2017年4月24日月曜日

万能特急東武500系リバティ 縦横を駆ける




2017年の4月21日より運行を開始した東武鉄道500系特急リバティの運用や料金面を中心に解説します。車両については別記事の「東武鉄道新型特急500系リバティ 半蔵門線には直通しない?」のほうをご覧ください。

下今市駅で停車中の500系特急リバティ

4月21日ダイヤ改正より運行開始

運行開始は東武野田線(アーバンパークライン)・伊勢崎線(スカイツリーライン)・日光線のダイヤ改正に合わせて、2017年4月21日からの運行開始となりました。

このダイヤ改正は久々の大きな変更を伴うものとなりました。500系リバティを利用した分割・併合のある特急列車の運行開始、快速・区間快速を廃止し「南栗橋~東武日光」間の急行・区間急行への以降、更に特急の土日ダイヤ採用などです。

車両愛称は「Revaty(リバティ)」

東武500系リバティのロゴ
車両側面のロゴ
東武鉄道では特急車両100系には「SPACIA(スペーシア)」、200系・250系には「Ryomo(りょうもう)」と愛称を付けてきましたが、500系には「Revaty(リバティ)」という愛称が付けられました。

由来は様々な線区を走ることから連想される「Variety」と、東武線を縦横無尽に走り回ることらら連想される「Liberty」の二つを組み合わせて、「Revaty(リバティ)」としました。

特急運行区間の新列車・新線区設定へ

下今市駅で停車中の東武500系リバティ
分割を待つ500系
貫通扉を設けたことからも分かるように、殆どの種別で分割併合前提の運用となります。既存の特急と同じ区間を走る列車については、既存の列車名にリバティが付きます。さらに、実質ライナー運用の近距離特急も設定されました。

分割併合あり

・リバティけごん+リバティきぬorリバティ会津
・リバティけごん+リバティりょうもう
・アーバンパークライナー

リバティけごん+リバティきぬorリバティあいづ

「リバティけごん+リバティきぬorリバティ会津」は「浅草~下今市」間を6両、「下今市~東武日光・会津田島」間を3両で運行します。「リバティけごん」に、「リバティきぬ」か「リバティ会津」のどちらかが連結されます。ただし、一部列車については分割併合無しの3両編成で運行されます。

「リバティ会津」は野岩鉄道沿線の温泉街や会津鉄道沿線の観光地へのアクセス向上を理由に、2016年4月21日に発表された野岩鉄道・会津鉄道へ乗り入れて会津田島駅まで運行する、今回新しく設定された列車です。

原則として併合時は「リバティ会津o r きぬ」が先に下今市駅へ入線し、その後「リバティけごん」が入線し連結します。分割時はその逆の順番となります。

リバティけごん+リバティりょうもう

「リバティけごん+リバティりょうもう」は「浅草~東武動物公園」間を6両、「東武動物公園~東武日光・館林」間を3両で運行します。今のところ1日片道一本のみの運行となっています。伊勢崎線と日光線の分岐駅である東武動物公園駅で、分割作業を行います。

アーバンパークライナー

「アーバンパークライナー」は新しく設定された近距離特急で、4タイプの運行が設定されています。夜の運行しかありません。

「浅草~大宮」間を6両で運行する列車、「浅草~春日部」間を6両で運行し「春日部~大宮・野田市」を3両で運行する列車、野田線内のみの運行で「大宮~運河」間を3両で運行する列車の4タイプが運行されます。

上で紹介したもののうち、「春日部~大宮・野田市」は春日部駅で分割を行います。このうち野田市行きの列車は、春日部駅で進行方向が逆になります。また、大宮に向かった3両が、折り返し野田線内のみを走る「大宮~運河」間の列車となります。「浅草~大宮」間を6両で走る列車は、大宮駅到着後にすぐ回送列車として車庫へ戻ります。

「浅草~運河」間に以前設定された臨時特急は、やはり今回の布石だったようです。野田線沿線は東武本線系統より、大宮からJRを使うお客さんも多く、2016年のダイヤ改正でお客さんの利便性重視の「大宮~春日部」間急行の列車が設定されまし。なので今回の野田線内のみの特急は、その姿勢をより鮮明にしたのだと思いますが、それでも驚きです。

