺産 富士山の環境と観光のあり方検討会」で、富士山に登山鉄道を作るべきと提言したことから、現状の状況やどういった計画かを紹介したいと思います。

河口湖駅で発車を待つJR東日本189系ホリデー快速
新宿駅から直通運転をする
ホリデー快速富士山

富士山の状況

山梨側の登山口の状況として五合目につながる有料道路「富士スバルライン」は、夏場は排ガス規制のためにマイカー規制を行っていて、環境に配慮した天然ガス車を使ったシャトルバスや観光バスだけに限って通行を認めています。

それでも夏場は1日あたり300台程度のバスが通行し、半数にあたる観光バスの排気ガスによる森林への影響が懸念されています。その他にも、夜間に道路際へ不法投棄を行なわれるなどの問題も発生しています。

登山鉄道概要

登山鉄道の概要としては「富士スバルライン」に沿って、麓から五合目まで鉄道を整備するというものです。

これによって道路の通行を緊急車両など必要最低限の自動車だけに制限することで、排ガスや不法投棄減らすことが可能になるだけでなく、冬季も五合目までの交通手段を確保することが出来ます。今まで難しかった冬季の交通手段を確保することで、年間を通して観光を行えるようにすることも考えています。

富士急線は私鉄でありながらJRとの積極的な乗り入れを行っている路線で、成田空港からの直通特急や東京駅からの通気電車などが乗り入れています。もし、線路を近くを走る富士急線まで延伸することが可能であれば、都心や成田空港からのアクセスも大幅に向上することができます。

さらに、建設時にも付帯設備として今の状況では不十分になったインフラの増強も、一緒に行うことも検討しています。

実現するかはこれから

地元自治体も参加している検討会ではありますが、具体的な話への第一歩がやっと始まったにすぎません。実現するためには、今後の更なる話し合いが必要になります。この検討会に参加しているのは地元自治体だけでなく、環境優良車普及機構・富士急・JR東日本・ANAなどの各方面からの参加者がいます。そういった自治体以外からの協力も鍵となりそうです。

素人目にはどの程度実現・必要性があるか判断しずらいところですが、一鉄道ファンとしては面白い路線になりそうなので、是非建設してもらいたいところです。

2015年5月14日木曜日

東急2015年度事業計画発表 ホームドア設置駅も新たに判明




2015年5月13日に東急電鉄は「2015年度の鉄道事業設備投資計画」を発表しました。内容としては去年と概ね同じなので、簡単に解説したのちホームドアについて掘り下げようと思います。

東武東上線和光市駅停車中の東急5000系

事業計画概要

・ホームドア設置、6扉車置き換え
・踏切の障害物検知器の3D式への交換
・高架橋、盛土、擁壁の耐震補強
・駅の利便性向上

内容としては昨年と概ね同じです。ホームドアは後述するとして、踏み切りについてから紹介します。

障害物検知器を光学式からより多くの面積をカバーできる3D式への更新を「妙蓮寺~白楽駅」間で、新設を「緑が丘~自由が丘駅」間で行います。今後もこどもの国線・世田谷線を除く、全ての踏切へ導入予定です。

渋谷駅のステーションコンシェルジュの増員・案内用タッチパネル端末7台が導入予定です。また、用賀駅と宮前平駅へのエスカレーター新設と、菊名駅のエレベーター増設を行います。鷺沼駅、たまプラーザ駅ではホームの屋根の延伸工事が行われます。

今年度のホームドア設置について

2015年1月9日にホームドアをこどもの国線と世田谷線を除く、全64駅の設置を2020年に前倒しして行うと発表しました。2015年1月現在の発表で導入予定64駅のうち導入済みは、4駅に止まっています。

今年度中に工事に着手するのは10駅で、既に発表されているのは東横線「都立大学・新丸子・元住吉・大倉山・菊名(下り)」、田園都市線「宮前平」、大井町線「溝口」となっています。

東急では混雑の激しい田園都市線にて6扉車の運行をおこなっていますが、ホームドア設置の妨げになるため45両を4ドア車へ置き換えます。こちらも今年度からの実施となります。

あと5年で61駅への導入なので毎年10数駅の導入が必要になるわけですが、田園都市線は6扉車の置き換えが完了するまでホームドアを使用するのが難しい状況です。逆に東横線と大井町線はホームドアの設置が済んでいる駅もあり、使用を開始しています。

なので、今年度と来年度は東横線と大井町線を中心にホームドアの設置を行い、6扉車の置き換えが完了しているであろう数年後に田園都市線へ設置を集中して進めていくと思います。ちなみに東横線と大井町線の未設置駅が33駅なので、2年ちょっとで全駅へ導入完了してしまうのではないかと思います。

また、東京メトロの話になりますが、半蔵門線は乗り入れ先と協議をしたうえでホームドアの早期設置を検討すると発表しているので、6扉車の置き換えペースなども関わってきそうです。

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東京メトロ 2015年度事業計画発表

2015年5月13日水曜日

京成電鉄2015年度事業計画発表 新造は2編成




2015年5月13日に京成電鉄は計111億円に及ぶ、平成27年度鉄道事業投資計画を発表しました。その中からピックアップして紹介したいと思います。

車両関係

荒川橋梁を渡る京成3000形
今年度も増備予定の3000形

・3000形2編成新造
・3000形への風量調整板の設置
・3700形2編成LED照明化
・クーラーの冷媒交換

車両の新造は3000形2編成となります。昨年度が8両×2編成だったのに対し、今年度は6両×2編成になります。基本的に昨年の新造車と同じ仕様のようですが、後述する風量調整板があらかじめ設置されます。

