2015年6月5日金曜日

北陸新幹線 少しづつ変る利用者の流れ




開業して3ヶ月ほど経った北陸新幹線の利用者について、様々な点からどういった傾向になっているか紹介します。

東京駅へ到着するE7系新幹線

元々は6割が飛行機

従来は「金沢~東京」間の場合は、鉄路も空路も4時間程度の時間がかかっていましたが、空路が6割ほどの利用で勝っていました。

しかし、北陸陸新幹線が開業すると2時間半で東京まで結ぶようになり、時間では空路が大幅に不利になってしまいました。そこで航空会社は事前予約の割引額大きくしました。これにより通常運賃では新幹線より割高であるものの、割引運賃では新幹線を下回るようになりました。空港までの交通費を含めた場合では、「金沢~東京」間では新幹線に劣りますが、「富山~東京」では空路のほうが割安です。

変る流れ

そうしたなかで、富山県は県職員に空路の利用を求めるようにしました。これは運賃の安いほうを利用して経費削減をするほか、空路の利用者数減少で減便や撤退を防ぐためです。一方金沢県や市は新幹線のほうが安いということで、基本的には新幹線利用となっています。

また、石川県経営者協会の調査によるアンケートに答えた141社中、11.4%にあたる16社が新幹線利用を優先・優先する予定だと回答しました。

富山空港は地方空港としては便利なほうだと思いますが、それでも町の中心にあり旧北陸本線に接する富山駅よりは利便性に劣るということなのでしょう。また、小松空港は自衛隊と共用している関係で、空港がいきなりなくなることはありません。そういった事情も自治体の動きに影響したのではないでしょうか。

GWは新幹線好調

GW中の利用者は北陸新幹線開業で優位に立ったJRは、金沢支社管内の利用者が59%の増加しました。一方空路は小松空港と富山空港3割程度利用者が減りました。ただし、空路は飛行機を以前より小さいものへと変更したため、搭乗率では7割程度で以前より改善しています。

今回のGWは新幹線開業で北陸地域への注目が非常に高まっていたので、本来の数字とは違うようです。今年の秋にはJRの北陸ディスティネーションキャンペーンが開催される予定なので、まだ正確な数字を判断するのは難しそうです。それでもおおまかな流れとしては、新幹線へ流れているといえそうです。

鉄道ファンとしては新幹線が栄えるのは嬉しいことですが、交通機関同士の共存という点では悩ましい問題に感じます。

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