2016年6月16日木曜日

東上線90周年でリバイバル塗装2編成運行開始へ




東武東上線全通を記念して運行されている、青いボディに黄色のラインの特別編成列車「フライング東上号」について紹介します。6月には2度目の臨時列車も運行される予定で、ツアーについては記事最後に紹介します。
記事作成日: 2015.10.22/記事更新日: 2016.06.16

池袋駅停車中のフライング東上カラー50090系51092F
2016.03.26のダイヤ改正から運行開始した
朝ラッシュTJライナーの
一番列車にも51092Fが使用された

2編成がフライング東上号塗装へ

使用車両: 50090系51092F/8000系8198F
運行期間: 2015年11月28日より約1年間

2015年10月22日に東武鉄道は東上線全通を記念して11月28日により2編成のリバイバルカラー車両を運行すると発表しました。

今回再現されるのは1949年~1963年にかけて運行された臨時列車フライング東上号の塗装です。塗装は濃い青色に黄色帯で、フライング東上号が運行され中でも1950年~1952年に使用されたものが選ばれました。

50090系初のフルラッピングへ

池袋駅停車中の50090系51092FTJライナー
50090系51092号編成
1編成目の50090系は車両全体をシールを使ってラッピングする、フルラッピングで再現されました。50090系のカラーリング変更は今回が初めてです。

小川町駅停車中の東武鉄道50090系51092Fフライング東上号リバイバルカラー
フルラッピングが施された50090系51092F
東上線ではステンレスやアルミ車体の車両に広告用ラッピングを施すことは以前からありましたが、私が知る限りフルラッピングで車両全体を覆うのは今回が初めてです。主体側面だけでなく、先頭車両のガラス部分を含めてラッピングが行われています。

東武鉄道50090系51092Fフライング東上号リバイバルカラー側面LED表示器
LED行き先表示器とロゴ
側面の行き先LED表示器の下には翼を模した90周年記念ロゴがあしらってあります。

東武鉄道50090系51092Fフライング東上号リバイバルカラー車内広告
広告分部が東上線の写真などになっている
車内広告もステッカータイプの広告を除いて、東上線にちなんだものになっています。ざっと見た限りでは車両ごと違う写真などではなく、一車両で1セットのような感じです。

運行初日の映像

運行区間は「池袋~小川町」間で夕方はTJライナーや快速急行の運用に多く入りますが、日中はそれ以外の運用でも見ることが出来ます。運用は得に発表がないので、特定の運用などにはつかづ他の50090系と共通になるようです。

8000系3編成目の特別塗装

東上線を回送として走る東武鉄道8000系8198F
8000系8198F
もう一編成は8000系ワンマン化対応編成を50090系と同様のカラーリングへ変更します。現在越生線・東上線「小川町~寄居」間では現行塗装の8000系ワンマン車以外に、特別塗装のツートンカラーの81107Fとセイジクリームの81111Fが運行しています。今回新たに3編成目の特別塗装編成として加わりました。

小川町付近を走る東武鉄道8000系8198Fフライング東上号リバイバルカラー
50090系と同様の塗装が施された
8000系8198F
8000系8198Fは50090系とほぼ同様の塗装が施されました。。50090系がラッピングなのに対しこちらは塗装であるため、先頭車両の行き先表示器付近は従来通りに黒のままです。ヘッドマークは50090系がステッカーなのに対し、こちらは円形の板方のものが取り付けられています。

東武鉄道8000系8198Fフライング東上号リバイバルカラーの側面行き先LED表示器
側面行き先LED表示器
50090系とはロゴの位置が異なる
8000系も行き先LED表示器の側に記念ロゴが貼ってあります。51092Fとは位置が異なり、位置が横になっています。

東武鉄道8000系8198Fフライング東上号リバイバルカラーの車内
車内は特に変更されていない
51092Fとは異なり車内は特に変更されていません。内装から広告まで、通常塗装の8000系と同じです。

運行初日の映像

運行区間は営業運転で越生線全線・東上線「小川町~寄居」間で、森林公園への入出庫を兼ねた回送運用では東上線「坂戸~小川町」間でも見ることが出来ます。

運行初日には有料ツアーを実施

使用車両: 50090系51092F(池袋~小川町)/8000系8198F(小川町~寄居)
運行区間: 池袋9:16発→小川町10:50/10:55発→寄居11:11
募集期間: 2015年10月23日~11月20日
募集人員: 450名
開催日: 2015年11月28日

運行初日の11月28日に「東武東上線全線開通90周年ツアー」と銘打ったツアーが行われました。費用は大人9000円の子供8500円です。内容としては臨時列車に乗りながら東武博物館花上名館長によるフライング東上号についてのトークショーが発表されています。記念品としてステンレス製の乗車証明証と東上線・越生線全駅から150円区間分計45枚の切符と台紙のセットが配布されました。全駅の切符のセットだけでも6750円相当なので、切符収集をしてる方にとってはお得なツアーかもしれません。

運行初日の運用としては、8000系8198F始発電車からY71運用で「小川町~寄居」間で運行を開始しました。その後ツアー列車として運行された後、Y71運用へ戻りました。

51092Fはツアー列車として運行を行い、その後臨時急行列車から一般営業へ入りました。TJライナーや快速急行の運用に入ることが期待されましたが、有用運用は急行・快速運用についたのみでした。

快速急行やTJライナー運用にも

すれ違う通常塗装とフライング東上号塗装の50090系
通常塗装とのすれ違いも
運行2日目の11月29日にはTJライナーや快速急行運用にも入りました。通常塗装の50090系とすれ違うシーンも見ることが出来ました。

TJライナーや快速急行の映像

51092F使用の2度目のツアー列車運行


使用車両: 50090系51092F
募集人員: 各コースー350名
開催日: 2016年6月12日
料金: 大人7000円/子供6700円
Aコース: 池袋9:15発→森林公園検修区10:20頃
Bコース: 池袋13:02発→森林公園検修区14:20頃

運行から半年も過ぎた6月12日に、臨時ツアー列車が運行されます。使用車両は50090系51092です。ツアーは池袋を出発し森林公園検修区にて自動車両洗浄機を通過し下車、そのまま8000系リバイバル塗層3編成撮影会約一時間となっています。ツアーのおまけとして、「記念乗車証・先行方向版レプリカ・駅間書類等送付用往復袋レプリカ・ツアー限定弁当」の4点が付きます。注意として、Bコースだけ花上名誉館長と鉄道ジャーナリスト渡辺史絵さんが同乗します。

ダイヤとしてはAコースに関しては、回送共に11月の臨時列車とおおよそ同じダイヤとなっていました。先行する急行電車を追いかけるダイヤです。映像をみて頂くと分かりますが、外観などに特に変更はありませんでした。行き先表示器の表示は「団体専用」となっていました。

1年ほど走ることになる二つのリバイバルカラー編成ですが、日常やイベントなど様々な場面で楽しませてくれることになりそうです。

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