分割併合なし

スカイツリーライナー

「スカイツリーライナー」も、今回初めて設定された近距離特急です。運行区間は「浅草~春日部」間です。一部列車については100系スペーシアでの運行です。

朝方は浅草行きのみの運行で、1号は5:36発・3号は6:08発と非常に朝早い時間帯の運行です。この後から「けごん」や「りょうもう」など北部からの特急列車が来るので、朝方の「春日部~浅草」間の特急が無い時間帯を補完するために運行開始されました。

夜は春日部行きのみの3本が運行されます。17:30から1時間ごとの運行で、スカイツリーライナーの運行終了後に、アーバンパークライナーが運行される形となります。

車内サービスはビジネス向け

東武500系リバティの座席
座席

東武500系リバティのサービス用コンセント
サービス用コンセント
座席の形状はスペーシア100系に似たものが採用されています。ただ、こちらのほうが若干硬い印象を受けました。東武500系にしかない物として、PC用のAC100V/2AのコンセントとFree Wi-Fiがあります。逆に100系にしかない物として、座席のフットレストや車内の売店に車内販売があります。

3両編成で運行することを考えると売店が置くのが難しいことや、貫通部を車内販売のワゴンが通るのが難しいといった事情もあるのだと思います。また、車両コンセプトとしても500系のほうがビジネス向けなのではないでしょうか。その他にトイレが大型化されいて、障害がある方は500系のほうが利用しやすいかもしれません。

貫通扉上のLED

案内用に貫通扉上にフルカラーLEDが表示されています。日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語などにも対応しています。

料金は一部値上げ

りょうもう・けごん・きぬ・会津

東武リバティ特急運賃
特急運賃より
「けごん・きぬ」に関しては、スペーシアもリバティも同じ計算です。「リバティ会津」についても新藤原まではスペーシアと同じ計算方法ですが、野岩鉄道・会津鉄道線内はそれぞれ一律で特急料金が加算されます。浅草から乗り通す場合を例にすると、野岩鉄道線内は東武線内の特急料金に一律370円追加で1810円、会津鉄道線内は東武・野岩鉄道線内の特急料金に一律300円追加で2110円となります。

また、スペーシアで設定されている夜割りと午後割りの設定がありません。なので、500系にしか搭載されていないコンセントやWi-Fiが使いたいなどがなければ、それらが設定されている時間帯はスペーシアのほうがお得となります。

「りょうもう」との比較では特急料金の計算がスペーシアと同じ割合になるため、値上げとなります。浅草から乗り通す場合は初乗りで同額、「リバティりょうもう」の終点である館林で200円値上げの1230円です。もっとも、今のところ下り一本のみの設定予定なので、「りょうもう」を頻繁に利用する方でもほとんど影響は無いと思われます。

スカイツリライナー・アーバンパークライナー

東武鉄道リバティ ライナー運賃より
ライナー運賃より
浅草発のスカイツリーライナー・アーバンパークライナーは、浅草~北千住間から乗車する場合は一律410円で、せんげん台以降は運賃のみで乗車出来ます。

大宮発のアーバンアパークライナーは大宮駅から乗車するときのみ310円の追加料金が必要で、春日部以降は運賃のみで乗車できます。

春日部発のスカイツリーライナーは、段階性のライナー運賃となります。春日部から乗る場合ですと、次の北千住までが420円、とうきょうスカイツリー~浅草間で510円となります。

走行から分割シーンまで撮影しました

今までの特急車両と違い分割併合を可能とすることで、運用面での柔軟性を持たせるようになっています。まだ走り始めたばかりの列車なので、柔軟性を生かした新しいサービスが今後も出ることを期待したいものです。

※関連記事
東武鉄道新型特急500系リバティ 半蔵門線には直通しない?
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・解説
4月21日のダイヤ改正より特急リバティが運行を開始しました。走行映像から分割シーンまで、様々な場面を撮影してきました。