冷房使用時の車内温度を均等化するために、車両中央にある冷房吹き出し口に風量調整板を全ての3000形へ設置します。

冷房に使われている冷媒をオゾン層を破壊しにくいものへ変更と、2014年度から始まった3700形車内のLED照明化は、今年度も引き続き実施されます。LED照明化については、昨年より1編成減った8両×2編成に実施されます。

地上設備関係

・押上線、千葉線、東成田線のC-ATS使用開始
・耐震補強工事
・法面工事
・高架化工事
・線路、電気設備などの更新など

2008年度より導入しているC-ATS(デジタルATS)の区間拡大が今年度も行われます。昨年度は本線の「京成高砂駅~八千代台駅」間への導入が行われ、本線全区間での導入が完了しました。今年度は押上線、千葉線、東成田線で実施されます。これにより京成全線の9割が完了するほか、非導入区間は2017年度導入予定の千原線のみとなります。

駅舎・高架橋柱・トンネル中柱の耐震補強が進められていますが、トンネル中柱については今年度で全線完了する予定です。また、耐震補強に併せて行われていた京成津田沼駅の駅舎改良も完了します。

その他にも書かれていることがあるので、気になる方は京成電鉄ホームページをご覧ください。

あとがき

京成電鉄については詳しくないので、プレスの要約程度しか書けないのが残念なのですが、置き換え対象車と冷房の調整板は気になりました。

14年度は3300形が置き換えにより全廃となりましたが、今年度からはどんな車両が置き換えられていくのか気になります。

風量調整板のことですが、近年の鉄道車両は車内の空気循環を考慮した作りになっているので、後付でそういったものは必要ないと思うのですが、どういったものが取り付けられるかも興味深く感じます。

仙石東北ラインHB-E210系展示会実施




2015年5月13日にJR東日本仙台支社は仙石東北ライン用として、5月30日より運行を開始する予定のHB-E210系の展示会を実施すると発表しました。

展示会について

仙台駅展示会

開催日: 2015年5月16日
定員: 先着300名
開催場所: 仙台駅4番線ホーム
展示時間: 15:00~15:30/15:30~16:00/16:00~16:30

石巻駅展示会

開催日: 2015年5月17日
定員: 先着300名
開催場所: 石巻駅4番線ホーム
展示時間: 11:10~11:40/11:40~12:10

展示会は日程を1日ずつずらして、仙石東北ラインの始発である仙台駅と、終点である石巻駅で行われます。一般向けの展示は、これが初めてだと思います。

各駅ともに定員は先着300名で、30分ごとに区切り展示が行われます。受付は各展示の30分前に行われる予定です。

展示会自体は無料ですが、駅構内に入るための入場券・乗車券・定期券などは、各自用意する必要があります。

HB-E210系について

5月30日より運行を開始する仙石東北ラインは、仙石線の全線復旧にあわせて「東北線塩釜~仙石線高城町」間に新設された短絡線を利用し、今までよりも早く「仙台~石巻」間を結びます。

HB-E210系は仙石東北ライン用として導入された2両編成の新型車両です。JR東日本子会社である総合車両で製造されました。各線の電化方式の関係などでハイブリッド方式を採用しているほか、JR東日本のハイブリッド車両では初の近郊タイプ3扉車となります。

※関連記事

2015年5月12日火曜日

南海電鉄6月13日から旧塗装のサザンを運行開始




2015年5月11日に南海電鉄は創業130周年と今秋の7000系引退を記念して、6月13日より緑色の旧塗装で特急「サザン」を運行開始すると発表しました。

旧塗装の運行について

使用車両: 10000系4両+7000系4両
運行区間: 「難波~和歌山市・和歌山港駅」間
運行期間(7000系): 2015年6月13日~9月
運行期間(10000系): 2015年6月13日~2016年3月
ヘッドマーク掲出期間: 2015年6月13日~8月末

創業130周年と今秋の7000系引退を記念して「懐かしの緑色の特急サザン」として、7000系と1000系が1編成づつ旧塗装に変更されます。10000系も7000系も現在は青と黄色の帯の入ったデザインですが、これは1990年はじめ頃に緑を中心とした旧塗装から変更されたものです。

7000系は1960年代前半から製造の始まった古い車両のため以前から廃車が進んでおり、今秋で運行終了の予定です。そのため運行期間は10000系が2016年3月までなのに対し、7000系は9月までの運行となります。新型通勤電車の8300系が秋ごろからの運行予定なので、入れ替わりになりそうです。

1日あたりの運行本数は5往復程度になっています。基本的に「難波~和歌山市」間での運行になりますが、週に1~2往復が「難波~和歌山港駅」間での運行となります。また、特急「サザン」のどの運用に入るかは、南海電鉄ホームページの旧塗装列車運行の記念企画紹介ページで確認することが出来ます。

列車の運行のほかにも6月13日より難波駅サービスセンターにて、7000系の鉄道コレクションや10000系・7000系のキーリング、10000系・7000系のクリアファイルが発売される予定です。どちらも限定品で売り切れ次第終了と記載があるので、気になる方は早めにチェックすることをお勧めします。

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