2019年6月23日日曜日

東上線新駅 ホンダ自動車からの要望で




東武鉄道は2019年6月3日に東武東上線「男衾~東武竹沢」間に、ホンダ自動車からの要望で2020年秋に新駅を設置することを発表しました。新駅やそれをとりまく状況について紹介します。

東武鉄道8000系81119F
「小川町~寄居」間で活躍する
東武鉄道8000系81119F

ホンダの自動車工場のための新駅

駅が設置されるのは「男衾(おぶすま)~東武竹沢」間のちょうど中間あたりです。駅の構造は1面1線です。周りにはホンダの寄居工場があるだけで、本当に何も無いところです。

東上線に新駅が設置されるのは「武蔵嵐山~森林公園」間に2002年のつきのわ駅以来で、18年ぶりの新駅となります。

発表された時点では駅になりそうな用地部分に柵があるだけで、駅の構造物は何もありません。なので工期も考えると、比較的簡素な駅になるのかもしれません。

ホンダ再編で必要に

ホンダ寄居工場は山に囲まれた場所にあり、アクセスは工場脇を走る2車線道路の国道254号線がメインとなっています。工場に勤める方達は、自動車やバスでの送迎でしかアクセスできません。

さらにホンダは工場の再編を進めており、4000人ほどが勤務される埼玉県狭山市の工場の機能の大部分を、この寄居工場と三重県鈴鹿工場に集約します。そのため単純計算で1000人以上の方が、新たに勤務されることになります。

17年11月、ホンダが東武に東上線の活用などの相談を持ち掛け、両社で協議を開始。新駅開設に至った。建設費用はホンダが負担する。事業費用は非公表。
埼玉新聞ウェブ版2019年6月3日記事より引用

そんな理由がでしょうが、上記のように駅の建設費用はホンダ側が負担する形になっています。

寄居商工会は川越方面直通の要望も

東上線の川越方面からの電車は小川町駅止まりで、寄居方面には同駅で寄居駅行きに乗り換える必要がある。柴崎会長は利便性向上の観点から「新駅設置を機に、従業員のためにも、朝夕だけでも、川越方面から新駅に直通する電車の運行を検討していただきたい」と要望した。
 埼玉新聞ウェブ版2019年6月3日記事より引用

寄居商工会は川越方面への直通列車の要望だしています。確かに昔は池袋駅から寄居駅までの特急が一日数本走っていた頃もあり、それより遡れば秩父鉄道直通もありました。現在東上線は小川町駅で運行系統が分断されており、10両編成で運行する「池袋~川越~小川町」と4両編成の「小川町~寄居」に分かれています。

小川町駅で対面乗り換えできるので、あまり不便はありませんが、乗り換えが無ければ便利なのも事実です。しかし、東上線の武蔵嵐山~小川町駅間の中間地点から、小川町駅までは単線で列車本数に限界があります。今も殆どの時間で毎時4往復程度と、運行本数いっぱい近くで走っています。編成の長さも小川町駅で変わるため、一部時間の増発や行先変更などはあっても直通列車はなかなか難しいと思います。

久々の寄居直通! 東上線団体臨時ブルーバード号50090系




2017年1月21日に東武東上線で運行された団体臨時用列車「Blue bird(ブルーバード号)」の運行の様子を写真・動画や、50090系・8000系ブルーバード号について紹介します。
撮影日: 2017.01.21/更新日: 2019.06.23

久々の寄居直通

東武鉄道50090系51092F Blue bird号ヘッドマーク
ブルーバード号ヘッドマーク
今回運行されたのは団体臨時用としての運行で、東武トップツアーズ企画による「ブルーバード号で行く!ママ鉄 豊岡真澄さんと東上線全線の旅 in 寄居」のお客さん向けの運行です。

アイドルの豊岡真澄さんや南田マネージャーが添乗し列車のマイクパフォーマンスを行ったり、終点寄居ではステージショーが行われるような内容となっていました。各種限定のお土産の配布もあったようです。

50090系51092F(10両編成)フライング東上カラーの車両に「ブルーバード号」の装飾を付けて、池袋駅から寄居駅まで直通で運行されました。以前は池袋駅から寄居駅までの直通の6両編成の特急が運行されたいましたが、特急が10両化されて以降は定期運転での寄居行きは無くってしまいました。

