2014年10月15日水曜日

ひっそり迎えたE259系営業運転5周年 今度はNEXどこへ行く?




中央線国立駅を通過するE259系特急成田エクスプレス
河口湖から成田空港へ向かうE259系特急成田エクスプレス

ひっそり迎えた5周年

2014年の10月1日は東海道新幹線50周年の話題で持ちきりでしたが、このE259系も2009年10月1日から営業運転を開始したので5周年だったりします。

簡単な説明をしますと、E259系は現在東武直通特急や長野電鉄で活躍する253系を置き換える形で投入され池袋・大船始発をメインに河口湖・高尾・大宮から成田空港へ向けて運行されている特急成田エクスプレスや伊豆方面の臨時特急マリンエクスプレス踊り子としても使用されています。

赤羽駅を通過する成田エクスプレス
様々な路線から成田空港へ向かう列車が設定されている
写真は赤羽駅を通過する大宮始発の成田エクスプレス

成田エクスプレスをとりまく環境は激化

このE259系は5周年ですが、成田エクスプレス自体は1991年から運行開始をしていて20年以上運行が続く列車となっています。そして20年という月日は成田エクスプレスを取り巻く環境を変えていきました。

運行当初はライバルとして京成スカイライナー・リムジンバスなどがあり、スカイライナーは時間こそ早くは無いが正確な時刻で成田エクスプレスよりは安く、リムジンバスは時刻の正確性には多少難があるが様々な場所から直接成田空港へ行けるなどのメリットで対抗していました。

そして現在はスカイライナーは新線開業により高速化、バス事業の参入のしやすさから安く細かく再分化出発地を持つ格安バスなどが加わり競争は激化しています。特に格安バスは東京駅から1000円で成田空港までというのも登場して、大きな脅威になっていると思われます。さらに羽田空港の国際線強化や成田空港へのLCCなどの格安航空も就航して客層やニーズも変ってきています。

一方成田エクスプレスは車両こそ最新型の乗り心地のよい車両に変ったものの、他より運賃は高いがJRの路線網を使って様々な場所から正確な時刻で成田空港へという戦略をずっと維持していて時代についていけてない感じがありました。

京浜急行線を走る京成電鉄3050形
京急線を走る京成3050形3052F
京急線やスカイアクセス線などを経由して羽田空港から成田空港へ向かう列車などもある

今度はNEXどこへ行く?

そんな成田エクスプレスですが、以前からの戦略を一歩進めて成田空港から富士山へと富士急線に乗り手入れて河口湖まで行く臨時列車を設定しました。この臨時列車は好評のようで運転期間も延長されています。私は成田エクスプレスが生き残るのにはこの戦略が良いと思いますが、もう一歩進めることも出来ると思っています。

それは外国の方が乗ってるだけで楽しくなる列車として運行することです。暖かい地域の方は雪のある光景に喜ぶそうですが、成田空港から新宿を抜けて埼京線を走り新幹線と並走した後に谷川岳を抜けて越後湯沢へ。技術や運用的に難しいかもしれませんが、こういった経路で運行できれば日本の町並みを知ったり関東では雪が無かったのに山を越えたら雪があるみたいな感動を提供できると思います。

上越新幹線越後湯沢駅に停車するE4系Max
行きは在来線で帰りは新幹線
こんな行程なら新幹線の速さも際立つ?
今の成田エクスプレスは観光というよりビジネス的な要素の強い列車だと思います。しかし経済性や利便性などのビジネス面ではちょっと劣る面が目立ってきているの部分があると思います。ならいばいっそ観光向けの成田エクスプレスもどうなんだろう?と願望こみでこんな記事を書いてみました。JRの偉い人たちもいろいろ考えてると思いますが、皆さんはどう思います?

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

中央線を松本まで運行してくれないかな~♪

Rail Note さんのコメント...

諏訪の花火大会なんかの時に延長運転すると面白いかもしれませんね。

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