2015年2月28日土曜日

仙石線全線復旧後のダイヤ概要発表




JR東日本仙台支社は仙石線の全線復旧に合わせて2015年5月30日より仙石線と東北線・石巻線の一部ダイヤを改正しました。

ダイヤ要点

・仙石線全線運転再開
・仙石東北ライン運行
・あおば通発着の快速廃止
・高城町~石巻間は震災前と同じ本数へ
・臨時快速の廃止
・運賃がお安くなる場合も

解説

ダイヤ改正と全線復旧の2015年5月30日に行われました。運休していた「高城町~陸前小野」駅間が運転を再開します。これにあたり「陸前大塚~陸前小野間」は内陸側へ移設されました。

ダイヤ改正に合わせて東北本線塩釜駅から仙石線高城町駅へ抜ける短絡線が建設され、「仙台駅~東北本線~短絡線~仙石線~石巻駅」という経路の列車が設定されます。この経路で仙台から石巻へ向かう列車は「仙石東北ライン」という名称で運行されます。

仙石東北ライン停車駅
仙石東北ライン停車駅


「仙石東北ライン」の停車駅は3つのパターンがあり、「仙台~高木町まで各駅停車で、そこから石巻まで快速になる列車」が上り7本・下り6本、「仙台~石巻間で快速の列車」が上り7本・下り6本、「仙台~石巻間を3駅しか停車しない特別快速」が1往復運転されます。

これに合わせて現在5往復運行しているあおば通り発着の快速が全て各駅停車へ変更となります。この変更で快速停車駅は所要時間増・快速通過駅では運行本数増のメリット・デメリットが発生します。

仙石東北ラインを合わせた「高城町~石巻」間の運行本数は33往復で、震災前と同じになります。

全線再開に合わせて運休区間を避けるために「仙台駅~東北本線~小牛田駅~石巻線~石巻駅」経由で1日2往復運行されている臨時快速が5月29日で運転を終了します。

内陸部への移設と仙石東北ラインの運転により「仙台~高城町~石巻」間の運賃が安くなります。詳しくは以前書いたちょっとお安く 仙石・石巻線運行再開で特例設置などをご覧下さい。

今回の発表はJR東日本仙台支社HP内お知らせに平成27年2月26日掲載の 【プレスリリース】“2015年5月ダイヤ改正について”を掲載しました。をご覧下さい。

※関連記事
JR東日本 仙石線全線再開と仙石東北ラインの運転を開始


500mでお得・損する? 北森駅移設




2015年2月27日にJR東日本盛岡支社は花輪線「北森駅」を2015年3月14日に移設すると発表しました。

北森駅移設について

岩手県八幡平市の新市庁舎が2014年11月に花輪線の「北森駅」付近の線路沿いに建設されました。そのため、市庁舎への利便性を確保するために「北森駅」を好摩寄りへ500m移設することになりました。これに合わせて同駅の「南北自由通路」も使用開始されます。

旧駅北森駅は1面1線に簡素な駅舎のある無人駅でしたが、新駅も1面1線の無人駅というのは引き継ぐものの、市庁舎と合わせて整備されたので駅舎はだいぶ綺麗なものになったようです。

好摩駅からは500m移動でお得に

今回の移設により営業キロの運賃計算も変更されます。

現在「好摩~北森」間は320円の運賃ですが、移設後は240円になります。これは営業キロの運賃計算が花輪線の場合11~15キロで240円・16~20キロの距離で320円となっているのですが、移設により「好摩~北森」間が運賃計算上は15キロに収まるようになったためです。逆に大館寄りの駅では高くなる場合も発生してくるはずです。

たった500mの移動ですが利用する方の中には得する人・損する人が出てきそうです。

また、移設で運賃が安くなる区間の3月14以降の切符を既に買ってしまっている場合は、差額の払い戻しなどが行われます。

さらに詳しく知りたい方はJR東日本盛岡支社HP内プレスリリースにて2015年2月27日掲載の「花輪線「北森駅」の移設に伴う使用開始について」と「花輪線「北森駅」移設に伴う運賃の変更の取扱いについて」をご覧下さい。


2015年2月27日金曜日

まだまだ準備中上野東京ライン




日暮里駅常磐線電光掲示板
シールで目隠しされている電光掲示板

上野東京ライン開業まで2週間ちょっとということでほぼ全ての駅電光掲示板や案内板から車内の路線図に至るまで各種掲示物がシールで目隠しをした状態で準備がされています。

しかし、まだ準備されいないものを常磐線日暮里駅のホームで見つけました。

日暮里駅常磐線案内板
シールなどは貼られていない

この案内板はライトで中から照らすタイプなので、準備するのに少し手間がかかるのかもしれません。着々と進む準備ですが、もう一息の部分も残っているようです。

また、車両の試運転もだいぶ進んでいるようです。最初の頃は高崎線・宇都宮線・東海道線を走るE231系やE233系など上野東京ラインで一番よく走る車両が「上野~東京」間で試運転を行っていました。その後は185系などの特急形車両や、二番目によく走る常磐線E231やE531系などの試運転が行われました。そして最近ではお召し列車でも使われるE655系など臨時列車として運転する可能性のある車両の試験を行ったようです。

私が見た時はE233系と185系が「上野~東京」間を往復していました。上野や東京に着いたら訓練する乗務員の交代をしてすぐ折り返すといった様子で、頻繁に往復していました。この時も珍しい列車が走っていなかったにも関わらず、並走する山手線・京浜東北線の各駅では鉄道ファンの方もちらほら見かけました。

上野東京ライン開業後の臨時列車として651系の「ぶらり鎌倉」号や我孫子行きの185系「踊り子」号が開業前から設定されています。なので、開業後も様々な種類の列車が行き交う様子を楽しませてくれそうです。


北越急行 超快速出発式・記念乗車券・新制服発表




2015年2月26日に北越急行は超快速スノーラビット出発式、記念乗車券、新制服について発表しました。

超快速スノーラビット出発式

日時: 2015年3月14日9:25~9:45
場所: ほくほく線十日町駅ホーム

北越急行社長やほくほく線沿線地域振興連絡協議会会長、ご当地アイドルNegiccoなどがくす玉割り・テープカット・出発合図を行います。

超快速スノーラビット運行開始記念乗車券

発売期間: 2015年3月14日10:00~5月13日
販売数: 3000セット(売切れ次第終了)
販売額: 1000円
有効期間: 2015年3月14日~5月13日
備考: 一人1セット

Negiccoデザインの乗車券が発売されます。内容は5枚の乗車券が入ったものです。

ほくほく線新制服

3月14日のダイヤ改正から地域の鉄道への再スタートとし、これを期に「親しみやすさ」「信頼」「上品で清潔感のある」「子供たから憧れられる」をコンセプトに新制服へ変更となります。

これらについて詳しく知りたい方は北越急行HP内プレスリリース2015年2月26日掲載の「新制服・超快速出発式&記念乗車券」をご覧ください。

ほくほく線には全12の駅がありますが、そのうち有人駅は「犀潟駅・十日町駅・六日町駅」の3つです。そして北越急行が管理しているのはJR東日本と共同管理をしている十日町駅だけです。
なのでイベントや切符販売は十日町駅のみになるのだと思います。

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ありがとう特急はくたかイベント・切符を発表


「ありがとう近鉄内部・八王子線」記念入場券発売




2015年2月27日に近畿鉄道は2015年3月1日より「ありがとう近鉄内部・八王子線」記念入場券を発売すると発表しました。

記念切符概要

発売期間: 2015年3月1日~2015年3月31日
発売額: 1350円
内容: 9駅入場券
利用可能期間: 2015年3月31日のみ
備考: 1人10セットまで

近鉄内部・八王 子線は赤字経営が続いているため、路線は四日市市が設立した第三セクターが保有し、鉄道運営は近鉄と四日市市の子会社「四日市あすなろう鉄道」が4月1日より運営することになっています。そのため今回の記念切符が発売されました。

切符は内部線全駅にあたる8駅の入場券と八王子線の終点西日野駅の入場券計9枚となっています。

3月1日からの発売ですが、券面は全て3月31日発行となっています。そのため利用期間も3月31日のみとなっています。

現在は近鉄が運営しているため「近鉄四日市駅」と名乗っていますが、あすなろう鉄道移管後は「あすなろう四日市駅」として分離されます。なので、「四日市駅~他の駅」の乗車券を保存しておくのも良いと思います。

詳しくは近畿日本鉄道HP内ニュースリリースにて2015年2月17日掲載の「内部・八王子線の記念入場券を発売します。」をご覧下さい。



北陸新幹線飯山駅開業記念入場券発売




2015年2月27日にJR東日本長野支社は北陸新幹線開業を記念して飯山駅記念入場券を発売すると発表しました。

記念入場券概要

発売期間: 2015年3月14日~9月30日
発売場所: 飯山駅
整理券配布時刻: 2015年3月14日5:00から
販売時間: 7:00~19:00(初日は8:30)
発売数: 2000セット(無くなり次第終了)
発売金額: 700円
内容: 飯山駅入場券大人4枚・子供6枚セット
備考: 一人1セット

北陸新幹線開業を記念しての販売です。

3月14日に整理券を斑尾口通路(2階)にて朝5:00より配布し、8:30から販売する流れとなっています。混雑する場合は販売を早める場合もあるとのことなので、万全を期するなら余裕を持って到着するほうが良さそうです。

一つ気になる5:00から配布する整理券は飯山駅記念入場券のほかに「北陸新幹線開業記念(長野~富山・金沢間)入場券」を兼ねるという記載です。

今のところそのような入場券の発表は行われていないと思うので、今後発表されるのか注目です。

※追記JR東日本北陸新幹線記念乗入場発売

詳しくはJR東日本長野支社HP内プレスリリースにて2015年2月17日発表の「北陸新幹線飯山駅開業記念入場券(硬券)を発売します」をご覧ください。

JR西日本も発売

この記念入場券とは別にJR西日本も北陸新幹線開業記念切符の販売を行います。
切符の内容などは以前書いた記事の3月1日に「北陸本線」、15日に「北陸新幹線」記念切符発売からどうぞ。



梅小路新駅開業のた梅小路~丹波口間を廃止へ




2015年2月17日にJR西日本は東海道線「梅小路~丹波口」間を2.3キロメートルを2016年2月28をもって廃止すると発表しました。

廃止されるのは貨物線

今回廃止される「梅小路~丹波口」間は山陰本線と東海道本線との合流で三角形になっているうちの西大路駅付近かから丹波口駅に伸びる区間です。

この区間はJR西日本が第二種鉄道事業者としてJR西日本が線路を保有し、JR貨物が運行する形をとっていましたが2006年4月に貨物輸送が終了しました。

今後も貨物・旅客ともに営業する予定がなく、新駅を建設す予定地が京都側から山陰本線との合流地点にあたるため2019年春に開業予定の新駅建設の支障になるとして、今回廃止することになりました。廃止後は遊歩道にするなどが検討されています。

また、新駅は「丹波口~京都」間の山陰線が、七条通りと交差するあたりに建設される予定です。完成すると今まで京都駅からバスでしかいけなかった梅小路公園まで電車で行けるようになります。

この梅小路はどの梅小路?