また、以前は臨時・定期共に6両での直通運転だったので、今回の10編成での直通はとても珍しいものです。

50090系「ブル-バード号」バージョンへ

池袋駅停車中の東武鉄道50090系51092Fブルーバード号
池袋駅停車中
今回使用された車両は50090系51092Fで、この50090系では一編成だけが東上線で昔走っていた「フライング東上号」をイメージしたカラーリングにラッピングされています。その車両にブルーバード号の装飾がされました。

東武鉄道50090系51092F ブルーバード号側面表示器
側面表示器
前後の先頭車両には写真にあるように、ヘッドマークのシールは貼られています。側面表示器の下にもブルーバード号のエンブレムが貼り付けられています。

変わった線路で寄居まで

高坂駅の待避線に入る東武鉄道50090系51092F ブルーバード号
高坂駅の待避線に入る
「ブルーバード号」は普通列車の合間を縫って走るため、ゆっくりとしたダイヤでした。池袋駅を出ると志木駅で5分停車し営業列車に追い越され、森林公園では休憩を兼ねた40分停車もありました。

道中では普段営業列車が入らない線路を使っての運行でした。下板橋駅では下板橋駅付近にある電留線を走行し、高坂駅では試運転列車など以外使わない待避線に一旦停車し、森林公園では森林公園検修区内の線路を走行して寄居駅を目指しました。

写真を撮影して高坂駅では待避線ゆっくり侵入し30秒ほど停車したのちに、警笛を鳴らして出発していきました。

森林公園ではFライナー運用に入っていた渋谷Hikarie号とのツーショットもあり、ツアーのお客さんや我々鉄道ファンも喜んでいました。

荒川橋梁を渡る東武鉄道50090系51092F ブルーバード号
荒川橋梁を渡る
「鉢形~玉淀」間にかかる荒川橋梁では、減速しての走行でした。ツアーのお客さんと、私や周りで撮影していた人たちで手を振りあっていました。そして、添乗していた南田マネージャーがこちらに「お疲れ様~!」と言いながら手を振っていたので、周囲から笑いが漏れていました。

寄居駅停車中の東武鉄道50090系51092F ブルーバード号
秩父鉄道とのツーショット
ツアーのお客さんは寄居駅到着後に、近くホールへトークショーのために移動していきました。ブルーバード号はすぐには発車せず、一時間程度寄居駅で停車したのちに回送列車として出発していきました。寄居駅停車中の間、普段見ることの出来ない車両たちとのツーショットを見ることが出来ました。

8000系もブルーバード号に

東武鉄道8000系8198F ブルーバード号
東武鉄道8000系8198F
ブルーバード号
8000系ワンマン車にも一編成だけフライング東上号カラーの車両がありますが、この日はこの編成もブルーバード号のヘッドマークが付けて一般営業運転に入っていました。



ブルーバード号の動画です。0:34頃が高坂駅発着、2:46頃が荒川橋梁通過、4:38頃が寄居駅での様子、6:45頃が8000系ブルーバード号の映像です。

さよならブルーバード号

さよなら8000系ブルーバード号ヘッドマーク
8000系ブルーバード号につけられた
さよならヘッドマーク
2019年2月に50090系ブルーバード号の運行が終了しました。運行終了前には、さよならマークのシールが先頭車両に貼り付けられました。運行終了後にブルーバード号に使われていた51092編成は、すぐに川越アートトレインとして再ラッピングされて運行開始しました。

2019年7月には8000系のブルーバード号の運行が終了が決定しました。6月からこちらも先頭車車両にさよならヘッドマークが付けられています。

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東上線90周年でリバイバル塗装2編成運行開始へ

2019年3月26日火曜日

日比谷線でも着席列車 東武70090系運行へ




東武鉄道は2019年3月26日に70000系をベースとした転換クロス列車70090系を、2020年度より運行すると発表しました。この列車で日比谷線直通の着席サービス列車を運行します。

東京メトロでは2例目の着席サービス列車

中目黒駅に到着する東武鉄道70000系
ベースとなる東武鉄道7000系
今回導入されるのは既に日比谷線直通用として運行されている70000系をベースとした、70090系となります。

坂戸駅を出発する東武鉄道50090系
着席サービス列車TJライナーで使用されている
東武鉄道50090系
座席はロングシートとクロスシートを切り替えることが出来るタイプで、東武50090系と同じタイプ車両です。

