2015年7月23日木曜日

京王 8000系全車両VVVF更新など省エネ対策発表




2015年7月23日に京王電鉄は8000系のVVVF更新や車内照明のLED化推進や、二駅分の駅舎補助電源装置の設置を発表しました。

更新の時期を迎える8000系

8000系244両のVVVFインバーターを、2015年から2023年までの間に更新すると発表しました。

8000系は1992年から1999年にかけて製造された車両です。以前からパンタグラフの換装やドア上LEDの設置、行き先表示機のフルカラーLED化など、小規模な更新は行われてきました。2014年からは中間運転台の客室スペース化など、大規模な改造も行われているのなかでの全車両VVVF更新の発表です。

明確な寿命というのがあるわけではありませんが、VVVFはある程度の年数が過ぎたあたりで新型に交換する場合が多いです。理由としては半導体を使用しているため、メーカーがある程度の期間を過ぎると製造を打ち切ったり、交換することで省エネ性などの性能向上が見込める場合があります。

8000系の場合登場から15年近く経過し、GTO素子の生産中止などもあったので機器更新を考えても良い頃合でした。8730編成や8729編成では、東芝・日立と二社のインバーターを一編成に組み込みキメラ編成として運用を行っていしたが、現在は8730編成が日立製インバータ・8729編成が東芝製インバーターの編成になっています。なので今後一社に絞るのか、二社から平行して供給を受けるのか注目です。

今回の新型インバーター導入で抵抗制御車と比べると68%の消費電力削減とあります。更なる消費電力低減を目指すならSiCを採用したインバーターが考えられますが、東芝・日立はSiCを採用した鉄道向けVVVFの採用は今まで無かったと思うので、そのあたりも注目です。

LED化も推進

2018年度までに京王線588両へ、2015年度中に井の頭線145両の車内照明をLED化するとも発表しました。LED化自体は以前から進めていたので、以前行った分を含めない数字のようです。

従来の蛍光灯比で57%、年間の電力削減量は一般家庭400軒分の150万kWhを見込んでいます。

駅舎補助電源装置は二駅に設置

駅舎補助電源装置は回生ブレーキで生じた電力を貯めて、駅の照明やエスカレーターで使用する装置です。2014年に東府中駅へ導入され、2015年3月から稼動しました。この装置を2015年度に高幡不動駅へ、2016年度に北野駅へ設置し、年間48万kWhの電力削減を見込んでいます。

48万kWhという数字は、高幡不動駅へ導入した装置が年間24万kWhの削減なので、2駅合わせての数字のようです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もうキメラ編成は消滅し
8729fが東芝
8730fが日立
になっています

ttmjrm さんのコメント...

貴重な情報を有難うございます。
二社のインバーターを一編編成に組み込んだ編成はあまりありませんし、キメラ編成が無くなってしまって趣味的にはちょっと残念ですね。

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