現在梅小路機関車館の側に駅が無いので新駅を作ろうとしてるのに、「梅小路~丹波口」間の「梅小路」ってどこのことだ?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

梅小路機関車館の側に東海道線と並走する形でコンテナを取り扱う京都貨物駅というのがあります。ここが1913年から2011年まで梅小路貨物駅でした。なので、書類の都合上「梅小路~丹波口」間という表現になったのだと思います。


2015年2月26日木曜日

西武鉄道 川越鉄道120周年記念で臨時特急と記念切符発表




2015年2月25日に西武鉄道は国分寺~本川越駅間の開業120周年記念として「西武鉄道 国分寺~本川越駅間 開業 120 周年 記念切符」 と臨時特急の運転発表しました。

記念切符と臨時特急概要

記念切符

発売日: 2015年3月7日5:00~3月21日9:00
発売場所: 本川越駅・国分寺駅
発売数: 360セット(各駅180セット)
発売額: 12000円
内容: 硬券入場券13枚・硬券乗車券5枚・記念特急券1往復2人分・記念アルミプレート・1日フリー乗車券6枚・臨時特急案内状

臨時特急

運転日: 2015年3月21日
使用車両: レッドアロークラシック
運転区間: 本川越~国分寺
運転本数: 2往復
乗車方法: 記念切符購入

西武鉄道は複数の鉄道会社が合併を繰り返し誕生した会社なのです。その中の一つにあたる川越鉄道「国分寺~本川越駅」間が3月21日に開業120周年を迎えることで、記念切符と臨時特急の運転が決まりました。

記念切符セットがやけに高額だと思われたかもしれませんが、記念切符を購入すると1セットで大人2人まで乗れるという仕組みになっているためです。そして臨時特急にはセットに入っている案内状に沿って申し込むこという方法以外では乗車出来ません。

午前・午後で計2往復が運転されますが、運転時刻詳細は今のところ一般向けには発表しないそうです。

今回使用されるこの臨時特急として車両は10000系を旧レッドアロー風にしたレッドアロークラシックが使用されます。

以前も記念列車は運転されたことがありますが4000系や2000系を使ったもので、国分寺線での特急運転は今回が初めてになるそうです。

また、発売時刻が早朝5時からととても早いようです。高額な切符のためすぐに売り切れることは無いと思いますが、万全を期したい人は早めに駅へ行くことをお勧めします。

詳しくは西武鉄道HP内ニュースリリース2015年2月25日掲載の 3月7日(土)5時00分より「西武鉄道 国分寺~本川越駅間 開業120周年 記念切符」を限定発売します! をご覧ださい。


「東上線 ありがとう8000系 今は昔の物語」記念乗車券発売




2015年2月26日に東武鉄道は2015年3月7日より「東上線 ありがとう8000系 今は昔の物語」記念乗車券セットを発売すると発表しました。

乗車券概要

発売日: 2015年3月7日9:00~3月31日
発売額: 2000円
発売数: 計2000セット(売り切れ次第終了)
有効期間: 2015年3月7日~3月31日

発売場所

池袋、下板橋、大山、上板橋、東武練馬、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越市、霞ヶ関、坂戸、東松山、森林公園にて発売

東上線100周年イベント最後のグッズとして記念乗車券が発売されます。

切符は10駅の乗車券で構成されています。記念切符で2000円という額に合わせようとしたためか、券面の額はまちまちで大人・子供が混じっています。

台紙には8000系登場の頃から最後の引退ツアーまでの写真が印刷されたものです。

詳しくは東武鉄道HP内ニュースリリース2015年2月16日掲載の 記念乗車券「東上線 ありがとう8000系 今は昔の物語」を3月7日(土)より発売します! をご覧ください。

東上線の8000系について

東武東上線の8000系はATC化のために2015年1月17日の引退ツアーを最後に池袋~小川町間からは引退しました。

現在は「小川町~寄居」と越生線全線でワンマン化された4両の8000系が一般営業で活躍しています。回送列車も含めますと、「小川町~坂戸」間でも見ることが出来ます。


2015年2月24日火曜日

東京モノレール 割引切符の発売場所変更




2015年2月24日に東京モノレールは2015年4月1日から「沿線お散歩1day パス」「モノレール羽割往復きっぷ」の発売場所を変更すると発表しました。

モノレール羽割往復きっぷ

現在は「モノレール浜松町駅・羽田空港国際線ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅」で買えますが、2015年度から「地方空港券売機」と「JTB・日本旅行・ジャルパック・ANAセールス旅行商品取扱会社」になります。

券売機設置空港は北から「新千歳空港・函館空港・富山空港・小松空港・伊丹空港・関西空港・岡山空港・広島空港・山口宇部空港・高松空港・福岡空港・大分空港・熊本空港・宮崎空港・長崎空港・鹿児島空港・那覇空港」となります。

モノレール羽割往復きっぷ2015年度分きっぷ概要

発売額: 大人800円・子供400円
割引額: 大人で180円引き
発売日: 2015年4月1日~2016年3月31まで
利用区間: 浜松松超駅⇔羽田空港国際線ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港
有効期間: 発売日より10日間

沿線お散歩1day パス

発売場所→全駅へ拡大

今まで「浜松町・天王洲アイル・羽田空港各駅」だった販売場所が東京モノレール全駅となります。

沿線お散歩1day パス2015年度分きっぷ概要

発売額: 大人700円・子供350円
発売日: 2015年4月1日~2016年3月31まで
東京モノレール全線1日乗り放題

「沿線お散歩1day パス」についてはサービス向上ですが、「モノレール羽割往復きっぷ」は囲い込みと値上げを考えてなのでしょうか?

地方利用客の場合は搭乗時のバタバタしたときに買わないといけませんし、浜松町からの利用者にとっては値上げです。結果として利用客は減りそうな気がしますがどうでしょう?


2015年2月23日月曜日

3月1日に「北陸本線」、15日に「北陸新幹線」記念切符発売




2015年2月10日にJR西日本は「ありがとう北陸本線 入場切符」を3月1から、「北陸新幹線 開業記念切符」を3月14日から発売すると発表しました。

ありがとう北陸本線 入場切符

発売日: 2015年3月1日12:00~3月13日まで
発売枚数: 計2700セット
発売金額: 1540円(入場券11駅分)
発売場所: 「金沢・高岡・富山・糸魚川」は500セット、「津幡駅・石動駅・小杉駅・滑川駅・魚津駅・黒部駅・泊駅」」は100セット

北陸新幹線開業にあたり北陸本線「直江津~金沢」間が第三セクターに移管されるため、軟券タイプの記念切符が発売されます。売り切れ次第終了となります。

利用期間は発売期間と同じになります。

発売日が3月13日までなのは3月14日から同区間が第三セクターになるからだと思われます。

北陸新幹線 開業記念切符

発売日: 2015年3月15日12:00~6月30日まで
発売枚数: 計5000セット(各駅1000セット)
発売金額: 1050円(入場券大人・子供1枚ずつ5駅分)
発売場所: 金沢駅・新高岡駅・富山駅・黒部宇奈月温泉駅・糸魚川駅

北陸新幹線開業にあわせて軟券タイプの記念切符が発売されます。売り切れ次第終了です。

利用期間は発売期間と同じになります。

JR西日本が発売する記念切符のため、JR東日本区間の「飯山駅・上越妙高駅」は含まれていないので注意が必要です。

私が調べた限りこの記事を書いた時点ではその2駅の記念入場券の発表はないようです。

※追記
北陸新幹線飯山駅開業記念入場券発売
JR東日本北陸新幹線記念乗入場発売

それぞれ詳しくはJR西日本HP内プレスリリースで2015年2月10日発表の 「ありがとう北陸本線 記念入場券」「北陸新幹線 開業記念入場券」の発売について をごらん下さい。

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ICOCAエリア拡大と発売額追加を発表




2015年2月23日にJR西日本はICカード乗車券「ICOCA」の発売額追加と利用可能エリア拡大を発表しました。

発売額追加について

現在は「2000円(うちデポジット500円)」のみでの販売ですが、「1000円・2000円・3000円・5000円・10000円(それぞれデポジット500円含む)」となります。

「2000円」以外の金額で買う場合にはピンクの券売機での販売となります。発売開始時期は機能の追加が終わった券売機から4月以降に順次開始をします。

ただし、子供用の「こどもICOCA」は今まで通り2000円のみでの販売となります。

※補足

デポジット・・・ICカード預かり金のこと。窓口などでカードを返却するとデポジットの500円を返してもらえます。
こどもICOCA・・・子供料金で乗れるICOCA。12歳未満まで限定で、発券には保険証・パスポートなどの身分証明書が必要になります。

ICOCAエリア拡大

2015年8月予定

紀勢本線「宮前~海南駅」間

2016年3月予定

姫新線「播磨高岡~播磨新宮駅」間
播但線「京口~寺前駅」間
加古川線「日岡~西脇市駅」間

これらのエリアが新たに「ICOCA」を利用できるエリアとなります。サービス開始日は改めて発表があるそうです。


3月14日に遠州鉄道2006号編成見学会実施




遠州鉄道は2015年3月14日に新造車両2000形2006号編成の一般見学会を実施すると発表しました。

見学会概要

開始日時: 2015年3月14日10:00~12:00
開催場所: 西鹿島駅2番線
入場料: 無料

営業開始前に近くに車両基地のある西鹿島駅で一般見学会が開催されます。見学会会場ではグッズ販売などもあるとのことです。駐車場は無いので注意してください。

詳しくは遠州鉄道HP内の「新造車両2006号編成の一般見学会を開催いたします」をご覧ください。

2000形2006号編成について

遠州鉄道は「新浜松~西鹿島」間を結ぶ静岡県内を走る鉄道会社です。

2000形は1999年より増備を続ける車両で、地方私鉄としては珍しい設計からオリジナルの自社発注車両です。現在は2006号編成を含めると6編成・12両が在籍しています。

15年以上に及ぶ増備で細かい変更点が多いのも特徴です。2006号編成と2012年に増備された2005号編成との違いは、遠州鉄道初の液晶ディスプレイを採用したことです。

営業運転は3月下旬を予定しています。

また、この車両導入に伴い遠州鉄道でもっとも古い部類に入る30形モハ27号が、1月にさよなら運転を行い2月に廃車となりました。これにより30形は2編成が残るのみとなったようです。残った二編成のうちモハ25号が唯一の吊り掛け式として在籍していますが、4月以降は予備車になりました。なので、モハ25号もそう遠くないうちに廃車になりそうです。


