2014年11月20日木曜日

どうなる「白鳥」? 北海道新幹線愛称決定とアクセス列車愛称募集




北海道新幹線の列車名が東京・仙台~新函館北斗間は「はやぶさ」、盛岡~新函館北斗間は「はやて」になることと、H5系の側面に仕様されるロゴが発表になりました。また、函館~新函館北斗間のアクセス列車についても同時に発表となりました。

※追記
2015年2月12日に愛称が決定しました。
北海道新幹線アクセス列車は「はこだてライナー」に決定

愛称決定の経緯

小山駅を通過するE5系+E3系
北海道新幹線にも使われるJR東日本E5系新幹線
今回の愛称決定はJR社内で検討を進め、利用者の分かりやすさや親しみやすさを重視して「はやぶさ」・「はやて」に決定されました。運行体系に関する詳細に関しては決まっておらず、決まり次第発表となるそうです。

函館~新函館北斗間アクセス列車概要発表と愛称募集

千歳線を走る733系3000番台
千歳線を走る733系3000番台エアポート快速
現在は気道車のキハ40が主として運行されている函館~新函館北斗間ですが、新幹線と函館を結ぶ列車として733系1000番台3両×4編成の導入の発表がありました。デザインコンセプトとして「新幹線との連携・一体感」と「函館らしさ・北海道らしさ」があるようですが、車内がロングシートということや発表された車内のイメージ画像を見る限り、千歳線を走る733系のカラーリングや細かな内装が違う程度のものになりそうです。

函館本線桔梗駅に到着するキハ40
函館本線桔梗駅に到着するキハ40
新函館北斗~五稜郭の電化に向けて工事が行われている
2014年8月に撮影
更に733系の導入決定と同時にJR北海道より函館~新函館北斗間のアクセス列車名の募集もありました。募集はパソコン・携帯・はがきにて12月22日までの受け付けで、金賞・銀賞の受賞者には特製Nゲージやマグカップのオリジナルグッズなどが贈呈されるそうです。

現状一切触れられない「白鳥」の名称

木古内駅に到着する特急「白鳥」
江差線木古内駅(北海道)に到着する特急「白鳥」
車両はJR東日本485系3000番台
今回愛称の発表で東京~新函館北斗間に「はやぶさ」の名称が使われることに驚きはありませんでしたが、盛岡~新函館北斗間の名称が「はやて」になるのは以外でした。北陸新幹線では「はくたか」「かがやき」など沿線に走る特急に馴染み深い名称が使われていたので、「はくちょう」あたりになるかと思っていました。新幹線アクセス列車の愛称募集が同時に行われたので、「白鳥」の名が残るとすればそれしかないと思うのですが、長い間特急として使われてきた名にはふさわしくない気もします。北海道新幹線開業に伴い青森~函館間を走る「スーパー白鳥」と「白鳥」は廃止になる方向ですが、どうにか良い形で「白鳥」の名が残ると良いのですけどね。

そしてもう一つ気になったのは新幹線の愛称が社内の検討のみで行われたことです。前回の「はやぶさ」愛称決定の際に「はつね」なんかで盛り上がったのがいけなかったのでしょうか・・・

鉄道の名称に限らず最近の投票はSNSや某掲示板の影響で思わぬ方向に行ってしまったりするので、企業としても難しい時代なのかもしれません。

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