2016年11月6日日曜日

銀座線2区間で11月に終日運休 珍しい逆走運転も




東京メトロは2016年9月13日に銀座線二区間で切り替え工事のための運休を行うと発表しました。

溜池山王行きの銀座線1000系電車
臨時で設定された
溜池山王止まりの電車


運休は2区間で計2回4日間

・渋谷~表参道 間
・青山一丁目~溜池山王 間

今回運休になるのは「渋谷~表参道」間と「青山一丁目~溜池山王」間で、11月5~6日と11月19~20日の計2回4日間を予定しています。万が一諸事情で工事が中止になった場合は、11月12~13日と11月26~27日に工事が実施される場合があります。

運休にならない「表参道~青山一丁目」間と「溜池山王~浅草」間では、運転時刻・本数を変更して運行します。

時間帯にもよりますが「表参道~青山一丁目」は12~22間間隔での運転、「溜池山王~浅草」間が3~15分間隔での運行となります。また、他社線での振り替え輸送も実施される予定です。

運休の理由は渋谷駅の工事

今回の運休の理由は渋谷駅の大規模工事のためです。渋谷駅では東急・JR・東京メトロの3社も含んだ大規模な改良工事を実施しています。その一環で銀座線渋谷駅のホームも、移設した上で新設されます。そのために必要なスペースを確保するために線路を若干移動させるのですが、そのための線路切り替え工事のために運休となります。

珍しい逆走運転も

「浅草~溜池山王」間の動画

「浅草~溜池山王」間については、行先こそ珍しいものの一般的な方法で折り返し運転が行われました。浅草駅については元々終着駅であるのでいつも通り方法でした。溜池山王駅については浅草から到着した列車は溜池山王渋谷寄りにあるポイントで転線したのちに、反対側ホームから発車していきました。

「表参道~青山一丁目」間の動画

一方「表参道~青山一丁目」間では、珍しい運行方法が行われました。「表参道~青山一丁目」には転線するためのポイントがないため、一般的な折り返し運転が行えません。なので、渋谷方面と浅草方面にそれぞれ列車を一編成づつ配置し、単線扱いによる折り返し運転が行われました。

例えば浅草方面B線の列車の場合、表参道を発車し青山一丁目に到着します。ここで客扱いをせずに、表参道まで逆走して回送します。そして表参道に到着後、青山一丁目行きとして再度客扱いをします。反対方向の渋谷方面は、この手順とまったくひっくり返しのことをします。

なので、お客さんにとっては表面上は。いつも通り運転しているように見えます。しかし、実際は複線を単線扱いにして2編成の電車を使い、本来の方向と同じ場合は客扱いして、逆方向の時は客扱いせずに回送して、いつも通りにみせかけているだけなのです。

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