2017年3月31日金曜日

SLみなかみ号 列車乗車紀 No.1




上越線「高崎~水上」間を週末など中心に運行される「SLみなかみ号」について、見どころとなど乗車レポートします。

手軽に長く乗れるのが魅力

渋川駅停車中のSLレトロみなかみ号
SLレトロみなかみ号
SLみなかみ号は上越線の「高崎~水上」間で運行する臨時列車です。約2時間の所要時間で、週末などの休日を中心に一日一往復の運行です。蒸気機関車はD51とC61のどちらかで、客車は急行用に国鉄末期に活躍した12系が使用されています。また、一部時期は戦後すぐに作られた古い客車、通称「旧型客車」を引っ張る時があります。この時はSLみなかみでなく、SLレトロみなかみという列車名になります。こちらのほうが、本来の運行に近い形となります。そして、「上尾~高崎」間を電気機関車が引っ張り延長運転する時は、「SL&ELみなかみ」となります。

乗車に乗車券と指定席券(520円)が必要です。更に列車種別が快速であるため、青春18きっぷと指定席券の組み合わせで乗ることが出来ます。高崎駅まで遠い方は、18きっぷのほうを利用すると、お得に乗車できるかもしれません。

見どころは高崎駅から

高崎駅で連結作業中のD51
高崎駅での連結作業
SLの見どころは発車する前から始まります。9時過ぎには高崎駅では駅のホームから少し離れたところで客車とSLの連結作業を行います。そして列車の発車20分前には、出発ホームに入線してきます。

入線から発車まで時間があります。その間に食べ物や飲み物を購入しておくのも良いと思いますが、車内販売があるので無理して買っておく必要はありません。

渋川駅では追い抜きも

SLみなかみ号を追い越す115系
SLみなかみ号を追い越す115系
SLみなかみ号は非常にゆっくりな速度で運行します。そのため上り・下りともに渋川駅で時間調整をします。上りでは25分の停車中に後続の特急草津が追いつき吾妻線方面へ出発し、その後さらに水上行きの普通列車が追い越していきます。上りは停車時間が長いので、ちょっとしたものが駅のホームで販売されていたりします。

下りは15分停車で、上りと同じパターンです。最初に吾妻線から来た特急草津が追い越し、後から水上から来て普通高崎行きが追い越します。

水上駅ではSLが回転

SL広場で方向転換するD51
転車台に乗るD51
水上駅に到着すると、SLはすぐに車両から切り離されます。切り離されたSLは駅からすぐそばの、SL広場で方向転換します。転車台という回転することで車両の向きを変える装置が設置されていて、それをまじかで見ることが出来るように広場が整備されています。広場は駅の外にあるので入場に特に制限はなく、普通の公園に入るようにだれでも気軽に見ることが出来ます。

SL広場で整備を受けるD51
整備を受けるD51
方向転換が終わった後は整備作業に入ります。SLの後ろ側についている炭水車の上に作業員の方が乗り石炭の山をならします。給水塔はないので、大型ホースで水を給水します。更に古い車両ということもあるので、現役で時であれば一日の運行終了後に行うような可動部にグリスを流し込む作業が行われます。

水上駅に到着するD51
水上駅に入線する
水上駅発車の30分前には、高崎駅へ向けて出発する準備が始まります。SL広場から出発すると、水上駅を高崎よりに少し行ったところまで一旦SLが移動し、バックして客車へ連結します。

最後の見どころも高崎駅

高崎駅を発車するSLみなかみ号の回送
高崎駅を発車する回送
列車が到着して15分ほどするとSLが回送として発車していきます。発車時も大きな警笛を鳴らし豪快に出発していくので、この発車シーンまで見るのがお勧めです。


動画でも見どころをまとめました。お時間のある方はどうぞ。

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