2016年8月21日日曜日

復活583系快速あいづ号




2016年8月12~16日にかけて磐越西線で久々に運行された583系を使った臨時快速あいづの簡単なレポートをお送りします。

会津若松駅停車中の583系

仙台から郡山へ583系到着

郡山駅停車中の583系と701系
郡山駅停車中の583系と701系
臨時運行で使用される583系は秋田車両センター所属の車両です。国鉄時代は全国を駆けた583系ですが、今では1編成のみとなっています。今回は4日の臨時運行でしたが、車両は郡山に留置されるのではなく、仙台車両センター留置となっていました。そのため仙台から2時間ほどの時間をかけて毎日回送されました。

私は臨時運行最終日の8月16日に乗車しました。駅員さんに何時ごろ列車が入るか聞いたところ、10:02頃の到着と教えていただきました。隣のホームに黒磯からの電車が9:58頃入るので、電車が遅れないかドキドキ待っていましたが、黒磯からの列車も583系も定時での運行で無事入線シーンを見ることができました。

今では珍しいボックスシート

583系の車内
583系車内
車内は今時珍しいボックスシートとなっています。また、天井が高いのも写真からわかると思います。この構造は夜は3段寝台で寝台特急とし、昼はボックスシートで特急列車として運行するための工夫です。後に昼夜問わず効率的な運行するための工夫が、時代に急激に合わなくなり活躍の幅を狭めていきました。そして、今の時代珍しがられて人気なっているのは、少し皮肉です。

車両の状態ですが、車両の年齢を考えると非常にきれいでした。廃止を前提として運行されていたので単純に比較するわけにはいかないと思いますが、去年乗車した急行「はまなす」や寝台特急「北斗星」と比べても、こちらのほうが内外で状態がよく感じるぐらいです。古い車両を比較的きれいなまま頻繁に運行しているのは、素晴らしいの一言に尽きると思います。

車内の様子は鉄道ファンだらけといった感じです。車内をカメラ持ってうろうろしている人が多数いたり、車窓の様子を撮影する人がいたり半分以上は鉄道ファンといった具合です。小さな子供を連れた家族連れもいたましたが、鉄道好きの父親だったりお子さんだったりという雰囲気がなんとなく伝わってきました。お盆期間というのもあって、今回の指定席はどの日もすぐ完売になったようです。そんな様子じゃ、鉄道ファン以外で乗る人はやはり少ないですよね…そういった事情を知ってだと思いますが、会津若松駅停車時は降車時間を長めにとってくれたりしました。そういう心遣いは本当にありがたいものです。

会津若松ではちょっとしたお楽しみ

留置のため降車する583系運転手さん
駅留置の様子
せっかく珍しい列車に乗車したからには長く楽しみたいものですが、快速あいづは1時間10分程度で終点についてしまいます。しかし、会津若松駅でちょっとしたお楽しみがあります。

会津若松に到着後は上り快速あいづの運行に備えて留置線にしばらく停車するのですが、会津若松駅構内の配線上留置線に入るために駅構内を行ったりきたりします。そのため駅の中を鉄道ファンが右往左往という感じです。


郡山駅で583系と再会

郡山駅で回送時刻を待つ583系
郡山駅で回送時刻を待つ583系
この日私は会津若松周辺で上り快速あいづ583系を撮影して、その次の列車郡山駅へ戻ったのですが、まだ郡山駅に583系が停車していました。その日はお盆の運行の最終日ということで、夜間の回送だったようです。そのため郡山駅で583系に再会することが出来ました。ちょっと得した気分です。


動画でも撮影してきたので、お時間のある方は是非見ていただけると嬉しいです。4K映像となっているので、最大画面でもクリアな映像を楽しめます。

※関連記事
万能特急583系・485系 国鉄交直流特急の終焉

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