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2015年1月14日水曜日

北陸新幹線延伸で消える車両・消えない車両




北陸新幹線延伸まで約2ヶ月となりましたが、各三セク会社やJR各社からの資料もだいぶ公開されました。それを元に三セク化される信越本線「長野~直江津」間・北陸本線「直江津~金沢」間から消える車両・消えない車両の予想をしたいと思います。

北陸本線直江津駅停車中の681系と475系
ダイヤ改正で見られなくなると思われる
681系と475系の並び

消える車両

・JR西日本475系
・JR東日本183系
・JR東日本189系

475系は各三セク会社の資料に引き続き運用する記述は見られなかった三セクへの譲渡はないようです。JR西日本としても引退を予定していて、引退後臨時用で残すかなどは未定のようです。

189系・183系は現在使用されている「妙高」号が廃止になり、三セク会社の資料にも譲渡される予定は無かったので直江津~長野間からは撤退と予想されます。

部分的に消える車両

・JR西日本681系 津幡~直江津
・JR西日本683系 津幡~直江津
・JR西日本413系 泊~直江津
・JR東日本485系 金沢~糸魚川
・JR東日本115系 妙高高原~新井

681系と683系は特急「はくたか」の廃止と「サンダーバード」「しらさぎ」の運用縮小で、津幡~直江津間から撤退となります。

413系はデッドセクションや利用者数の関係で泊~直江津間が気道車での運転となるので、同区間から撤退となります。

485系は特急「北越」・快速「くびき野」が廃止されるため金沢~糸魚川間・直江津~新井間からは撤退となります。

115系はえちごトキめき鉄道の信越線区間の主力がE127系となるため、妙高高原~新井間から撤退します。

消えない車両


富山駅停車中の413系
朝夕のラッシュ時を中心に活躍を続ける予定の413系

・あいの風とやま鉄道/IRいしかわ鉄道 521系
・あいの風とやま鉄道413系
・JR西日本681系
・JR西日本683系
・JR東日本/しなの鉄道115系
・JR東日本485系

521系はJR西日本からの譲渡と新製車両により北陸線三セク区間の主力となります。
運用としては泊~金沢間で運用されます。

413系はあいの風とやま鉄道へ一部譲渡されます。古い車両のため朝夕のラッシュ時を中心とした限定的な運用になりますが、泊~金沢間で運用されると予想されます。

681・683系は一往復残る和倉温泉直通の「サンダバード」と新設される特急「能登かがり火」で使用されるため、七尾線乗り入れ列車として金沢~津幡間では運転されます。

115系はしなの鉄道の主力であるため長野~妙高高原間では引き続き運転されます。
また、JRからえちごトキめき鉄道に乗り入れる快速に115系が使用されるため、直江津~新井間でも限定的に使用されます。

485系は「北越」・「くびき野」廃止で大きく運用区間が縮小されるものの、新たに1往復新設される新潟~糸井川間の快速列車に使用されるため限定的に運用されます。臨時列車として新潟方面から妙高高原駅までは485系ジョイフルトレインの「NO.DO.KA」の乗り入れも予定しています。

新たに走り出す車両

常磐線上野駅に停車中E653系
常磐線で使われていたE653系が特急「しらゆき」で使われる

・えちごトキめき鉄道ET127系
・えちごトキめき鉄道ET122系
・JR東日本E653系

えちごトキめき鉄道の妙高高原~直江津間は115系が主力として運用されていましたが、三セク移管に際しJR東日本からの譲渡車であるE127系改めET127系が主力となります。

直江津~泊間はデッドセクションと乗客数の関係で気道車化することになり、JR西日本キハ122系ベースのET122系が導入さることになりました。

E653系は新潟方面からのアクセス特急として新設される特急「しらゆき」で新潟~新井間で運行されます。


2014年11月10日月曜日

しなの鉄道 北しなの線ってどんな感じになるの? 北陸新幹線並行在来線について




北陸新幹線の延伸が来年行われますが、それと同時に平行在来線も第三セクター化されます。
そのことについて何回かに分けて書いていきたいと思います。初回としてしなの鉄道北しなの線についてです。

長野駅停車中の189系妙高号
信越線経由で長野~直江津を結ぶ「妙高」
特急「あさま」などで使われていた189系などが使用されている

しなの鉄道 北しなの線とは

北陸新幹線の延伸に伴い新たに第三セクター化される信越線の長野駅~妙高駅間のことです。
しなの鉄道の発足自体は北陸新幹線が長野駅まで開業したときなので、延伸に伴いしなの鉄道が保有路線を増やす形で開業します。

営業区間

営業区間は長野駅~妙高高原駅間の8駅で37.7Kmとなっています。

北陸新幹線開業で長野~金沢間の在来線が第三セクター化されるのですが、基本的に各県ごとに鉄道会社を運営することになっているので、新潟との県境に近い妙高高原までがしなの鉄道が運行する区間となります。そこから先はえちごときめき鉄道となり、直通列車は今後の状況を見ての運行を検討予定となっているます。

現在運行している「妙高」のような長野駅~直江津駅を結ぶ列車も廃止となり開業直後は妙高高原駅で分断されます。運賃や定期も当然ながら値上げすることになっています。

車両

小諸駅に到着するしなの鉄道115系
現在しなの鉄道で使われている115系
JRと同じカラーリングのものと赤を主体としたしなの鉄道独自のカラーリングがある

現在保有の45両の115系にくわえ、ワンマン化改造を受けた115系5編成を導入予定です。

現在しなの鉄道では115系3両編成か2両編成で運行を行っているので、新たに譲りうける車両もそれに準じた形になると思います。ただ、今回この記事を書くに当たって調べたところ車両に関しては若干不透明なところがありまして、一部では開業後に新車導入なんて記述もあるようです。

しかし、今年運行を開始した「ろくもん」が115系であることを考えると、115系で統一する方向ではないかと思います。

運行・保守

原則としては現在しなの鉄道で保有する設備を利用して運行・保守を一体的行う予定ですが、既に開業している区間の設備も老朽化している部分もあり、この際に設備更新を進めていくようです。更に黒姫駅には除雪用保守車を購入して配備します。

資金援助など

運行開始前の準備にはJRからの設備譲渡や長野県や沿線自治体からの支援を受けています。運行後は開業年度で3億円の赤字、5年目以降は4億円の赤字が見込まれており、国から4億円強の支援を見込んでいますが、更に県や自治体としての支援を検討しています。なので、言い方は悪いですが赤字ありきの経営となっています。

あとがき

今回長野県から出ている資料などを参考に記事を書いたのですが、ちょっと古い資料だったので鮮度の悪い情報になってしまい申し訳ありません。

今年の夏ごろ長野から直江津へ「妙高」に乗ってこの区間を利用したのですが、なかなかの田舎っぷりでした。これが冬季になると多くの雪まで降るのだから経営は大変だと思います。しかし、私が乗った車両には外国人観光客の方も結構乗っていて妙高高原駅で降りていきました。ここでも今話題の外国人観光客の方たちの力が重要になってくるのかもしれませんね。


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