記事作成日: 2016.06.08/記事更新日: 2018.08.09
先行量産車との大きな違いは無し?
2015年11月より運行を開始した E235系量産先行車 |
量産車トウ03編成 外観上の違いはほぼ分からない |
外観上は仕様変更として、11両のうち1両が山手線E231系4600番台を改造して組み込む予定としていましたが、一部編成については組み込まず11両全て新製となります。そして屋根上の地上設備の観測装置は省略されています。
内装の変更としては、車椅子・ベビーカースペースの塗装が変更されていること、座席の手すりがザラザラした加工に変更されています。そのほかに異常時の自動放送の日英2言語化と、一部液晶表示が日英中韓の4カ国語になりました。
E235系車椅子・ベビーカー用スペース カラーリングに変更が加えられている |
座席 手すりの加工が変更されている |
内装の変更としては、車椅子・ベビーカースペースの塗装が変更されていること、座席の手すりがザラザラした加工に変更されています。そのほかに異常時の自動放送の日英2言語化と、一部液晶表示が日英中韓の4カ国語になりました。
2017年5月22日より運行開始
トウ02~04の営業時の映像
E231系500番台は中央総武・緩行線へ
現在プレスで発表されている内容によると車両の改造は、ホームドア対応の保安装置の改造のみです。今は中央総武・緩行線にホームドアを設置している駅はありませんが、オリンピック会場に近い千駄ヶ谷駅にホームドアが設置される予定です。その他駅については順次ホームドア対応となるようで、これに合わせたもののようです。
山手線で運行しているE231系500番台は、順次中央・総武緩行線への転属となります。中央・総武緩行線では、E231系45編成と209系500番台13編成が運行しています。なので、山手線から全ての車両が転属してきても、一部の編成は置き換えることが出来ません。
ここで一つ気になるのは6扉の対応です。山手線転属車より中央・総武緩行線の車両のほうが多いわけですが、209系500番台を優先的に置き換えるとE231系0番台置き換え用が足りなくなり6扉車置き換え用の車両が必要になります。逆にE231系0番台を優先すると209系500番台が残ってしまいます。このあたりをどう解消するかが気になるところです。
中央・総武緩行線車両は武蔵野線へ
武蔵野線で運行を開始した E231系0番台 |
E231系500番台投入で行き場を失った車両は、武蔵野線へ転属となりました。非VVVF車であるメルヘン顔の205系4編成と、南武線からの転属車2編成あたりが真っ先に置き換えられると予想していましたが、5000番台からの置き換えとなりました。更に209系500番台も武蔵野線へ転属してきました。今後数年かけて、全ての205系が置き換えられていくと、思われます。
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