2016年3月30日水曜日

東武東上線和光市駅 ホームドアダイヤ改正から使用開始




2016年2月4日に東武鉄道は東武東上線和光市駅に設置するホームドアを、ダイヤ改正日にあたる2016年3月26日より使用開始すると発表しました。
記事作成日: 2016.02.09/記事更新日: 2016.03.30

設置は2月14日から

工事の流れとしては、2016年2月14日に池袋方面4番線に設置します。2月21日には寄居・小川町方面の1番線に設置します。

そしてダイヤ改正の3月26日から使用を開始されました。

準備はだいぶ前から開始

東上線和光市駅停車中の東武50000系51007F
準備工事で黒いシールが貼ってある
2015年8月に撮影
ホームドアは電気設備やホームドアの台座など、設置前から準備が必要です。和光市駅では2015年8月ごろには、目に見える形で工事が始まっていました。


ホームドア設置工事前のラッシュ

和光市駅停車中の東武鉄道10030系11031F
和光市駅停車中の10030系
ホームドア設置準備のため床が緑のシートで覆ってある
池袋方面4番線のホームドア設置直前の様子です。ホームドアの設置工事がすぐに出来るように、ホームは緑のシートで覆ってある部分があります。ホーム上では東武鉄道職員や警備会社の方が、安全のため監視していました。

和光市駅4番線のTASC地上子
TASC用地上子
ホームドアに対し適正な位置で自動で列車が停止するように、東上線の車両にはTASCが搭載されています。ホームドア設置にあたりホーム端にTASC用地上子が設置されました。

ホームドア設置直前和光市駅
一部機器は設置完了している
上の写真は4番線の池袋寄りのホームの様子です。このように機器の一部は設置が完了していました。

ホームドア設置直前の映像

映像では池袋行き通勤急行も絡めて撮影してみましたが、ダイヤ改正後に東上線で「通勤急行」の種別が見れるの和光市駅だけとなります。副都心線方面の直通列車で通勤急行表示を見ることが出来るからです。

和光市駅4番線設置完了

事前のアナウンス通り、2月13日から14日かけて設置工事が行われました。

東上線和光市駅に到着する東武鉄道50000系51001F
ホームドア設置工事が完了した和光市駅4番線と
そこへ到着する東武50000系
上の写真の通り設置が完了したのみで、ドアは稼動していません。

和光市駅4番線のホームドア
3号車・4号車付近のホームドア
3号車と4号車付近のホームドアは車掌がドア扱いするとき不便がないように若干傾けて設置がされており、10両編成以外も停車が可能なようです。

1番線ホームドア設置完了

和光市駅1番線ホームドア
1番線ホームドア
一週間遅れて1番線にもホームドアが設置されました。

和光市駅1番線ホームドア
3号車・4号車付近のホームドア
こちらも3・4号車付近は8両編成対応のためと思われる設置の仕方になっていました。

ホームドア設置後の様子

通勤急行は3月26日のダイヤ改正で完全廃止になる予定です。なのでホームドアとの組み合わせは今だけとなります。東上線マニアの方は今のうちに記録をお勧めします。

ダイヤ改正より使用開始

予定通り東上線の大規模ダイヤ改正に合わせて、和光市駅でのホームドアが使用開始されました。

閉じている状態の東上線和光市駅ホームドア
閉じている状態のホームドア
枠が紺色で塗られ、大型のガラスがはめ込まれたタイプのドアとなっています。

開いている状態の東上線和光市駅ホームドア
開いているいる状態のホームドア
写真を見ていただくと分かりますが、開口幅には十分余裕がとられています。9000系の試作車とも言える9101Fはドア位置が少し違いますが、開口幅が大きいため運行を続けられることになったようです。ドアを開くタイミングは鉄道会社によって違いますが、和光市駅の場合列車のドアとほぼ同時にホームドアが開きます。そのためホームドアによるタイムロスは比較的小さく抑えられています。写真を撮影した日はダイヤ改正初日の3月26日ですが、ホームドア問題なく稼動しているかメーカーの方が来てチェックしていました。

現在東上線でホームドアの設置が決定しているのは川越駅のみですが、池袋駅・朝霞台駅・志木駅に取り付けることを検討しているそうです。

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