2016年1月25日月曜日

西武鉄道 首都圏初のレストラン観光電車発表




2015年6月16日に西武鉄道は4000系車両1編成を改造した観光電車を2016年春以降から運行開始すると発表しました。
記事作成日: 2015.06.16/記事更新日: 2016.01.25

秩父線寄居駅付近で折り返す4000系
観光電車のベースとなる4000系

4000系を大幅改造

車両: 4000系(4両1編成)を改造
愛称: 西武 旅するレストラン 52席の至福
定員: 編成あたり52名
運行開始: 2016年4月17日
運行日数: 土日を中心に年100日程度を予定
運行区間: 「池袋~西武秩父」「西武新宿~西武秩父」「西武新宿~本川越」駅間など


この列車は「秩父」をモチーフとした列車で、全座席で食事が楽しめるレストラン列車です。食事以外にも車内演奏会や映画上映など多目的な利用で、国内外問わず貸切運行を出来るようにするそうです。以前から中期経営計画などで観光電車という名称で発表されていましたが、今回初めて具体的な内容が発表されました。

ベースになるのは観光用や郊外輸送向けとして「池袋~西武秩父」間などで活躍する4000系4両1編成を大幅改造したものが使われる予定です。通常の4000系はボックスシートを中心とした典型的な近郊型車両ですが、改造後は1両が多目的スペース、もう1両がオープンキッチンベース、残り2両がオープンダイニング席(1両あたり26席)に改造されます。車内インテリアとして沿線の伝統工芸品や木材を一部使用する予定です。外観は水色をベースに、車両ごとに四季をテーマにしたカラーリングが施されます。

こういった古い一般列車を観光用に改造する方法はJRや地方私鉄などがよく行っていますが、首都圏の似たような車両として東武鉄道の634型展望列車があります。634型もベースは観光や郊外輸送向けの6050系を改造して展望車としたものです。

運行区間は非常に広く、「池袋~西武秩父」「西武新宿~西武秩父」「西武新宿~本川越」を中心に運行するようです。貸切も行えるそうなので、もっとマニアックな区間への入線もありそうです。また、運転日数は年間100日程度としているので、年間通して土日は運行する計算となります。

愛称や運行開始日についても2015年12月17日に西武鉄道が発表しました。愛称の由来として、店員が52名であること、列車内で過ごす時間の「くつろぎ」「特別感・限定感」、記憶の残りやすさを挙げています。この発表で、車内チャイムに向谷実氏を起用したことも発表されました。

運行は4月17日から

ブランチコース

・料金:
10000円(大人料金のみ)
・ダイヤ
池袋10:50発→西武秩父14:00着
西武新宿10:45→西武秩父14:00着
西武新宿10:45→本川越13:15着

ディナーコース

・料金
15000円(大人料金のみ)
・ダイヤ
西武秩父17:40発→池袋20:20着
西武秩父17:40発→西武新宿20:00着
本川越17:15発→西武新宿20:00着

2016年1月25日に運行開始日や料金と料理を担当するシェフが発表されました。料金は大人料金のみです。4月17日からの運行で、当面は「池袋~西武秩父」「西武新宿~西武秩父」の経路でのみの運行となります。運行初日は出発式が行われる予定です。

ダイヤを見て頂くと分かりますが、ダイヤはそれぞれ一部を共有するような形となっています。また、どのコースでも特急列車を使わない場合でも2時間はかからない所要時間なので、1位時間以上は余分に時間をかけていることになります。

首都圏では初のレストラン列車

私として気になる点は「首都圏を走る電車の中であっても非日常感を楽しんで頂くため、「乗って楽しい」「食べて美味しい」をテーマに全ての座席で食事が楽しめる空間とし」(プレスより引用)の部分です。西武鉄道は埼玉県を中心に運行する鉄道で、今回発表された運行区間も住宅街を走る距離は少なくありません。そんな中で非日常を演出するのはなかなか難しい感じがします。

地域の食材を使った食事を楽しめる観光列車は、JR私鉄問わず地方を中心に運行が増えています。そんな中で首都圏を中心に運行する列車は初で、そういう意味では狙い目だったのかもしれません。しかし、非日常の演出という点では地方路線より劣ると思います。このデメリットとメリットをどう生かすかが、列車の面白さに繋がりそうです。

※関連記事
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