2015年2月21日土曜日

ありがとう特急はくたかイベント・切符を発表




2015年3月13日に北越急行は「さよなら特急はくたかイベント」「ありがとう特急はくたか記念切符」を発表しました。

ありがとう特急はくたかイベント


特急「はくたか」運転最終日の2015年3月13日に実施されます。

越後湯沢9:14発「はくたか」4号

六日町駅と十日町駅を発着する際に沿線の保育園児たちがホーム上で記念手旗を振って見送ります。

金沢11:16発「はくたか」11号と越後湯沢12:40発「はくたか」10号

くびき駅では沿線の保育園児や住民の方たちが、犀潟駅では沿線の小学生や住民の方たちが通過時に記念手旗を振って見送ります。

下り最終越後湯沢発21:30発「はくたか」26号

十日町駅通過時に十日町の住民の方たちが記念手旗を振って見送ります。

ありがとう特急はくたか記念切符

発売日: 2015年3月13日
十日町駅: 9:00~22:00/1~1500番号
六日町駅: 9:00~17:00/1500~2500番号
まつだい駅: 9:00~17:00/2501~3000番号
価格: 1020円(乗車券300円・特急券210円1往復分)

専用台紙と「六日町~十日町駅」の1往復分の乗車券と特急券のセットを3000セット販売します。

イベント・記念切符については北越急行HP内の2015年2月20日のプレスリリース 「ありがとう特急はくたか記念切符」発売 をご覧下さい。


681系・683系特急「はくたか」は3月13日をもって運転を終了します。狭軌を使った160km/h運転は北越急行のみで行われていたので、それが無くなるのはとても残念に思います。

新幹線として生まれ変わる「はくたか」と北越急行「超快速」には頑張って欲しいものです。

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2015年2月20日金曜日

常磐線 上野東京ライン開業関連イベントまとめ




JR東日本水戸支社は上野東京ライン開業に関連するイベントなどを複数発表したので紹介したいと思います。

「さよならスーパーひたち号記念入場券」「さよならフレッシュひたち号記念入場券」発売


2015年3月7日9時~4月6日の期間で「さよならスーパーひたち号記念入場券」「さよならフレッシュひたち号記念入場券」をそれぞれ2500セットずつ発売すると発表しました。値段はどちらも12枚12駅分セットで1680円となっています。

発売駅は常磐線の「土浦駅・石岡駅・友部駅・水戸駅・勝田駅・大甕駅・常陸多賀駅・日立駅・高萩駅・泉駅・湯本駅・いわき駅」となっています。それぞれの駅で販売枚数が違うので注意が必要です。

上野東京ライン開業記念式典開催


開業記念出発式


開催日: 2015年3月14日
使用列車: ひたち2号
開催場所: いわき駅・水戸駅

ひたち2号を使い出発式を行います。いわき駅では5:40から始まりひたち2号発車時刻の6:13にテープカットなどを行います。水戸駅では6:50から始まりひたち2号発車時刻の7:26にテープカットなどを行います。

開業記念歓迎お出迎え


開催日: 2015年3月14日
使用列車: ひたち1号・ひたち7号
開催場所: いわき駅・偕楽園駅

いわき駅では9:18着のひたち1号、偕楽園駅で11:03着のひたち7号で歓迎お出迎え式を行います。

開業記念イベント


開催日: 2015年3月14日
開催場所: 水戸駅

水戸駅イベントスペースで11:00~16:00に記念イベントを行います。記念撮影やクリアファイルの配布が行われます。

上野東京ライン開業記念弁当発売


磯山さやかさんプロデュースの記念弁当が2015年3月14日~5月31日まで発売されます。

販売箇所は「東京駅・上野駅・品川駅・大宮駅・鉄道博物館」などとなります。

詳しくはJR東日本水戸支社HP内プレスリリース2015年2月20日「「さよならスーパーひたち号記念入場券」「さよならフレッシュひたち号記念入場券」発売について」 「上野東京ライン開業に伴う記念式典の開催について」 「磯山さやかプロデュース「上野東京ライン開業記念弁当」の販売について」をご覧ください。


JR東海 グリーン車割引切符「こだま☆楽旅IC早特」を通年設定へ




2015年2月20日にJR東海はエクスプレス会員向けのサービスとして東海道新幹線「こだま」号向けグリーン車割引切符「こだま☆楽旅IC早特」を通年設定すると発表しました。

通常料金・ぷらっとこだま・こだま☆楽旅IC早特 比較
通常料金・ぷらっとこだま・こだま☆楽旅IC早特 比較
東海道新幹線開業50周年として2014年6月17日から期間限定として設定されたいましたが、今年度から通年での設定となります。現在のところ終了予定日などは設定されていません。

今年度分は乗車日が2015年4月1日からサービス開始予定で(予約は2015年3月1日10:00より)、このサービスはエクスプレス予約・プラEX会員向けとなっています。

乗車の一ヶ月前から3日前22:30までの間で予約が出来ます。区間は東海道新幹線全17駅間で利用できます。

割引率は距離が長くなるほど大きくなるように設定されています。

似たような切符としてJR東海ツアーズが発売している「ぷらっとこだま」があります。予約期間が出発一ヶ月前の11時から前日までで、こちらのほうがギリギリに予約できます。料金に関しては通常期でも「こだま☆楽旅IC早特」のほうが安くなっています。また、「ぷらっとこだま」は料金が時期によって変動したり乗車列車の限定もあります。

※「ぷらっとこだま」の予約期限はインターネットが5日前・電話が2日前・JR東海ツアーズ店舗が前日と異なっているので注意が必要です。

基本的には「こだま☆楽旅IC早特」のほうが安くなることが多そうですが、場合によっては「ぷらっとこだま」のほうが良い場面もありそうです。

それぞれ細かい条件や規約があるので、「こだま☆楽旅IC早特」についてはJR東海ホームページ内のニュースリリースにて2015年2月20日発表の「こだま☆楽旅IC早特」で「くつろぎのこだま旅」を!、「ぷらっとこだま」についてはJR東海ツアーズのぷらっとこだまのページをご覧の上楽しい旅行・出張計画を立ててください。

2015年2月19日木曜日

北越急行超快速「スノーラビット」妙高はねうまライン直通へ




2015年2月19日に「北越急行」と「えちごトキめき鉄道」は「ほくほく線」から「妙高はねうまライン」へ直通する「越後湯沢発~新井行き」の列車を1日あたり1往復運行すると発表しました。

乗り入れ列車概要

北越急行・えちごトキめき鉄道直通列車時刻概要
北越急行・えちごトキめき鉄道直通列車時刻概要


「越後湯沢~新井」間でダイヤ改正後の3月14日より一往復運転されます。

下りは「越後湯沢~直江津」間は超快速で運転、「直江津~新井」間は普通で運転されます。

上りは「新井~越後湯沢」間で普通として運転されます。

「乗り入れ列車が一日一往復しか設定されていないので、車両の運用を考えると北越急行の車両が良い」「えちごトキめき鉄道の車両が北越急行の車両と比べる非力である」「超快速ではHK100形が使用される予定」とあることを考えると、全ての列車で北越急行HK100形が使用されると思われます。

また、えちごトキめき鉄道はリゾート列車の運行と積極的な他社への乗り入れを検討しています。そして北越急行のほかにもJR東日本の列車が乗り入れを行うことも決定しています。なので、今後も乗り入れ列車の運行は増えていくと思われます。


そしてひとつ気になるのは下り列車が直江津駅で15分ほど停車するのも勿体ないと思います。来年のダイヤ改善することに期待します。

※関連記事
ほくほく線超快速「スノーラビット」来春デビュー
北越急行 「超快速列車」導入と愛称募集 それについて簡単に分析


JR西日本クルーズトレインの名前を瑞風と発表




2015年2月19日にJR西日本は2017年から運行予定のクルーズトレインの名称を「瑞風(みずかぜ)」と発表しました。

「瑞風」概要

運行開始: 2017年春
運行エリア: 京阪神・山陰・山陽エリア
編成: 10両編成
定員: 30名程度
動力方式: ハイブリッド気道車

2017年春から京阪神・山陰・山陽エリアの観光地に立ち寄りながら運行を予定しています。

編成としては10両で、客車6両・食堂車1両・ラウンジカー1両・展望車付き先頭車2両で運転されます。

動力方式はハイブリッド気道車でディーゼル発電機で発電した電力を使いモーター動かす形となります。イメージとしてはJR東日本が運行するキハE200系やHB-300系と同じような原理になると思います。

名前の由来

「美しい瑞穂の国を風のように駆け抜ける列車」ということで「瑞風」の名前になりました。サブタイトルとして「TWILIGHT EXPRESS」の名も入ります。

JR西日本ホームページに専用ページも開設されたので、詳しくはそちらもご覧ください。

トワイライトエクスプレス最後の仕事


まもなく廃止される「札幌~大阪」間を運行する寝台特急「トワイライトエクスプレス」ですが、廃止後はランチトレインなどとして運行が予定されています。

この運行は「瑞風」円滑に出来るよう予行も兼ねているのだと思います。

後身のために働いて最後の余生を迎えるというのもなかなか洒落てると思います。


上田電鉄3月28日より新型6000系とラッピング車運行開始




2015年2月19日に上田電鉄は新型車両6000系と1000系1004編成をラッピングした車両の出発式を2015年3月28日に行うと発表しました。

6000系&1004編成丸窓ラッピング車両(Mimaki号)出発式

開催日: 2015年3月28日 10:30~12:00
会場: 別所線上田駅

新型車両6000系導入と1000系1004編成丸窓ラッピング車の営業開始に合わせて出発式が行われます。内容としてはテープカットの他に記念グッズや関連イベントなども予定されています。

ただし、6000系については式典後もしばらくは試運転での運用となります。

詳しくは上田電鉄2015年2月19日のお知らせ「新型車両6000系&1004編成丸窓ラッピング(Mimaki号)出発式について」をご覧下さい。

6000系一般公開

2015.03.18追記

開催日: 2015年3月28日 14:00~16:00
会場: 下之郷車庫内

式典が終わった後に下之郷駅近くにある車庫で6000系の一般公開を行うと発表がありました。

6000系の搬送時の写真展示や運転台撮影、歴代ヘッドマークの展示や6000系関連グッズの販売予定もあります。また、来場者にはポストカードの配布も予定されています。

式典を行う上田駅と下之郷駅は離れているので、式典後に6000系が自走して回送姿を見ることが出来そうです。

1000系と6000系について

上田電鉄は東急電鉄の系列会社であることから、東急電鉄からの譲渡車両を長年使っています。

上田電鉄1000系(元東急1000系)も東急電鉄からの譲渡車で、老朽化した上田電鉄7200系(元東急7200系)5編成のうち4編成を置き換えるために4編成導入されました。外観や内装は東急時代を留めていますが、2両編成への短編成化やワンマン化対応工事が施されています。

上田電鉄6000系も7200系を置き換えるために導入された車両です。元になった車両も上田電鉄1000系と同じく東急1000系なのですが、1000系より大幅な改造が施されました。そのため前面などは東急時代とはかなり異なった形となっています。

今回の6000系導入で上田電鉄7200系全ての車両が引退になると思われます。

あとがき

上田電鉄や東急電鉄について詳しくないので調べながら記事を書いてみました。間違いなどありましたら気軽にコメント欄へどうぞ。


2015年2月18日水曜日

JR九州経営安定基金から考える 公とJRの関係




JR九州は2016年度に株式上場を目指しています。それにあたり「経営安定化基金」というものにも焦点があたっています。今回はその部分に注目したいと思います。

そもそも経営安定化基金とは?

