2015年7月17日金曜日

さよなら北斗星の旅 海峡線・青函トンネル編




北斗星乗り収めの旅について紹介します。前回の本州編Part2に引き続き海峡線・青函トンネル編について紹介したいと思います。

北斗星と新幹線がすれ違う!

津軽線から見える北海道新幹線の高架
北斗星から見える北海道新幹線の高架橋
津軽線内より

連結から約2時間後の4:15分頃に青森駅を出発します。「青森~函館」間は進行方向が変っての運転となります。青森駅を出ると青函トンネルへ続く津軽線へ入ります。10分も走ると田園地帯に入り、進行方向左手には北海道新幹線の高架橋が見えてきます。北斗星を撮影するために、多くの鉄道ファンも沿線でカメラをかまえていました。

そしてさらに15分ほど経つと、進行方向右手に陸奥湾から上る太陽を見ることが出来ます。朝早い時間にもかからわらず、多くの方が景色を眺めていました。

海岸沿いから内陸へ戻るとすぐに蟹田駅へ停車します。この駅でJR東日本とJR北海道の乗務員が交代します。最近まで走っていたトワイライトエクスプレスにカシオペアや急行はまなすと、青函トンネルを越える全ての列車で乗務員交代が行われます。

今度は新幹線との合流アプローチが見えてきました。蟹田駅を出発して15分程過ぎた5:00頃に津軽今別駅を通過します。この駅は本州でありながらJR北海道管轄の唯一の駅です。北海道新幹線開通後は在来線の駅としては役目を終え、新幹線の駅となります。そのためホームは仮設ホームになっています。急行はまなすが通常ダイヤの運転日の場合、この駅の前後で下り北斗星とすれ違います。

通過する際によーく駅を眺めていると、驚くことに新幹線H5系が停車していました。深夜試験を終えた後に津軽今別駅へ留置しておくことがあるのは知っていましたが、実際見ると違った感想が生まれます。北斗星がまもなく廃止されることを考えると、隣りの線路に新幹線が停まっているなんてのは今だけのものです。本当に良い思い出になりました。

青函トンネルへ突入

津軽今別駅を通過するとすぐに、いよいよ北海道へ向けて青函トンネルへ進入します。青函トンネルに入ると基本的には真っ暗で外は何も見えません。たまに本州へ向かう貨物が横をすれ違う程度です。

ただ、二箇所ほど明るくなっているポイントを通過します。それは竜飛海底駅と吉岡海底駅です。この二つの駅は非常時に備えて作られた非常用の海底駅で、本州と北海道の端っこに位置しています。以前は観光目的で見学出来るように停車する列車もあったのですが、北海道新幹線運行に備えて停車列車はなくなってしまいました。しかし、万が一に備えていつでも停車できるように灯りをつけて待っているというわけです。

北海道上陸

青函トンネルを40分ほど走ると山の中にでます。あまり実感は湧きませんが、これで北海道へ上陸です。トンネルを抜けて少し走ると新幹線との分岐アプローチを通過し江差線へ入ります。

江差線は海の横を走る路線で、津軽海峡や函館湾がよく見えます。海辺をよく見ていると昆布が干してあったり、北海道らしさも感じます。

しばらくは海沿いで人気の少ないところを走りますが、一時間もすると住宅が増えてきます。いよいよ函館に近づいてきた証拠です。ここでの次のイベントに備えてカメラの準備に入ります。

最終回北海道編へ続く
さよなら北斗星の旅 出発編(第1回)
さよなら北斗星の旅 本州編Part1(第2回)
さよなら北斗星の旅 本州編Part2(第3回-前回)
さよなら北斗星の旅 北海道編(最終回-次回)

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