東京メトロの有料列車はこれまでに小田急線との直通の特急ロマンスカーと、今回導入されたタイプと同じ形で西武線と副都心・有楽町線直通列車で運行している着席サービス列車ライナーが運行されています。なので着席サービス列車としては2例目となります。

詳細は今後発表

日比谷線直通の着席サービス列車との発表ですが、料金や停車駅については今後発表としています。

地下鉄での着席サービスとして成功させられるか

先輩列車にあたるSライナーですが、正直なところ乗車率はあまり高くありません。価格設定や停車駅が原因と言われていますが、兎に角成功とは言えないのが現状です。そこの辺りは上手く織り込んで、指定席料金や停車駅を設定して成功出来るかが、今後地下鉄での着席サービス列車の普及に関わってきそうです。

東急2020系・6020系 2018年春運転開始




2017年3月17日に導入を発表し、2018年3月28日より運行を開始した東急電鉄2020系を紹介します。2017年10月12日導入を発表し2018年3月28日より運行を開始した東急6020系や、2019年3月26日導入が発表された3020系もう紹介します。
記事作成日: 2017.03.21/記事更新日: 2019.03.26

2018年春から順次運行

東急電鉄8500系
東急8500系
田園都市線では2017年度現在古い順から、8500系・8590系・2000系・5000系の4種類が運行されています。この中でも8500系は1975年に登場した古い車両で、5000系などで置き換えが行われていきましたが、まだまだ多くの車両が運行している状況です。

東武伊勢崎線で乗務員訓練を行う東急電鉄2020系
東武伊勢崎線で乗務員訓練を行う東急電鉄2020系
8500系の置き換えを含めた理由で投入されるのが、2020系です。2020系の前は6000系が最新形式でしたが、2020年オリンピックや2022年の東急100週年に向けて、変則的に2020系という車両形式が当てられました。2018年春に最初の3編成が運行開始し、その後も順次投入が続けられます。


5000系から一新

田園都市線の主力で最新形式の5000系と比べると、外観と内装は一新されます。外観は窓下に帯があるデザインから、ホームドアを見据えた車両上部に白とラインカラーの緑の帯をあしらったデザインとなります。

伊勢崎線を走る田園都市線の5000系
東急5000系
先頭車両のヘッドライトは首都圏の車両では珍しく、上部の行先表示器横に左右一つづつと連結器上の部分に左右二個づつと、計6つのヘッドライトが装備されます。山岳地帯や降雪地域では見通しを良くするため多くのヘッドライトを装備するのは珍しくありませんが、首都圏の通勤列車では珍しいです。

E235系の網棚上の液晶モニター
E235系の網棚上の液晶モニター
車内の内装は山手線E235系に近いものとなっています。各車両に車いすやベビーカー用のフリースペースを配置します。液晶モニターはドア上だけでなく、網棚上にも設置されます。座席は5000系の一部車両で採用されはじめているハイバック仕様で、座面の改良のほか背もたれが大型化されていて、通勤用の座席の中でも凝ったものとなっています。そのほかに空気清浄機も搭載されます

モーターなど電装系も最近の車両では一般的なものとなるようです。次世代半導体となるので、近年の標準SiC半導体を使用した高効率なインバーターが採用されるようです。さらに車両のモニタリング装置も従来より強化され、故障の防止に努めます。

注目すべきはブレーキシステムで、路面ブレーキとディスクブレーキの併用が復活しました。2000系などでは動力台車は路面ブレーキで付随台車はディスクブレーキとしていました。しかし、3000系以降は路面ブレーキに一本化されています。この後東横線で5000系が降雪時に雪やゴミでブレーキ力が弱まり、前方に停車する列車へ後続列車が追突する自体が発生しました。これを受けて復活に踏み切ったのではと思います。

2018年3月28日より運行開始へ

半蔵門線押上駅に到着する東急電鉄2020系
半蔵門線押上駅に到着する
東急電鉄2020系
2018年3月28日より運行を開始しました。田園都市線で運用されている車両は、8590系を除き東京メトロ半蔵門線を経由し、東武伊勢崎線まで直通運転を行います。しかし、2020系は当初半蔵門線の終点押上駅までの運用でした。運転台には田園都市線・半蔵門線内のみの運行を示すシール、通称サークルKマークが貼られています。