「経営安定化基金」は国が国鉄分割時に利益の見込めないJR九州・四国・北海道の経営を補助する目的で作られました。

JR九州の場合3877億円を運用することで生まれる毎年120億円程度の利益が、鉄道路線維持の補助などにあてられています。

株式上場時に経営安定化基金はどうなる?

現在JR九州は黒字化を達成しているので国は株式上場を行おうと考えています。しかし、黒字を生み出しているのは鉄道事業ではなく、不動産や商店など多角化で始めた他の事業です。鉄道事業単体で見ると赤字で、人口減少を考えると今後は赤字が増えると予想されています。

そこで国は「経営安定化基金」3877億円を新幹線貸付料2205億・鉄道資産維持費1672億といった具合にJR九州へ譲渡することへ決めました。

今のように運用をして補助という形で鉄道を支えるのはなく譲渡ということになったのは、大雑把に言えば「国が民間企業に関与するのは良くないので手切れ金とする」ということです。

確かに完全民営化するなら一理ある理屈だと思います。しかし、今のように運用益でJR九州を補助して基金は国庫にいつでも返せるようにしても良いのでは?と思う方もいると思います。なぜそうならないかは「経営安定化基金」の運用益が株や債権の運用益でなく、事実上の税金を国が運用益という形で支払っている事情もあると私は考えています。

公とJRはどう向き合えばよいか

JRは国鉄のような自体を避けるために民間企業として自立するべく生まれた企業です。JR東日本・東海・西日本は莫大な利益を生み出す人口・新幹線を持つ地域で運営しているので、「赤字路線は自分達で何とかしなさい」というのは間違っていないと思います。

しかし、それ以外のJR北海道・四国・九州の鉄道路線は黒字化するのが不可能な状況で、国や自治体などの公が何らかの形で関わらないと維持できないのが現状です。

JR九州に関しては他で黒字化の目処がついているから一先ず良いものの、JR北海道・四国は今のままでは完全な民営化など絶対に出来るわけがありませんし、将来のJR九州もまた国のお世話になる可能性があると思います。

そう考えると今のような「表面上民間で上場を目指しています」というような状況が良いとは思えません。もう一度JRの有り方を考える時期に来ているのではないでしょうか。

あとがき

2015年2月18日掲載の東洋経済の記事「JR九州は、このままでは上場できない 3877億円の「税金」を懐に入れていいのか」を見て、何か論点が違うなと感じ今回のような記事を書くことにしました。あまり上手く説明が出来ているとは自分でも思えないのですが、何となく今の状況がわかってもらえればと書いて見ました。

能勢電鉄5100系3月16日に運行開始 イベントも実施




2015年2月18日に能勢電鉄は阪急電鉄より導入した5100系を2015年3月16日から運行開始すると発表しました。運行開始より一足早く乗れる試乗会などのイベントも行われます。

能勢電鉄5100系について


ベース車両: 阪急5100系電車からの変更点

ワンマン化
スカート取り付け
避難用はしごの搭載
ライト・行き先表示機のLED化
先頭車への車椅子スペース設置

能勢電鉄5100系は阪急電鉄より譲渡された5100系を改造した車両で、4両編成2本が導入されます。見た目も阪急時代からあまり変っていません。

なぜ阪急電鉄からの譲渡車が導入されたかといいますと、能勢電鉄は阪急電鉄の子会社で直通運転なども行っています。車両も自社発注のものは長らく作られておらず、阪急電鉄から譲渡されたものを使うのが普通となっています。

営業運転は2015年3月16日から開始される予定です。

導入イベントも実施

5100系の導入に合わせて記念イベントや試乗会が実施されます。

試乗会について

運転日: 2015年3月15日
運行区間: 川西能勢口駅~妙見口駅を一往復
募集人数: 200人
応募期間: 2月18日~3月2日10:00まで
発車時刻: 11時8分頃

5100系に一足早く乗れる試乗会が実施されます。募集人数は200人で能勢電鉄ホームページからの応募となります。当選した場合は3月上旬に案内状が届きます。

内容としては川西能勢口駅~妙見口駅間1往復の試乗のほか、妙見口駅での雅楽演奏などとなっています。

導入記念イベント

実施日: 2015年3月15日 10:00~13:00
場所: 川西能勢口駅4・5番線ホーム
車両見学時間: 10:20~50/12:30~13:00

試乗イベントに合わせて導入記念イベントが行われます。内容としては「社長挨拶」「雅楽演奏」「お祓い」「車両見学」などが行われます。こちらのほうは応募なしで参加できるようで、来場者にはノベルティーグッズのプレゼントもあります。

詳しくは能勢電鉄ホームページの2月18日発表のニュースリリース 「能勢電鉄5100系車両 営業運転の開始日及び導入記念イベントについて」 をご覧ください。


2015年2月16日月曜日

名鉄の新型機関車EL120形とは?




2015年2月15日に名古屋鉄道は新型電気機関車EL120形について舞木検査場で報道公開しました。今回は報道された内容などからEL120形がどんな車両かについて紹介したいと思います。

EL120形とは

直流形電気機関車
全高: 4,095mm
全長: 12,000mm
車両重量: 39.8t
最高速度: 100km/h・牽引時45km/h
東芝府中工場製
ミュージックホーン装備

2014年度の設備投資計画で2両の電気機関車の製造が明らかにされました。1月下旬に東芝府中工場から名古屋鉄道へ輸送され、現在は試運転などを行っているようです。

EL120という名前は名鉄創業120周年にちなんでつけられたものです。カラーリングはパノラマカーーを意識したもので、パノラマカーと同じ音のするミュージックホーンが搭載されています。

用途としてはレール運搬などの保守のために使われます。そのため一般的な電気機関車が貨物牽引時でも100km/h程度出せるのに対し、45km/hに抑えられています。車体のサイズも小型で、近年の電気機関車では珍しい4軸となっています。

電装品の取り付け方法を電車と同じの床下つり構造にすることで小型化を実現し、運転操作なども電車との共通化を図っています。

この車両で6両の電気機関車を置き換えるとの報道があるので、デキ600形4両とデキ400形2両が置き換えられるようです。

東芝としては70年ぶりの受注

東芝が民鉄向け電気機関車の受注するのは約70年ぶりです。今回製造されたような40~50tクラスの新しいラインナップとして国内向けに展開していくとのことです。

あとがき

名鉄のように民鉄保有の電気機関車の多くは老朽化しており、更新したほうが良い車両も多いと思います。しかし、民鉄が運転する貨物の多くはセメントなどの車扱貨物が多く、コンテナとは対照的にトラック輸送への切り替えが続いている状況です。そういった状況で車両の新製行うのは難しく、このタイプの電気機関車がどの程度生産されるかは不透明な状況となっています。


2015年2月15日日曜日

今年も臨時快速青梅マラソン号運転




2015年2月15日にJR東日本は青梅マラソン参加者などのための臨時快速青梅マラソン号を運転しました。

E257系青梅マラソン1号と189系ホリデー快速富士山1号
左がE257系青梅マラソン1号・左が189系ホリデー快速富士山1号

青梅マラソン号概要


1号: 千葉7:07→津田沼7:16→船橋7:21→市川7:27→錦糸町7:36→新宿8:02→河辺8:58着
2号: 河辺15:56→新宿16:43→錦糸町16:59→市川17:07→船橋17:13→津田沼17:18→千葉17:31着

運転区間: 千葉~河辺間
車両: E257系9両・全席指定席

第49回青梅マラソンの参加者などのために臨時快速青梅マラソン号が運転されました。車両はE257系で全席指定席です。快速列車ということで、千葉から乗っても運賃+指定席乗車券でお得な列車です。さらに青梅線に乗り入れるE257系ですが、こちらは青梅ライナーの運用で乗り入れたりもするので、とても珍しいというわけではありません。しかし、日の高い日中には走らないので、日々青梅線で撮影している鉄道ファンの方にはありがたい運用だと思います。

新宿駅電光掲示板
新宿駅の電光掲示板にはしっかりと表示されていた

E257系行き先表示器
臨時列車として使われたE257系の表示は
臨時のみの表記となっていた

2013年は行きは1号と3号と2本体制でしたが、去年から減便されて1往復体制での運転です。マラソンブームで人が増えていそうなのに減便は、ちょっと以外です。

電光掲示板上には青梅マラソン号と表示されていましたが、車両の行き先表示器は臨時のみの表示でした。

新宿駅ではホリデー快速富士山と並ぶ場面も見ることができました。並び自体は珍しくありませんが、臨時列車の並びが少なくなった今では感慨深いものです。

この日はE233系を使って運行されている「ホリデー快速おくたま」も臨時で河辺駅に臨時停車しました。こちらは側面のLED行き先表示機で河辺駅に停車する旨が、ちゃんと表示されていました。


2015年2月14日土曜日

変る常磐特急 車両たちの節目さよなら651系




2015年3月14日のダイヤ改正で大きく変る常磐線特急について紹介します。前回はダイヤ関係について紹介しましたが、今回は常磐線特急と活躍していた651系とE653系について紹介したいと思います。

上野駅停車中の651系
「スーパーひたち」などで活躍してきた651系

常磐線から消える651系

651系は常磐線特急の「ひたち」に使われていた485系を置き換えるために1988年から製造された車両で、スピード・サービスともに大きく向上しました。この車両の登場でJR初の在来線特急による130km/h運転が実施されるようになり、列車種別も651系が使用される速達タイプは「ひたち」改め「スーパーひたち」の名を付けられました。常磐線は直流と交流の二つの電化方式が採用されているため、直流区間と50Hzの交流区間を走行できる機能もあります。

651系やE653系の置き換えようとして投入されたE657系

そんな651系も20年が過ぎ、2010年から後継車両であるE657系が常磐線へ投入されました。2013年には全ての列車がE657系での運転となりましたが、今回のダイヤ改正で実施される新料金体系に移行するためE657系を改造する必要が発生しました。そのため、2013年10月1日から「フレッシュひたち」1往復の運用へ復活することになりました。

651系の基本編成と付属編成が連結している様子
基本編成と付属編成が連結している様子

651系や後述するE653系は基本編成7両と付属編成4両の最大11両編成で運転されていました。それに対しE657系は10両固定編成となっています。651系で運転されている「フレッシュひたち」は11両のフル編成で運転されているため、「ひたち」系統では現在もっとも長い列車となっています。この最後の1往復として運用されている651系も今回のダイヤ改正で引退すると予想されています。

