2014年10月3日金曜日

進む鉄道用前照灯のLED化 HIDとの違いを知る




近年鉄道用のヘッドライトはHIDライトからLEDへの切り替えが進んでいます。その理由について紹介したいと思います。

東武東上線大山駅を通過する50000系51002F
東武東上線で一番早く前照灯が
HIDからLED化された50000系51002F
直江津駅停車中の485系3000番台
JR東日本では早くにHID化された485系3000番台

私がもっとも身近に感じている東武東上線でもHIDからLED前照灯への切り替えが進んでいますが、HIDでも十分明るいのに何故LEDへ切り替えるのでしょうか?

それはずばりメンテナンス性と消費電力です。

HIDとLEDでどうメンテナンス性と消費電力が違うのか

HIDの交換周期は1年程度なのですが早いときは3ヶ月程度で交換が必要なのに対し、LEDは10倍以上の寿命と予想されています。さらにHIDは電球が一つなのに対しLEDは複数のLEDを束ねて使っているので、一気に玉が切れるということが起こりにくいのです。最初に紹介した50000系の写真を見ていただけると分かりますが、複数のLEDを束ねて使う特徴を活かしてユニットの半分だけ点灯するなども出来柔軟な点灯方法を可能としています。

次に消費電力は輝度などの複数の要素があるので目安としてですが、同程度の視認性でHIDライトと比較すると70~80%の消費削減が見込めるようです。

また、既存車両がHIDからLEDに変っていることからも分かるように、配線の互換性を保ったまま簡単にLED化出来るようになっています。

ちなみに自動車のLED化は実用の観点以外に、前照灯配置の自由度によるデザイン性での採用などもあるようです。鉄道でも東京メトロ13000系やJR東日本E353系特急車両などは、今までにないライン型の配置で、デザイン性を高めた車両が出てきています。なので今後鉄道でもLEDを生かしたデザインが、増えていくのではないかと思います。

LEDが最終進化系ではない

LEDで前照灯の進化が終わるということはありません。自動車メーカーであるAudiが新たな種類のレーザーヘッドライトを採用して話題になったりました。このレーザーヘッドライトは文字通りレーザーを利用したものですが、レーザーをそのまま使うのではなくレーザーと蛍光体を組み合わせて使うものでLEDの輝度を上げるのが難しいことを打開するため生まれました。

今までの流れから考えると自動車の次に鉄道車両へ普及していく可能性が大きいと思います。

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