2015年11月4日水曜日

JR西日本 289系投入と381系の廃車を発表




2015年4月28日にJR西日本は289系の投入と381系の順次廃車について発表しました。今回は683系が289系に改造される経緯などを解説します。
記事作成日: 2015.04.28/更新日: 2015.11.04

福井駅に到着する683系特急しらさぎ
2014年に撮影
683系特急しらさぎ

元683系の289系

くろしお用編成

6両×5編成
3両×3編成
計39両

こうのとり・きのさき・はしだて用編成

4両×7編成
3両×6編成
計46両

北陸本線で運行されている特急「しらさぎ」に使われていた683系を改造して289系とした上で、特急「くろしお・こうのとり・きのさき・はしだて」用として転用します。

北陸新幹線の開業で「しらさぎ」などの北陸本線を走る特急列車は、運転区間の縮小などが行われたために余剰車両が発生しました。そのため「はくたか」などに使用されていた681系が「しらさぎ」運用につくことになり、余剰になった683系が289系になることになったようです。転用先の線区は直流区間のために改造することになりました。

今回のケースと似たような例として常磐線特急として使用されていた651系の直流化改造があります。この場合は交流機器を取り払うのではなく使用不能にして651系から651系1000番台へ改められました。683系の場合でも似たような改造が行われる可能性が高そうです。

289系は車体傾斜機能などを持たない車両でカーブの通過性能では劣ります。しかし、381系と比べるとモーターなどの足回りが強力なものとなっていて加速などはよくなっています。

廃車になる関西地区の381系

381系は1973年から約10年に渡って製造された国鉄型振り子式特急電車です。登場から40年以上経っている車両なので、関西地区の381系は289系と入れ替わるように廃車の予定です。ただし、一部車両については伯備線を走るやくもに転用される予定です。

10月30日に関西地区381系無事定期運行終了

10月30日には各種セレモニーなどが行われ予定通り運行を終了しました。紀勢線では新宮駅発最終のくろしお号にあたる「くろしお34号」にて、新宮駅でセレモニーが行われました。定期ではない臨時運行に関しては12月5日・6日の「ありがとう381系きのくに線」が最後になる予定です。

一方ビッグXネットワーク北近畿地区では福知山駅にてセレモニーが行われました。381系「こうのとり26号」と381系「はしだて10号」が隣り合って並び、両列車の終点へ向かって走って行きました。これにより国鉄特急色の特急列車の定期運行は終了しました。ただし国鉄特急色が全て消えたわけでなく、JR東日本のホリデー快速富士山にて頻繁に国鉄特急色189系が使用されていたりと快速や臨時列車として活躍を続けています。

10月31日より289系運転開始

下り北斗星最終運行日と同じ2015年8月21日にJR西日本は289系の運転開始日を、2015年10月31日と発表しました。

「くろしお」5往復・「こうのとり」7往復・「きのさき」3往復・「はしだて」2往復と、現在近畿圏で運転中の381系を一気に置き換えます。ダイヤは2015年3月に289系を導入することを前提にしたダイヤに変更していたため、10月の運転開始時にダイヤ改正は行いません。

10月17日に「くろしお」用289系の試乗会が行われました。そして10月31日には381系の後引き継ぎデビューしました。デビュー日の31日に白浜駅でデビュー式典も行われました。

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