東武鉄道70000系と並ぶ東急電鉄2020系
東武鉄道70000系と並ぶ乗務員訓練中の東急電鉄2020系
営業運転前なのでサークルKシールが貼られている
田園都市線と半蔵門線での運行を開始した後に、乗務員訓練を東武伊勢崎線で行い、2018年10月1日より伊勢崎線への乗り入れを開始しました。



姉妹車6020系大井町線導入へ

急行運用に入る東急電鉄6020系
営業運転中の東急電鉄6020系
2017年10月12日に2020系とほぼ同一設計の6020系を2018年春に、大井町線へ導入すると発表しました。大井町線の急行用としての導入で、2編成14両が導入されました。運行は2020系と同じ、2018年3月28日より開始しています。

東急電鉄6020系Q SEAT
Q SEAT
基本的には2020系と同じ仕様ですが、大きく違うのは「Q SEAT」が連結されていることです。7両編成のうち1両がQ SEATで、座席が通常のロングシートではなく座席の方向が転換出来るマルチシートを採用しています。この車両は一部列車で指定席となり、着席保証サービスを12月14日からスタートしています。

更に姉妹車3020系導入へ

東急電鉄は2019年3月26日に目黒線へ3020系を導入すると発表しました。2019年秋に6両3編成が投入されます。

2022年度からは目黒線が8両編成化するので、数年だけ6両で運行するとみられます。なので、6両が見られるのは短い期間となりそうです。

2019年3月21日木曜日

川越特急運行開始と直通運転快速急行延伸の東上線ダイヤ改正




2019年3月16日に東武東上線では大幅なダイヤ改正を実施しました。川越特急新設による特急の11年ぶりの定期運行、副都心線からの快速急行の小川町延伸が実施されました。

川越特急で11年ぶりに特急復活

坂戸駅を出発する50090系川越特急
運行を開始した川越特急
行先表示が専用のフォントになっている
東上線では2008年の副都心線開業に合わせたダイヤ改正まで、「池袋~小川町」間で特急列車を運行していました。今回のダイヤ改正で川越特急が「池袋~小川町」間で運行され、11年ぶりの復活となりました。

運行は池袋発の下りが「池袋→小川町」間、森林公園発の上りが「森林公園→池袋」間の運行で、「池袋~東松山」間が優等運転で「東松山~小川町」間は各駅停車での運行です。「池袋~川越」間は快速急行より少ない一駅のみの停車で、JR武蔵野線と接続する朝霞台駅のみの停車です。そのため下り最速列車は、「池袋→川越」間を26分・「池袋→小川町」間を1時間1分で結びます。

車両は50090系のみを使用し、座席はTJライナーと同じ進行方向と同じ向きでの運行です。先頭車両の行先表示器には、「川越特急」の専用のフォントで表示されます。

地下鉄車の快速急行延伸で東急・メトロ車が小川町駅へ

小川町駅停車中の東急5050系4000番台
小川町駅停車中の
東急5050系4000番台
土休日のみ運行の「みなとみらい線・東横線・副都心線・東上線」の4社に跨って運行される快速急行の下り列車が、森林公園から小川町まで延伸されました。これにより東急車・東京メトロ車の小川町乗り入れが、定期運行として開始されました。

小川町駅に到着する東京メトロ7000系
小川町駅に到着する
東京メトロ7000系
3本の列車が運行され、2本が東急車1本が東京メトロ車での運転となります。

下りはFライナーとして運行
小川町到着後は折り返し、小川町発の急行Fライナーとして元町・中華街駅までの運行となります。

キハ110系と並ぶ東急5050系4000番台
キハ110系と並ぶ
東急5050系4000番台
小川町延伸により、東急車や東京メトロ車とJR東日本キハ110系気動車と並ぶ、ユニークな光景が見れるようにもなりました。

ダイヤ改正初日の様子

TJライナー指定席化で値上げも

ダイヤ上は変化はないのですが、TJライナーが指定席化されました。これによって全ての列車で、50円の値上げが行われました。

登場時は目新しい車両でしたが、各社がライナー列車を登場させ目新しさも無くなりました。車両設備も後発の列車のほうが当然良いので、値段上げるからにはそれに準じたものにして欲しいものです。

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・解説
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