こうして651系の多くは常磐線特急から引退しましたが、引退した車両は新しい場所で活躍しています。
浦和駅を通過する651系1000番台スワローあかぎ
「スワローあかぎ」として使われる651系1000番台
常磐線時代同様に最大11両で運転される

常磐線特急時代のままの状態で臨時列車用として使われている車両もありますが、引退した651系の多くは185系の置き換えとして高崎線・上越線特急の「あかぎ」「草津」として使用されることになりました。常磐線特急時代から大きな変化はありませんが、交流区間を走れる機能を停止させて直流区間のみの対応としたり、窓の下にオレンジのラインが入れられるなどの改造をされ、651系1000番台と改めました。

本来の性能を発揮できるかE653系

上野駅停車中のE653系
「フレッシュひたち」時代のE653 系

651系の投入後により485系は数を減らしましたが、速達型以外は依然として運用を続けていました。その485系を置き換えるために1997年から投入されたのがE653系です。これにより485系は「ひたち」から撤退し、列車名も「ひたち」から「フレッシュひたち」へ改められました。

E653系は比較的新しいにもかかわらずE657系に車両を統一するために、651系と同時に置き換えられていきました。そのため2013年のダイヤ改正で「フレッシュひたち」の運用から退き、常磐線からは消えることになりました。

この車両も651系同様に基本編成7両と付属編成4両の最大11両編成で運転されていましたが、基本編成と付属編成で違う道を歩むこととなりました。基本編成は2014年から485系の置き換えとして特急「いなほ」へ、付属編成は今回のダイヤ改正から運転をはじめる特急「しらゆき」として使用されることになりました。

この車両の特徴は651系同様に向上した速度・サービスのほかに直流区間と交流区間を走れることです。651系との違いは50Hzの交流区間だけでなく、60Hzの交流区間も走れることです。直流区間と50Hzか60Hzの交流区間一方を走れる車両は多く製造されましたが、直流と60Hzと50Hz両方に対応した車両はJR化後あまり作られませんでした。

今のところ60Hz区間への定期運用はありませんが、北陸本線の臨時列車として糸魚川から先の区間へ乗り入れる場合は必要な機能で、485系が老朽化していることを考えると今後活躍することが期待されます。

パーマリンク(URL)の設定ミスで一部の方にご迷惑をおかけしてすみませんでした。


「はくたか」「かがやき」即完売 北陸新幹線延伸初日指定席販売状況発表




2015年2月14日にJR東日本とJR西日本は北陸新幹線延伸初日にあたる2015年3月14日の指定席販売状況を発表しました。

切符は即完売

北陸新幹線東京始発の「かがやき500号」と金沢始発の「かがやき501号」が25秒で完売でした。次の発車になる東京発「はくたか551号」が55秒、金沢発「はくたか552号」が1分30秒完売となりました。この指定席は2015年2月14日10時から全国のみどりの窓口などで発売されました。

E7系とW7系は12両で934席あり、「かがやき」が全席指定席に対し「はくたか」は335席の自由席が用意されています。どうしても初日に乗りたいというのであれば、自由席は狙い目かもしれません。

自由席は並べば乗車することが出来るので自由席の座席数が比較的多いことも考えれば、駅が開いたのと同時にホームへ並ぶぐらいの気持ちがあれば乗車することも出来ると思います。

帰りは在来線はどうでしょう?


北陸新幹線開業に合わせて在来線は第三セクター化されます。そして北越急行が「超快速」という速達列車の運行を始めます。

そこで行きは「上越新幹線→ほくほく線→えちごトキめき鉄道→あいの風とやま鉄道→IRいしかわ鉄道」でゆっくり行き、帰りは「北陸新幹線一本」なんてどうでしょう?そんなわけで行きをざっと計算してみました。

「東京7:48発→Maxとき305号→越後湯沢9:08着/9:17発→ほくほく線超快速スノーラビット→直江津10:14着/10:50発→えちごトキめき鉄道・あいの風とやま鉄道→泊12:00着/12:22発→あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道→金沢14:43着」(2015.03.14のダイヤ改正時)

半日がかりの行程となりますが、日本海側は海が見れたりするので鉄道旅が好きな人には良いと思います。とくに親不知のあたりはお勧めポイントです。また、泊で一本遅らせてお昼を食べたりも良いと思います。そして、金沢に着いたらそのまま帰るも一泊するも良しです。是非検討してみてはどうでしょうか?

2015年2月13日金曜日

JR貨物 1月分輸送動向と年度末臨時列車発表




2015年2月12日にJR貨物は1月分の輸送動向と2014年度末の臨時列車について発表しました。

1月分輸送動向について

1月上旬は暴風雪の影響で高速貨物122本が運休(前年は6本)になったにもかかわらず、コンテナ列車全体では平年並みでした。自動車部品が79.2%・家電と情報機器が85%などと大きく減ったものの、農産物と青果物は120.2%・食料工業品が110%・積み合わせ貨物が105.7%と大きく伸びたためにコンテナ列車全体としては101%と僅かに伸びました。

一方、セメント・石灰・石油などの専用貨物車両を使った車扱貨物は88.2%で減少となりました。理由としては、石油列車の北海道での運転終了で89.4%の減少・セメントや石灰などは定期修繕などによる運休などで72.9%の減少を挙げています。

コンテナ列車と車扱貨物の全体としては96.4%の減少となっています。

平成26年度(2014年度)臨時列車運転について

トラックドライバー不足などの理由から鉄道貨物の利用が増加していますが、今年度はトラックドライバー不足の深刻化や引越し需要も合わさり例年よりも大きな需要が発生すると予想されます。そのため、3上旬~4月初旬までに昨年より39本多い126本の列車を追加運転します。

また、通常1週間前から受け付けるコンテナ輸送枠を4週間前から受け付けるサービス「コンテナ輸送枠先行申込」の対象列車を85本から108本へ拡大します。

これらについて詳しく知りたい方はJR貨物ホームページニュースリリースの2015年2月12日発表「輸送動向について(平成26年度1月分)」「平成26年度年度末における臨時列車の運転等について」をご覧ください。


日本初の近郊交流型電車711系さよならイベント実施 JR北海道




2015年2月13日にJR北海道は711系の引退記念企画を実施すると発表しました。

札幌駅停車中の711系
3月13日で営業を終了することになった711系
札幌駅にて

711系とは

711系は国鉄時代の1967年から走り始めた日本初の近郊交流型電車です。北海道で初めての電化区間となった函館本線小樽~滝川間で走り始めました。鋼鉄製車体のため車体全体が赤色などで塗られていて、ステンレス製車両の多くなった現代では一際目立つ車両となっています。

現在は函館本線の札幌~旭川間で運用されいますが、老朽化に伴い2015年3月13日までに営業を終了することになりました。そのため、さよならイベントとしてヘッドマーク掲出や記念切符の販売が行われることになりました。

ヘッドマークの掲出

期間: 2015年2月16日~3月13日
運転区間: 函館本線札幌~旭川間(回送に限り札幌~手稲)
デザイン: 4種類のヘッドマーク

来週月曜日から運転日の最後の日までヘッドマークが掲出されます。全4種で1種類につき2編成ずつ、計8編成の711系にヘッドマークを掲出します。ちなみに回送で札幌~手稲間を運転するのは、手稲近くに札幌運転所という車両基地があるためです。

横断幕による出迎え

日時: 2015年3月13日
場所: 札幌駅3番線
岩見沢発7:48発~札幌8:38着の列車

早朝のこの列車が営業運転になります。札幌駅到着時に横断幕を掲出して出迎えます。

記念切符

記念入場券

旭川・深川・琴似・銭函の4駅で各2000枚

記念乗車券

滝川・岩見沢・江別・野幌・手稲・小樽駅で各1500枚

記念入場券はどの駅でも170円ですが、記念乗車券は各駅によってデザインや金額が異なるものになっています。

詳細は2015年2月13日のニュースリリース 「さよなら711系」記念企画の実施について をご覧下さい。


2015年2月12日木曜日

京成3300形さよならイベントを2月28日に実施と発表




2015年2月12日に京成電鉄は「3300形」さよならイベントを実施すると発表しました。この列車は2月28日に臨時特急「成田山」号として運転されます。

さよなら運転概要

運転日: 2015年2月28日
ダイヤ: 上野駅4番へ10:13入線・23発車~京成成田1番へ11:39到着
種別: 臨時特急「成田山」号
通常運賃で乗車可・二種類のヘッドマークを装着予定

運転は2月28日に臨時特急「成田山」号として行われます。停車駅は全ての特急停車駅で、特別な切符ではなく通常乗車券でも乗車可能なようです。ヘッドマークは上野方・成田方で違ったものをつけて運転されます。

この臨時列車のほかにも記念乗車券やスタンプラりーが行われます。

記念乗車券は1000円で2月28日発売です。

さよならスタンプラリーは2月18日~3月18日の間に行われ、3300形見学会や方向幕やつり革などの商品が当たります。

詳しくは京成電鉄ホームページの2月12発表のニュースリリース 「3300形さよならイベント」を実施します で見ることが出来ます。

兄弟者である北総7260形も廃止にすると北総鉄道が発表しました。それにあわせてさよならイベントの実施ついても発表しました。

※関連記事
京成電鉄3300形の廃止を正式に発表
北総7260形(元京成3300形)3月22日にさよならイベント発表


東武鉄道 北陸新幹線延伸に合わせスカイツリー行き臨時列車運転




2015年2月12日に東武鉄道は北陸新幹線の開業に合わせて3月14日より5日間限定で予約不要の大宮発浅草行きの臨時列車を運転すると発表しました。

東武鉄道6050系
今回の臨時列車で使用される6050系

臨時列車概要

北陸新幹線延伸 大宮発浅草行き臨時列車概要
北陸新幹線延伸 大宮発浅草行き臨時列車概要

この臨時快速は6050系を使い「大宮駅10:23発~野田線~春日部駅~伊勢崎線~浅草駅11:25着」の経路を1時間で結びます。2015年3月14日より計5日間運転で、予約などは不要で通常運賃のみで乗車することができます。

臨時列車を使わずに同じ経路で乗った場合、普通列車のみの場合で1時間15分・特急を使った場合で1時間なので、乗り換え不要なだけでなく時間的にもお得な列車となっています。

北陸新幹線の延伸に合わせて企画された列車ですが、東北・上越新幹線からの乗り継ぎも想定されています。

この列車で使われる6050系は普段は浅草~日光・鬼怒川の快速列車の運用などについています。なので、野田線への入線は珍しいものとなっています。車内は長距離運用に備えたボックスシートでトイレなども付いています。1時間程度の乗車ですが快適に乗車できるのではないかと思います。

