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2018年11月24日土曜日

走り続ける日本初オールステンレス 東急7000系・7700系




東急電鉄を7700系が2018年11月24日で引退し、東急電鉄では日本初のオールステンレス車の流れを引いた車両は、全て無くなりました。しかし、その頑丈さから東急以外では活躍を続けます。そんな7000系や7700系について焦点をあてます。

さよなら東急電鉄7700系

池上線を走る東急電鉄7700系
池上線を走る
東急電鉄7700系
東急電鉄ではステンレス車体の車両を製造すべく、当時最先端のステンレス車両を造っていたアメリカのバッド社からライセンス購入を行い7000系を製造しました。それ以前にも車体にステンレスを使った車両はありましたが、全ての部材がステンレスというわけではありませんでした。7000系はステンレス製で錆に強いというだけでなく、アメリカの車両設計を基礎としていました。アメリカの場合車両同士の衝突なども想定するので、日本向けに変更した部分もあったでしょうが非常に頑丈につくられていました。今のステンレス車両は軽量化と共に衝突時に衝撃吸収を行うので、安全性という面では比較は難しいのですが、単純な頑丈さで言えばおそらく7000系の上です。そして、7000系は1962年に東急電鉄で運行を開始し2000年に引退しました。

引退直前の7700系

7000系の流れを受け継いでいたのが、1987年に誕生した7700系です。7000系の頑丈なので車体だけ流用し、電装部品を抵抗制御からVVVFに変更したり台車を8000系と同じものにするなど、大幅な改造が施されて誕生しました。最終的にはワンマン化や方向幕のLED化にまで対応したので、外観以外は常に時流にあった改造が施されていました。そんな7700系ですが、2018年11月24日をもって東急では最後まで運行されていた池上線・多摩川線を去りました。

走り続ける7000系

福島交通7000系
まもなく引退する
福島交通7000系
東急電鉄では2000年に引退した7000系ですが、地方私鉄では運行を続けています。現在運行を続けているのは、青森県の弘南鉄道・石川県の北陸鉄道・大阪府の水間鉄道・福島県の福島交通の4社です。

豪雪地帯の場合鋼鉄車両が腐食したりしますが、オールステンレスの強みを生かして雪の少ない東京から移っても元気に走ることが出来ます。

ただ、栄転先でも引退の影が迫っています。福島交通では東急電鉄より東急1000系を購入し、順次置き換えを進めています。2019年度より全てが1000系になるので、東急時代と同じように後輩形式に仕事を譲ることになります。

一方で水間鉄道では2006年より数年かけて更新工事を行っているので、こちらはしばらく安泰のはずです。弘南鉄道・北陸鉄道でもいずれ置き換えがあるでしょうが、今のところは大丈夫そうです。

7700系は養老鉄道へ

一方7700系については(3両×3編成・2両編成×3編成)が、新たに岐阜・三重県を走る養老鉄道へ譲渡されます。譲渡されるにあたり、様々な改造されます。車内については座席を一部クロスシートに変更、運賃表を設置します。外観については半分の編成は緑のラインになりますが、もう半分は東急時代のデザインを維持したままとなります。3両編成そのままの車両と、1両減らして2両編成の車両の二種類が登場します。パンタグラフはシングルアームに換装されるようです。

面白いことに改造が行われるのは、近鉄の工場となります。養老鉄道は赤字に苦しむ近鉄養老線を救うために、子会社として分離して誕生した鉄道会社です。養老鉄道の出資者の100%が近鉄の完全子会社なので、実質近鉄の一部です。なので、改造は近鉄の工場という面白い分担となりました。

こちらのほうはこれから運行を開始するので、末永く活躍を見ることが出来そうです。がんばれ7700系!


2015年8月31日月曜日

養老鉄道「はかるくん」ダイヤ公開 乗れない電車で人を呼ぶ?




2015年8月31日に養老鉄道は電気検測車「はかるくん」のダイヤを公開しました。

はかるくん運行について

養老鉄道 「はかるくん」ダイヤ
養老鉄道 「はかるくん」ダイヤ
(拡大できます)

運転日: 2015年9月8日
運転区間: 桑名~大垣間一往復
編成: C#614-514+TF25

電気検測車である「はかるくん」を「桑名~大垣」間で運行すると発表しました。この列車は新幹線で言う「ドクターイエロー」にあたる車両で、線路や架線などの地上設備の検査を行います。ダイヤや編成は2015年4月15日の運行と同じです。

「はかくるん」は近鉄線内では2両編成で運行しますが、線路幅の違う養老鉄道線で運行する場合は、2両のうち1両の台車を履き替えて一般車両に連結して検測を行います。今回は610系2両を大垣寄りに連結して計3両編成で運行を行います。

養老鉄道はもともと近鉄の一部でしたが赤字路線であったため、子会社化して近鉄から分離されることで生まれました。路線の運営を養老鉄道が行い、車両などの設備は近鉄から借りるという形を取っています。そのため「はかるくん」による検測が行われたりします。

今回のダイヤでは養老駅で長時間の運転停車を行います。なので上手く撮影ポイントを選べば複数回の撮影が出来そうです。「1日にフリーきっぷ」が大人1500円で販売されているので、それを駆使するのも良いと思います。

今後変更や運行中止の可能性もあるので、撮影に行かれる方は養老鉄道ホームページお知らせの「2015/8/31 電気検測車「はかるくん」が運転されます。」が走行をします。」もご確認ください。

また、養老鉄道からのお願いにもあるように私有地・鉄道会社敷地への無断立ち入りや乗客の方・沿線の方に迷惑がかからないよう撮影しましょう。今回トラブルが起きると次回もダイヤを公開してくれるとは限りません。自分達のためにもなるのでマナーを守り楽しく撮影しましょう。

ダイヤを公開する意図は?

養老鉄道からは今回ダイヤを公開する意味については特に発表されていないので、私の考えになになりますが、やはり沿線活性化と収益アップのためだと思います。

検測車両というのは一般の方は乗れないので、本来ダイヤを公開する意味はありません。しかし、鉄道ファンからすれば珍しい車両は見てみたいものなので、公開すること自体には需要があります。

今回ダイヤが公開されたのは赤字路線である養老鉄道でのダイヤです。そこから考えると収益改善というのが一番の目的だと思います。

なので、極力養老鉄道を利用して撮影に向かうことが養老鉄道への貢献と次回もダイヤを公開することに繋がると思います。


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