2014年10月7日火曜日

TIMSの不具合による大規模なEB装置の異常




大宮駅に入線するE231系1000番台
対象の不具合を持つE231系1000番台

もうご存知かもしれませんがJR東日本がEB装置の不具合について発表がありました。不具合の内容は以下の通りです。

・同じノッチで継続して力行中にATCやATS-Pによりブレーキが作動すると、運転士の操作と誤認してタイマーがリセットされる
・不具合の対象車両はJR東日本保有先頭車両の35%にあたる先頭車両1548両
・原因はTIMSのEB装置を制御するソフトウェア
・対策はTIMSのソフトウェア書き換え

※EB装置とは、走行中に列車の操作を60秒間行わないとブザーが鳴り、5秒以内に何らかの操作かリセットスイッチを押さないと運転士に異常があると判断し非常停止ブレーキをかける装置です。

これがJR東日本から発表された内容ですが、気になったので調べたところもう少し詳しくわかりました。

1998年から不具合は発生しており対象車両は山手線や中央線を含むが新幹線は含まないとあったので、E231系900番台以降のTIMS搭載通勤車両が対象のようです。さらにこの不具合が発見されたのは今月2日の横浜線とあるので最新のE233系も不具合があるようです。そしてソフトウェアの更新にかかる期間は1年を見込んでいます。

直ちに運行に関わるようなものではなかったは幸いですが、JR東日本保有の先頭車35%が対象となる大規模な不具合になってしまいました。近年自動車などの様々な輸送機器で電子制御の複雑化による不具合が発生しています。デバッグ時に不具合が出ないよう対策を進めていても0にするのが難しいのが現状です。そして半導体性能の向上と低価格化で電子制御の複雑化に加えネットワークへの接続が一般化しているので、更なる問題の深刻がしばらく続くと思われます。

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