2015年5月19日火曜日

JR東日本 初の電気式気道車投入・公募について詳しく解説




2015年5月19日にJR東日本は新潟・秋田地区へ新型電気式気道車を投入すると発表しました。

奥羽本線秋田駅停車中のJR東日本キハ40系
置き換え対象と思われる
秋田地区のキハ40系

新型車両概要

最高速度: 100km/h
主発電機: 290kw
主電動機: 95kw
エンジン出力: 331kW(450PS)/2,100rpm

投入数: 1両編成×19編成、2両編成×22編成、計63両
投入時期(新潟地区): 2017~2019年度
投入時期(秋田地区): 2020年度

投入路線(新潟地区)

羽越本線(新津~酒田)、信越本線(新津~新潟)、米坂線 (米沢~坂町)、磐越西線(会津若松~新津) 

投入路線(秋田地区)

津軽線 (青森~三厩)、五能線 (東能代~川部)、奥羽本線(秋田~東能代、弘前~青森)

解説

今回投入されるのはハイブリッド気道車ではなく、新型電気式気道車です。仕組みとしてはディーゼル発電機で発電した電気を使い、モーターを駆動する方法です。国内ではJR貨物所有のDF200形ディーゼル機関車が採用している方式です。構造的にはハイブリッド気道車から、蓄電池を抜いたものになると思います。

この方式を採用するメリットは電車の技術を流用することができ、部品などの共通化が可能になることです。逆にデメリットしては、従来の気道車との連結が出来なくなることです。技術的にはJR北海道がキハ201系気道車と731系電車で連結を行っているので可能だと思いますが、通常の気道車との併結機能はコストが上昇する可能性が高いので、連結は想定しないものになると思います。

車両の部品については八戸線と同じように公募が行われます。なので、公募用に公開されているデータから想定・要求している仕様を知ることができます。

車体は軽量ステンレス製です。発電用のエンジンですが、キハE130系やJR東日本のハイブリッド気道車とほぼ同じものを想定しているようです。モーターに関しても1両95w×2となっていて、ハイブリッド気道車と同じ構成です。

部品納入予定次期として、先行納入が2017年9月からの3両分、2019年3月から60両分の納入を求めています。そのあたりを考えると、先行3両が2018年1~3月、残り60両が2019年6月以降に登場するようです。

置き換え対象としてはキハ40系が中心となるようです。ただし、従来のディーゼル式の車両とは共通運用が難しくなる可能性が高いので、キハ110やキハE130を含めた配置転換が起こる可能性があると思います。

現時点では63両の投入となっていますが、将来的には150~250両(今回の63両は含む)の投入を検討しているとも発表しています。

先に少し触れましたが、車両の導入発表と同時に公募の発表も行われました。公募はJR東日本が支給する、「ブレーキディスク・ブレーキライニング・列車無線・ATS」以外で行われ、車両全体から台車や車体などのパーツ単位の「設計・製造・保守(40年以上)」についての提案を、国内外から受け付けます。

JR北海道も導入へ

JR北海道もキハ40置き換え用として同じ仕様の車両を導入すると発表しました。詳しくは関連記事のほうをお読みください。

※関連記事
JR東日本が八戸線キハ40置き換え車両を公募 その狙いは?
JR北海道新型気道車の概要発表 JR東日本と共通化へ
JR東日本 新型蓄電池車EV-E801系男鹿線へ投入



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