野田線でも増える臨時列車

以前の野田線では臨時列車はあまり運行がなかったように思いますが、最近では臨時列車の運行が増えています。最近一番多く運行されているのは6050系を改造した634型を使ったスカイツリートレインです。この列車は「大宮~野田線~春日部~伊勢崎線~浅草」を走る列車です。

名前の通りスカイツリー開業に合わせて東武鉄道が作った観光用列車なのですが、以前では考えられない野田線始発も設定されました。乗客が減る時代というのもあって非定期客が重要な時代になってきているので、東武鉄道も昔よりだいぶ柔軟に臨時列車を走らせるようになってきた印象です。通勤電車ばかりだった野田線でも、今後も面白い列車が走ることを期待できそうです。


北海道新幹線アクセス列車は「はこだてライナー」に決定




2015年2月12日にJR北海道は北海道新幹線アクセス列車の愛称を「はこだてライナー」に決定したと発表しました。

札幌駅停車中の733系
函館ライナーに使われる733系1000番台のベース車となる
千歳線などで使われている733系

「はこだてライナー」概要

運行区間: 「函館~新函館北斗」間
車両: 733系1000番台4両×3編成の計12両

千歳線で運行されている733系をベースに座席はロングシートで、「新幹線との連携・一体感」と「函館らしさ・北海道らしさ」「北海道の豊かな自然」「函館の異国情緒」などのデザインコンセプトを取り入れた車両です。

運行予定区間の「函館~新函館北斗」間のうち、「五稜郭~新函館北斗」が非電化のため、電化工事を行っています。

愛称募集について

列車の愛称募集は2014年11月20~12月22日に行われ、6173件の応募がありました。その中でも289件ともっとも応募数の多かった「はこだてライナー」に決定しました。応募数だけでなく「函館とライナーな掛け合わせた親しみやくす分かりやすい」という理由も選定時に考慮されました。

採用名以外にも2692種の名前が送られてきました。「函館リレー」「リレーはやぶさ・はやて」「いさり火ライナー」などがあったそうです。

さらに、今回列車名に採用された方の中から「金賞のオリジナルNゲージ1名」「銀賞の733系オリジナルマグカップ40名」が、応募された方の中から「銅賞のH5系オリジナルグッズ40名」が2月中旬ごろに送られる予定です。

あとがき

これで「白鳥」という名前は消えてしまいそうですね。歴史のある特急名なのでなんとか残って欲しいと思う反面、ライナー名にはふさわしくないとも思っていました。中途半端な形で残るよりは良いのかもしれません。

またいつか復活する日が来ると良いと思います。


2015年2月11日水曜日

変る常磐特急 さよならスーパー・フレッシュひたち




2015年3月14日のダイヤ改正で大きく変る常磐線特急について2回にわたり紹介したいと思います。今回はダイヤ関係についての紹介をします。

常磐線E657系行き先表示器
今回のダイヤ改正で消えるフレッシュひたち

常磐特急どう変る?

・特急の種別名変更
・特急が新料金体系へ
・自由席廃止へ
・上野東京ラインへの乗り入れ

特急の種別名変更


まず変るのは特急の名前です。現在速達型として運行されている「スーパーひたち」が「ひたち」へ、速達型より停車駅の多い「フレッシュひたち」が「ときわ」に名前を変えます。

「スーパーひたち」は651系・「フレッシュひたち」はE653系投入によりスピードアップやサービス向上で特急「ひたち」から派生した列車名です。「ときわ」は常磐線で急行として走っていましたが、特急「ひたち」に吸収される形で消えた列車です。

名称に関しては以前の運行体系に戻っただけといえます。

特急が新料金体系へ

常磐線新特急料金表
常磐線新特急料金表

特急料金の区別で自由席・指定席や通常期・繁忙期・閑散期の区別がなくなります。その代わりにう事前料金と車内料金に別れます。

現在の料金体系は時期によって若干値段が変るので一概には言えませんが、事前料金で乗車する場合には自由席並みの料金になります。車内料金でも現行の指定席よりは安いです。

事前料金は指定席としては安くなるのですが、自由席よりは高い場合も多く自由席メインで利用している方には値上げになる場合も多い料金です。さらに、回数券関係も実質値上げとなるので利用頻度の多い方ほど損する料金体系だと思います。

自由席廃止

新料金以降の際に自由席も廃止となります。「列車に乗る時間が決まっていないので指定席を取れない」場合などは、乗車日・乗車区間だけを指定して乗車列車は指定しない形になります。その場合も運賃は指定した場合と同じなります。

さらに、自由席が連結されなくなるので座席を指定しない場合は空いてる座席に座ることになります。座席上にランプがあるので、グリーンのランプの場合が空席で座ることが出来ます。ただし、一部区間だけ指定されている場合も最初はグリーンで表示されているので、途中で座席を移動しなければならないなんてこともあります。

上野東京ラインへの乗り入れ

常磐線特急も上野東京ラインへ乗り入れます。乗り入れと言っても品川まで一部列車が乗り入れるに止まります。

しかし、現在は上野駅地上ホームへの到着で乗り換えには時間を要すること考えると、だいぶ便利になると思います。

今回はここまでにしたいと思います。
次回は常磐線特急として走る車両について紹介したいと思います。
変る常磐特急 車両たちの節目


2015年2月10日火曜日

あなたの路線は? 関東鉄道ダイヤ改正まとめ




全ては網羅できていないかもしれませんが、3月14日に関東で行われるダイヤ改正の概要についてまとめてみました。

浦和駅に到着するE231系1000番台

JR東日本

上野東京ライン・常磐線特急・北陸新幹線などの多くの路線でダイヤ改正を実施。

2014年12月19日発表の「2015年3月ダイヤ改正について」から上野東京ライン・常磐線特急・北陸新幹線のダイヤについては詳細な内容を確認可能。

東京臨海高速鉄道りんかい線

JR埼京線・湘南新宿ラインなどにあわせてダイヤ改正を実施。

りんかい線ホームページ内にでダイヤ確認可能。

東京メトロ

東西線・南北線・千代田線でダイヤ改正を実施。

東西線は「終電の繰り下げ」「10時台に一本増発」

南北線は「平日の7時台に目黒~白金高輪駅間で1往復増発」「休日21~22時台に目黒~白金高輪駅間で2往復増発」

千代田線は「一部列車とロマンスカーで時刻変更」

小田急電鉄

平日は「新宿19時台発の快速急行1本増発と準急3本の種別変更」

土休日は「午前中に新宿行き快速急行1本と新宿行き準急を1本増発」「夕方・夜間小田原行き快速急行3本増発」

その他として「箱根登山鉄道からのロマンスカー接続を改善」

時刻の詳細については3月初旬からホームページや各駅時刻表・ポケット時刻表で順次発表予定。

箱根登山鉄道

小田原~箱根湯元間は「夜間帯にの普通列車を1往復増発と一部普通列車とロマンスカーの時刻を変更」します。

箱根湯元~強羅間は「一部普通列車の時刻変更」をします。

新しい時刻表は箱根電車ホームページの2015年2月16日発表のインフォーメーション「箱根登山鉄道ダイヤ改正のお知らせ」で見ることが出来ます。

つくばエクスプレス

平日・土休日共にダイヤ改正で比較的大規模なものを実施予定、概要は下記の記事からどうぞ。

埼玉高速鉄道

浦和美薗~鳩ヶ谷間で「平日は9時台に赤羽岩淵方面を一本」「土休日は10時台に赤羽岩淵・浦和美薗方面を一本ずつ」増発します。

浦和美薗発~白金高輪行きのうち「平日の6時台に1本」「土休日の20~21時台に2本」を延長運転して日吉行きへ変更します。

その他にも一部列車の運転時刻の変更が行われます。

東急電鉄

東急目黒線でダイア改正が行われます。

平日朝は上り「7時台に日吉始発急行と武蔵小杉始発各停を1本づつ増発と、武蔵小杉始発急行を日吉始発に変更」します。下りは「7時台に目黒始発を1本増発、8時台の目黒始発急行2本を各停に変更」します。

平日夜の上りは「17時台の武蔵小杉始発各停2本が日吉始発に変更」されます。

土休日夜は「19~22時台に急行4本増発と20時代武蔵小杉始発急行1本が日吉始発に変更」されます。下りは「21~22時台の目黒始発各停4本を南北線・三田線からの直通に変更と19時台の目黒発武蔵小杉行き急行1本を日吉行きに変更」します。

また、このダイヤ改正にあわせて3月7日より東急各駅窓口で紙冊子の時刻表300円を発売します。

わたらせ渓谷鐵道

「JR両毛線に合わせて上下3往復で5分程度の変更」「トロッコ列車3本で路線バスとの接続改善」「臨時列車の新設」

わたらせ渓谷鐵道のホームページにて新ダイヤ・トロッコ運転日は発表済み。

関東鉄道

常総線は「上野東京ライン開業による接続見直し」「取手~守谷間のパターンダイヤ実施時間を拡大」「日中の取手~下館間の直通列車を上り4本・下り2本へ増発」などを行います。

龍ヶ崎線は「上野東京ライン開業による接続見直し」と「18時台の2本増発と20時台の2本減便」が行われます。

関東鉄道ホームページの鉄道情報トピックスの「平成27年3月14日に常総線・竜ヶ崎線にてダイヤ改正を行います」から新しいダイヤを見ることが出来ます。


2015年2月9日月曜日

駅前も日本的? 東京駅と台湾新竹駅が姉妹駅へ




2015年2月9日にJR東日本と台湾鉄路管理局(台湾の国鉄にあたる)は東京駅と新竹駅の姉妹駅締結を2月12日に新竹市で行うと発表しました。

新竹駅概要

1893年開業
1913年現駅舎完成
縦貫線・内湾線が乗り入れている

姉妹駅締結について

台湾の新竹駅の駅舎は日本人である松ヶ崎万長が設計をし、1913年3月31日完成しました。そして東京駅は1914年の12月20日に完成をしました。

それぞれの駅舎は100周年を越え両国の鉄道代表する歴史的建造物であることから、姉妹駅締結を結び友好を深めていくことになりました。

日本製電車も走る

新竹駅に乗り入れている縦貫線ですが、日本製の電車TEMU1000形が走っています。このTEMU1000形はJR九州885系をベースとした、日立製の振り子式特急電車です。こういった部分でも日本とのつながりがあります。

駅前も日本的?

