いろいろあった下りラストラン
札幌行き最終列車 |
カシオペアは1編成しか車両が無いため、2016年3月19日が「下り 上野発→札幌行き」の最終列車で、3月20日が「上り 札幌発→上野行き」最終列車となりました。
上野を出発してしばらく順調でしたが、ICレコーダーを不審物と誤認したことで安全確認のため宇都宮で停車したり、機関車の不調で黒磯で若干足止めを食らうなどして2時間以上の遅れが発生しました。しかし、2015年春のダイヤ改正で北海道新幹線開業に向けて準備をするため青函トンネルを走れない時間を設けた関係で、青森駅で3時間程度の運転停車が生まれました。そのおかげで終点札幌にはほぼ定時でつくことが出来たようです。
下りラストランの映像
私が撮影した時は午前中の悪天候から天気も回復し、夕陽のなかをカシオペアが通過していきました。沿線に住む方と談笑しながら撮影に望むことが出来たので、非常に気持ちよく撮影できました。
快調な帰路となった上りラストラン
上野行き最終列車 |
いろいろゴタゴタしてしまった下りと対照的なだったのが、本当のラストランにあたる上り最終列車です。ほぼ定時で運行を続け、日が昇り人も多くなってくる東北南部に入っても順調に運行を続けました。そして休日ということでかなりの人手が予想された関東各駅も定時で走りぬけ、上野駅へもほぼ定時で到着することが出来ました。
上りラストランの様子
私が撮影したときはいつもよりも若干早くに通過したぐらいで、本当に順調に走行していました。私も含め側には多くの鉄道ファンが詰め掛けていましたが、沿線の方々も多く見に来ていました。運転席に乗っている職員さんやお客さんたちもが沿線へ向けて手を振り、こちらからも振りかえすといった具合に、終始和やかな雰囲気で走り抜けていきました。
上り・下りともに撮影の際ご一緒になった方々も、本当にお疲れ様でした。
尾久に到着し体を休める車両たち
推進運転を常磐線から眺めるべく特急「りょうもう」で東京方面へ向かいましたが、一歩及ばず。気を取り直して尾久車両センターへ向かいました。
ラストラン使用車510号機と509号機 |
北斗星のラストランでは運行終了後すぐに機関車を洗浄していましたが、今回はそういった動きはありませんでした。ラストランで使用された510号機と509号機を並べて留置されていました。今後EF510形は北斗星色のEF510形同様に、JR貨物へ売却される可能性が高そうです。
スカイツリーとE26系 |
客車のE26系のほうはといえば、尾久車両センター内を行ったり来たり数往復した後、北斗星などで使われた24系などがあるほうへ移動され留置されていました。北斗星の時はすぐに廃車回送が行われましたが、カシオペア用E26系は今後団体臨時用として使用される予定のためメンテナンスに入ると思われます。EH800に牽引されて北海道入りする姿は是非みたいものです。
広告があった壁 |
3月21日発の急行「はまなす」の運行終了をもって、客車寝台の歴史に幕が下ろされます。「カシオペア・北斗星・トワイライトエクスプレス」と花形列車が消えて寂しい限りです。鉄道ファンとしては、またいつか復活することを願っていたいと思います。
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