2018年4月9日月曜日

209系初のジョイフルトレイン「B.B.BASE」自転車ツーリング列車




JR東日本は2017年8月25日に209系を改造した自転車ツーリング用列車の「B.B.BASE」を発表し、2018年1月6日より運行を開始しました。
記事作成日: 2017.08.25/2018.04.09

自転車はそのまま載せられる

209系2200番台 B.B.BASE
209系2200番台 B.B.BASE
この列車は鉄道を利用した自転車ツーリストのために、房総地区を中心に走ります。「B.B.BASE」という列車名は、この列車が「房総=BOSO の 自転車=BICYCLE 基地=BASE」になるというコンセプトから来ています。

今でも鉄道で自転車を運ぶことはできますが、原則として分解して一定サイズに収め輪行袋と呼ばれる袋に詰めることが必須となっています。ですが「B.B.BASE」ではサイクルラックやフリースペースが設置され、自転車をそのまま載せることが出来ます。

209系2200番台 B.B.BASEの側面
ドアや扉を埋めているところもある
ベースとなった車両は元々南武線で通勤電車として走っていたもので、内装を大幅に変更しています。先ほど紹介したサイクルラックの他、長椅子を対面のボックスシートに変更したり、トイレを設置するなど大幅に変更しています。外装も白を基調としたデザインで、車体全体をシールで覆うことで変更しています。



遅れていた自転車対応

日本の鉄道はどうしても旅客が中心ということで、通勤路線もローカル線も自転車を載せにくい環境でした。最も今までは乗客は増加する一方で、スペースが取れたなかったという事情もあります。一方ヨーロッパのローカル線などの車両にはサイクルラックが設置され、自転車を載せられる車両も多く存在しています。

しかし、最近では乗客の減るローカル線を中心に、空いてる時間に自転車をそのまま載せられようにしたり、JR四国の特急列車にサイクルラックが搭載されるなどの変化が起きています。そんな流れや自転車ツーリングの人気の高まりなどもあって、今回のような企画が生まれたのだと思います。

209系初のジョイフルトレイン

ジョイフルトレインはその特性から通勤車両がベースになるのは、あまりありません。房総地区は209系が中心になっているので乗務員訓練の関係や、乗り心地より自転車の積載力が必要なので、209系が選ばれたのだと思います。線区に走っている車両の関係などもあって種車が通勤車両になったジョイフルトレインとしては、中央線や青梅線を中心に運行していた201系をベースとした「四季彩」を彷彿とさせます。

209系はJR東日本の通勤車両としては、JR化後に全く新しいコンセプトとして制作された車両です。209系列でも最初期に作られた0番台は、最初に投入された京浜東北線から撤退し房総地区の通勤・郊外輸送車両用に改造され運行しています。その中の1編成を改造すると思われます。JR化後の通勤車両がジョイフルトレインの種車になるというのは、時代を感じます。

改造車同士の房総地区での再会

成田駅停車中の209系
現在房総地区で活躍する209系も
京浜東北線で運行していた
千葉地区のローカル線区間などでは、京浜東北線で活躍していた209系を改造した209系2000番台・2100番台が活躍しています。今回B.B.BASE用で活躍していた車両も、南武線の前に京浜東北線でも活躍していました。

209系2200番台とB.B.BASE 209系2100番台
館山駅で並ぶ
209系2200番台とB.B.BASE 209系2100番台
そのためB.B.BASEとしての運行で、古い仲間たちとの顔合わせが実現されました。

小田急新型特急70000形GSE発表 LSEは廃車へ




小田急電鉄は2016年10月20日に新型特急70000形を発表し、2018年3月17日より運行開始しました。
記事作成日 2016.10.20/記事更新日: 2018.04.09


オレンジの車体にボギー台車

小田急ロマンスカー70000形GSE
小田急ロマンスカー70000形GSE

車両形式: 70000形
導入編成: 7両×2編成
編成定員: 400名(全席指定)
製造会社: 日本車両
製造費用: 40億円

外観は車両全体をオレンジに塗装しています。側面窓上部を在来特急より大型化し、先頭車両にはロマンスカーの特徴展望車を設けます。VSEで前方の映像をカメラで撮影し他の車内のモニターで見られるようには今もなっていますが、車内Wi-Fiを装備することでインターネットの他に展望ライブ映像の配信を行います。

在来線特急車両でも左右の振動を減らす「アクティブサスペンション」ダンパーの装備は珍しくありませんが、電子制御でダンパーの硬さなどを制御し更に振動を減らす「電動油圧式フルアクティブサスペンションダンパー」を編成全車両に採用します。小田急によると、在来線量産車での編成全車両に採用するのは国内初です。床下周りは最近の小田急車で採用されている、編成滑走制御やSiC素子、LED照明なども採用します。

台車は連接台車ではなく一般的なボギー台車となります。この台車は日本車両が開発した、新型台車です。従来の台車と基本的な構造は同じですが、台枠と軸箱が一体プレス加工になっている点です。これにより東海道新幹線で発生した台車の亀裂事故のような事態は、防ぎやすくなっているとしています。

製造は他の小田急特急と同じく日本車両です。特急車で製造車両数が少ないこともあり、編成あたり20億円・1両あたり2.75億円と、通勤電車の二倍前後と高めになっています。

車両は第一編成が2017年12月に日本車両から小田急電鉄へ運ばれ、2018年3月17日に運行を開始しました。

運行を開始したGSEの映像


7000形 LSEは廃車へ

小田急電鉄7000形LSE
7000形LSE
現在運行を行っている車両で最も古い特急車両は、1980年より製造された7000形 LESとなっています。この車両は2編成が運行を行っています。今回製造される70000形により、置き換えが行われます。

ただし、2編成同時の置き換えではなく、1編成づつの順次の置き換えとなりました。これによりLSEとGSEを同時に見ることが、実現されました。

LSEが廃止されることにより、昭和世代のロマンスカーは全て引退となり、連接台車を採用したロマンスカーは50000形VSEのみとなります。GSEはホームドアの関係もありボギー車としたそうです。ただ、ロマンスカーは原則として固定編成としての運行なので、連接台車でもホームドアに対応出来ないわけではありません。その反面、ドア位置が固定されるので、車内レイアウトが制限されるの事実です。

ロマンスカーの特徴である連接台車が、このまま消えていくのかは気になるところです。




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