この締結とは無関係なのですが、新竹駅の駅前に「そごう」や「三越」があるのに驚きました。

「三越」は「新光三越」という名で台湾の新光集団と三越伊勢丹ホールディングスの子会社と経営されており、今でも日本の三越と資本的にも関係があります。

一方「そごう」は「太平洋崇光(太平洋そごう)」の名で日本のそごうと台湾の太平洋建設が作った合弁会社により経営されていました。経営自体は良好だったのですが、日本のそごう本体の破綻やアジア通貨危機により日本のそごうとは関係がない状態になっているようです。

こういった日本国内の影響が海外にまで及ぶのは、いろいろと繋がっているのだなと感じさせます。


2015年2月7日土曜日

山田線とは対照的な気仙沼線 復旧のあり方を考える




山田線の一部を三陸鉄道に移管することが決まり復旧へ道筋がついた一方で、気仙沼線の復旧は相変わらず道筋がついていません。今回はそのことについて紹介したいと思います。

気仙沼線の今

気仙沼線は前谷地駅から気仙沼駅を結ぶ72.8kmの宮城県北部を走る路線です。震災で被災してからは前谷地~柳津の17.5kmが復旧されまたしたが、残りの区間はBRTでの復旧で完全な運行再開には至っていません。

BRTによる運行再開後は鉄道輸送より輸送力が劣ることもあり、鉄道時代より増発することで利便性の向上を図ったりしています。それでも鉄道時代と同水準の利用者に戻っていないのが原状です。

BRT・・・専用道路を使ったバス路線のこと。この路線では気仙沼線の跡地などを使い運行している。

なぜ復旧できていないのか

津波被害により沿線も大きな被害を受け、他の自治体同様に内陸部の移転が計画され始めました。鉄道を元の経路で復旧し先行して運行再開しても、市街地が内陸へ移動してしまえば採算は非常に悪化します。その調整を待つために最初の遅れが発生しました。

その後JR東日本はルート変更などを含めた復旧にかかる費用は700億円かかると概算しました。JRは震災前の状態に戻すための300億円は負担するが、ルート変更などで発生する400億円は自治体や国で負担して欲しいと求めました。これにより議論は1年近く完全にストップしてしまい、現在に至ります。

復旧するなら自治体は負担するべき

率直に言って鉄道を維持したいなら自治体は可能な限りギリギリまで負担するべきだと思います。

鉄道は性質上街づくりとも大きなかかわりを持ちます。ルート変更などを伴う今回のようなケースでは、自治体とJRの協力をなくしては持続的な運行は無理だと思います。自治体も建設費か運営費を支払うことで運営に対する責任を負うことになるので、必要なことだと思います。また、条件をつけてクリアできれば将来自治体側にお金が返ってくる仕組みにすれば真剣みも増すと思います。

そして、可能であれば住民からも運営費を徴収するべきだと思います。もっともこれは、建設費のためというよりは鉄道を維持するのには協力が必要だという意識を持ってもらうためのもので、生活の負担にならない最低の額で十分だと思います。なので、金額よりもお金を払っていると分かるような徴収の仕方を考えたほうが良いと思います。

そして、僅かな金額も払うのが惜しいという声が強まったなら、鉄道が不要になったということで廃止することを検討して良いと思います。住民の方たちが悪いという意味ではなく、ライフスタイルや状況によっては鉄道が不要というも一つの答えです。

腹を割って話すしかない

上の文で自治体が負担すればよいぐらい文を書きましたが、鉄道以外の復旧にもお金がかかり自治体としては苦しい事情も想像できます。結局お金を出せるのは国とJRぐらいなのも認めるしかないと思います。

なので自治体側から議論の場を設けて出せるギリギリ金額を公表し、足りない分をどうするか率直に話あうべきです。お金が出せないなら自治体として資金面以外でどう協力するかを話しあう必要があるでしょうし、そういったことが出来ない・やる気が無いならどうしようもありません。

間抜けな答えのような気はしますが、そういったことでしか解決は難しいのではないでしょうか。


2015年2月6日金曜日

SL復活できるか 若桜鉄道C12無動力運転実施へ




2015年2月4日に若桜鉄道はSLの無動力運転を実施すると発表しました。なかなかユーニークな取り組みなので紹介したいと思います。

運転概要

運転日: 2015年4月11日
運転区間:若桜~八東駅
編成:DD16ディーゼル機関車+12系客車+C12蒸気機関車
乗車は出来ないので「かかし」が乗車
翌日の運転は無いが、イベントを実施

なぜ無動力運転か?


鳥取県にある若桜鉄道ではSLを目玉の一つとしようと活動を続けてきました。若桜鉄道のC12は公園で展示をされていたものを社員の方たちが修理を行い、圧縮空気で運転できるまで修繕が行われました。現在は若桜駅構内で運転体験やトロッコ体験が行われています。

しかし、本線上を走らせるにはさらなる修繕が必要であり、赤字経営に陥っている若桜鉄道としては復活をさせて採算が取れないなどがあっては困ります。そこで、社会実験としてDD16形がプッシュプルすることで本線上を走らせ、どの程度の集客効果があるかを検証することになっています。この取り組みで大きく成果を出せれば、SLの復活に弾みがつくのは間違いありません。

先ほど説明したようにC12は万全の状態ではありません。なので、客車に人は乗せることは出来ませんし、通常の営業列車も同日は一時運休させます。その代わりとして、客車には「かかし」が乗車することになっています。

有料撮影スポット・駐車場を検討中

人が乗せられないSLである以上は、他で利益を出す必要があります。そこでSL運転の専用ホームページに沿線の飲食店・宿泊施設情報を掲載してアピールをしています。

それ以外として有料撮影地・駐車場の検討というのがあります。鉄道ファンの中には写真を撮るのが好きな方が居ますが、列車に乗らない方の場合は沿線にお金を落すことはあっても鉄道会社にはお金が落ちていないのが現状です。

そういった事情を含めての検討なのだと思いますが、内容や成果次第では他の鉄道会社にも波及すると思うので、非常に興味深い取り組みだと思います。

興味がある方は若桜鉄道ホームページ内に専用のページがあるのでご覧下さい。また、問い合わせなどは若桜鉄道には出来ませんので、専用ページにある地域の観光窓口のほうへお願いいたします。

※関連記事
相次ぐSL復活計画 本当に勝算があるのか?


JR山田線宮古~釜石間は三陸鉄道へ




2015年2月6日にJR東日本・三陸鉄道・関係自治体は山田線「宮古~釜石」間を三陸鉄道へ移管することを合意しました。これにより3月7日より宮古駅周辺で着工工事を行い復旧工事が進められます。

山田線とは

山田線は「盛岡~宮古~釜石」を結ぶJR東日本が運営するローカル線です。震災被害により「宮古~釜石」間はバスによる代行輸送が続いています。

この代行輸送区間は三陸鉄道の北リアス線と南リアス線に挟まれるようになっています。そのため、復興に際して三陸鉄道へ移管することで「久慈~盛」間を一体として運用できるようにと検討が進められていました。それが今回実現する形となりました。

合意内容概要

締結者: 関係自治体・JR東日本・三陸鉄道

・三陸鉄道として一体化した運用へ
・原状復旧費はJR負担
・復興に伴う増加費用は自治体が負担
・鉄道施設は無償譲渡の上、移管金30億を自治体へ
・運行に必要な新造車両8両かそれに相当額を自治体へ提供
・三陸鉄道の運営効率化に必要な検修設備を整備
・軌道設備は三陸鉄道と同等のものへ変更
・三陸鉄道が人的支援を要請した場合はJRが支援する
・三陸鉄道と自治体で利用促進を図り、JRは観光キャンペーンを行う

以上のことをおおまかにまとめますと

・JRは以前のレベルまで山田線を復旧し三陸鉄道へ無償譲渡
・自治体側によるの復興計画の影響で増える費用は自治体負担
・JRは三陸鉄道の支援に大きく協力する

こんな感じだと思います。

軌道設備を三陸鉄道と同水準にするというのは、三陸鉄道は国鉄末期に建設が始まった高規格路線であるのに対し、山田線は通常のローカル線と同水準なので設備を合わせて運用や整備をやりやすくするのだと思います。

ドラマの効果などが薄れこれからの三陸鉄道だと思いますが、この合意でよい方向に行ってくれればと思います。


2015年2月5日木曜日

285km/h一足早く 東海道新幹線先行体験きっぷ販売へ




2015年2月4日にJR東海は東海道新幹線「時速285km先行体験列車用きっぷ」を発売すると発表しました。

東京駅を発車するN700系

列車概要

運転日: 2015年2月25日
列車名: 時速285km先行体験列車
使用車両: N700A
運転時刻: 東京12:23→名古屋14:02着・14:06発→新大阪14:53着
発売枚数: 650人

2015年春のダイヤ改正で東海道新幹線は最高時速を270km/hから285km/hへ引き上げます。この速度はアップは1992年の300系「のぞみ」の最高時速アップ以来で、23年ぶりとなります。1992年以降もスピードアップが行われてきましたが、車両の加速・減速性能向上などの最高時速以外の部分で実現していました。

今回はその速度アップに先立ち先行体験列車の運転を行うことになりました。この列車の運転時には車内放送で285km/hの到達のアナウンスや乗車証明書の配布、ホームの発車票で「団体285」なども行われます。東海道・山陽新幹線を走るN700系の定員は1323名なので、応募は定員の半分程度となります。また、報道関係者も同乗するようです。

きっぷの買い方

インターネット上で公開されている申し込み用紙に必要事項を記入し、返信封筒を同封のうえに2月15日必着で郵送します。

返信封筒で当落の結果が送られてくるので、当選の場合はJR東海の窓口で支払いを行います。
運賃は運賃+新幹線指定席券と同じぐらいの料金で設定されています。

詳細や申し込み用紙が欲しい方はJR東海の「東海道新幹線「時速285km先行体験列車用きっぷ」の発売について」から見ることが出来ます。


試乗会と言えば新幹線の場合開業前に無償で抽選というのが多いのですが、それ以外を見渡すと有料というのは多くなってきましたね。鉄道会社の気持ちも分かりますが、天下のJR東海が東海道新幹線の速度アップの試乗会でやるのはちょっとセコい気もします・・・


福井鉄道201編成解体へ F1000形第二編成導入




2015年2月5日に福井鉄道は福武線用に超低床車両F1000形の第二編成を導入したと発表しました。これにより200形電車モハ201号車は廃車・解体したと発表しました。

200形は福井鉄道が自社発注を行い日本車輛によって1960年・1962年に製造され50年以上走り続けています。この列車は2両1編成の連接車体を採用した特長的な車両です。201編成が廃車になりましたが、あと2編成が1・2年程度走る予定です。

そして、その200形置き換えのため導入されたのがF1000形で、全4編成が順次導入される予定です。「FUKURAM」の愛称で2013年から営業運転をおこなっています。

F1000形は200形と大きく違う車両となっています。車体が通常の電車タイプから路面電車タイプになっていて、低床構造を採用することで車内のバリアフリー化が大きく進んでいるのも特徴です。第一編成はと第二編成でカラーリングがことなり、第一編成がオレンジ色なのに対し第二編成は福井の海や空をイメージした水色のカラーリングが施されています。

この車両も福井鉄道が新潟トランシスに自社発注をした車両で、万葉線や富山ライトレールの車両の兄弟車にあたります。その中でも3車体構造はこの列車だけで200形の定員200名には劣りますが、広島電鉄のグリーンムーバー並の155名となっています。

この御時勢に地方私鉄が自社発注車両から自社発注車両へ引導を渡せるのは、幸せな最後だと思います。この第二編成は当初の予定通り2015年2月18日から営業運転を開始しました。

2015年2月4日水曜日

続々運転 信越線臨時列車まとめ




北陸新幹線の延伸により長野~妙高高原間が「しなの鉄道」へ、妙高高原~直江津間が「えちごトキめき鉄道」へ移管されるのに伴い、様々な臨時列車が設定されています。

信越線直江津駅を発車する189系妙高号
妙高号で活躍している189系も臨時列車として使用される

運転概要

快速 信越線スイッチバック号

使用車両: 115系横須賀色6両(全車自由席)
運転日: 3月1、7~12日
運転区間: 長野~直江津 1日1往復

快速 ありがとう信越線

使用車両: 189系国鉄色・あさま色(全車指定席)
運転日: 3月1、7、8日
運転区間: 長野~直江津間 1日1往復

快速 ありがとう信越線ダイヤ
変更や誤りがありましたら申し訳ありません。

快速 ありがとう信越山線

使用車両: 115系湘南色6両(全車指定席)
運転日: 3月13日
運転区間: 新潟~長野間 1日1往復

快速 懐かしの国鉄色DC

使用車両: キハ40系2両(全車指定席)
運転日: 3月1日
運転区間: 長野~新潟間 1日1往復

特急 懐かしの特急みのり

使用車両: 485系国鉄色6両(全車指定席)
運転日: 3月7(長野行き)、8日(新潟行き)
運転区間: 長野~新潟間 2日合わせて1往復


3月1日以降かなりの臨時列車が設定されています。「快速 信越線スイッチバック号」以外は全席指定となります。えきねっとの予約で見る限り一般向けの指定席販売もあるようですが、びゅうの旅行商品が各列車に設定されているので、一般向けの座席数はあまり多くないかもれしません。

絶対に乗りたい列車がある場合は一般向けの指定席販売開始より前にびゅうの旅行商品が早く発売されたりしているので、一度そちらでチェックしてから考えるほうが良いと思います。

「快速 信越線スイッチバック号」がJR東日本長野支社の春の臨時列車のページから、それ以外はJR東日本新潟支社で詳しく見ることが出来ます。


面倒な条件も JR西日本と私鉄4社 ICOCA・Pitapa連絡定期販売




2015年2月2日にJR西日本・阪神・京阪・南海・新神戸新交通はICOCAとPitapaを使った連絡定期の経路を3月1日販売・利用開始すると発表しました。ただ、購入時には注意が必要なこともあります。

大阪環状線の103系
大阪環状を走る103系

新たに追加される経路概要

・阪神~JR
・阪神~JR~京阪
・神戸新交通~JR
・南海~JR~京阪

上記の区間が3月1日より販売・利用開始と発表されました。販売と利用開始日が同じため事前購入は出来ません。その変りに使用中の磁気定期を窓口でICカードへ変更することが出来ます。一部区間については上記間の会社でも発行できない場合もあります。

発売できる定期の種類は通勤定期と通学定期で、利用期間は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月となります。障害者割引定期については、今回は見送られました。

面倒な条件も

例えば「阪神~JR~京阪」の定期券を購入する場合、ICOCAなら京阪の窓口・Pitapaなら阪神の窓口で買う必要があったり、阪神・京阪どちらの窓口で買える経路もあれば阪神でしか買えない経路もあり複雑です。このような条件は今回追加された全ての経路にあるので、購入を考える方は駅の窓口で一度詳しく聞いてみたほうが良いと思います。

同じ経路でも窓口で買えるICカードに違いが出る理由としては、今回の5社のうちJR西日本・京阪がICOCAを採用し、阪神・神戸新交通・南海はPiTaPaを採用しているという理由があります。

同じく区間でも買える会社と買えない会社がある理由ははよく分かりませんでした。


中央快速線グリーン車増結へ 改造はあるか?




2015年2月4日にJR東日本は中央快速線・青梅線の列車へグリーン車2両を増結すると発表しました。

中央線新宿駅に到着するE233系
現在走っているE233系へグリーン車が増結される

計画概要

運転区間: 中央線(東京~大月間)・青梅線(立川~青梅間)
東京よりの4・5両目に2階建て車両を増結(計12両編成へ)
2020年のサービス開始予定

中央線グリーン車連結位置
編成イメージ図

中央快速線、青梅線の中央線直通列車の全列車にグリーン車が2両増結されます。これは着席ニーズの高い中央線のサービス改善を目指したものです。2020年のサービス開始に向けて、車両の設計と駅(導入路線にある全44駅)・線路・信号の改良を行っていきます。

国鉄時代から東海道線・横須賀線では普通グリーン車が走っていましたが、JRになってから宇都宮・高崎線系統に常磐線と運用線区を広げています。私鉄でも特急とは違った小額で乗れる有料座席の検討が進んでいて、人口減少の世の中では魅力的なプランなのだと思います。

大規模な組み換え・改造するか注目

E233系は故障時などに供えて車両性能に余裕を持たせるためにモーター車(M)とモーター無し(T)の比率は2M:1Tとなっています。中央線のE233系にグリーン車用二階建て車両2両を組み込むと1M1Tにまで比率が下がってしまいます。

東海道線などはE231系がE233系より非力なモーターで1M2Tで運転をしているので、走行自体は可能だと思われます。しかし、高頻度の加減速の繰り返しや運転本数が多いなど今2階建てグリーン車が走っている区間とはだいぶ違う条件です。

中央線は今でも混雑が酷い路線ですが、単純にグリーン車を組み込むと運行本数が減ったり所要時間の増加につながらりサービスが低下してしまいます。その点を考慮してMT比を下げないために編成の組み替えや改造を行うかも注目です。

※E231系・・・95kwのモーター/E233系・・・140kwのモーター


2015年2月2日月曜日

ちょっとお安く 仙石・石巻線運行再開で特例設置など




以前の記事で2015年5月30日に仙石線の全線運行再開と仙石東北ラインの開業が行われると書きましたが、それに伴い運賃上は2015年3月14日から変更が行われます。

変更概要

3月14日から
・一部区間移設により営業キロ短縮
・仙石東北ライン開業による新しい運賃計算ルート

5月30日から
・仙石東北ライン開業による新しい区間が乗車の特例
・仙石東北ライン開業による新しい定期券の経路

3月14日からの変更

仙石東北ライン図
色が付いている線が実際の経路
矢印が運賃計算上の経路

一部区間移設により営業キロ短縮

女川駅の移設により石巻線が0.3km、陸前大塚~陸前小野間の移設で仙石線は1.2km営業キロが短縮されます。それにより運賃が今より少し安くなります。

石巻線は3月21日・仙石線は5月14日からの運転再開ですが、バスによる代行輸送が鉄道運賃と同額で行われているので、代行輸送を利用するときに少し安くなります。

仙石東北ライン開業による新しい運賃計算ルート

仙石線の運転再開に伴い、東北線「塩釜~松島駅」間から仙石線「高城町駅」を結ぶ短絡線の使用が開始されます。これにより仙台からの場合は「仙台~高城町駅以北」の運賃が1.3km分短縮され安くなります。この運賃はJRの定める大都市近郊区間の規則により仙石線経由でも安くなります。

例えば「仙台~松島駅」間を利用する場合は運賃計算上は特例として「仙台→塩釜駅→松島駅→高城町駅」と実際に走行する区間より長い経路で計算されます。それでも仙石線経由よりは短くなるので運賃は安くなります。

※大都市近郊区間・・・JRが定めるこの区間内で乗り降りする場合、一筆書き乗車する場合に限り運賃は最短距離で計算するなどルールが定められている。

5月30日からの変更


仙石東北ライン開業による新しい区間が乗車の特例

先ほど説明したように「塩釜~高城町」間は実際とは違う経路での運賃計算となるのですが、実在しない経路「松島~高城町」の切符も発売されます。それに合わせ「松島~高城町」間の切符の場合は、「松島~塩釜~高城町」間で乗れるようになります。なので、実際に乗っている距離より安い切符が生まれます。

仙石東北ライン開業による新しい定期券の経路

定期は原則として定められた経路でしか乗車することが出来ません。なので、運転再開にあわせて仙石東北ライン経由の定期が設定されます。

簡単に解説してみましたが、詳しく知りたい方はJR東日本仙台支社ホームページにある「石巻線及び仙石線の全線運転再開と仙石東北ライン開業に伴う営業キロの変更及び運賃の適用等」についてから見ることが出来ます。

※関連記事
JR東日本 仙石線全線再開と仙石東北ラインの運転を開始


トワイライトエクスプレス本当は13時間立ち往生?




2015年2月1日札幌駅発の寝台特急「トワイライトエクスプレス」が吹雪により12時間半立ち往生しました。


大雪により奥羽本線で立ち往生

列車が立ち往生したのは青森県と秋田の県境近くJR奥羽本線津軽湯の沢駅と陣場駅の間です。積雪により昨日の夜から立ち往生をし、2日の午前11時45分頃運転を再開しました。幸いなことに乗客や乗務員の方は何も無かったようです。

この区間での牽引機はEF81形電気機関車ですが、DE10形ディーゼル機関車が連結しすることで救援されました。電化区間なのでディーゼル機関車がトワイライトエスクスプレスを引っ張ることは、定期列車ではありません。車両設備自体には余裕があるので特に支障は無かったようですが、食料については弁当やおにぎりの配布となったようです。こういった場合は運転打ち切りで途中で降ろされしまうこともあるのですが、今回はそういうこともありませんでした。大雪であることや山間部で代替列車の確保が難しいこと、どっちにせよ大阪へ車両を回送しなければならないなどが、運転打ち切りにならなかった理由だと思います。

一部鉄道ファンの方たちは、本来よりも2倍近い長時間乗れた上に貴重な体験が出来たということで、とても喜んでいたようです。

JR西日本ホームページにある「トワイライトエクスプレス」の通過時刻表を見ると、大館駅は23:06分頃通過します。「トワイライトエクスプレス」の運行速度だと大館駅から津軽湯の沢駅は20分程度かかる見込みなので、本来の通過時刻は22:45分頃の通過だったようです。報道などでは12時間半と記載されていますが、11時45分頃の復旧ならば厳密には最大13時間近く遅延したのではないでしょうか?

2015年1月6日発大阪行きの「トワイライトエクスプレス」は今回より長い16時間の遅延でした。この時期の日本海側は荒れやすく、風に雪と天候により遅延が多く発生します。去年廃止になった一部トワイライトと同じ経路を走る寝台特急「あけぼの」も、同じように何度も遅延が発生していました。今回ほどの遅延はなくとも、大きな遅延がラストランまでにまた起こると思います。その時も遅延に負けずに、最後まで走りきるよう頑張って欲しいものですね。

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