2017年1月13日金曜日

東武鉄道 ホームドアを31駅に設置へ




2017年1月13日に東武鉄道はホームドア設置を推進するとして、2020年度までに8駅・2021年度以降に23駅の整備を目指すと発表しました。

区間レベルでの設置を目指す

東上線中板橋駅を通過する東武10030系
ホームドア設置予定区間を走る
東武10030系

設置予定駅

野田線: 大宮駅
東上線: 川越駅、「 志木~池袋」間
伊勢崎線: とうきょうスカイツリー、押上、「北千住~北越谷」間

東武鉄道では東武東上線和光市駅、野田線(アーバンパークライン)柏駅・船橋駅にホームドアを設置していますが、新たに31駅の設置を目指すとしました。

2020年度までが東武東上線川越駅・志木駅・朝霞駅・池袋駅、伊勢崎線北越谷駅・新越谷駅・北千住駅・押上駅に設置する予定です。その他の駅につていは、2020年度以降となります。

今まで主要駅に設置するのみでしたが、今回初めて区間レベルの設置が発表されました。伊勢崎線の設置区間ですが、同区間は日比谷線直通車両がメインで運用される区間で、日比谷線直通車両が新型になるに伴い18mから20mになったため実現できたようです。

東上線の「志木~池袋」間は通過列車の多い区間です。東上線は通過線のようにホームから離れた線路を通過する設備はないので、通過列車の多い同区間の安全性は大幅に向上すると思います。「成増~池袋」間は都心特有の狭いホームのため、特に安全になると思います。

気になる優先順位や所要時間

いくつか気になった点の一つ目として、2020年度までの設置に朝霞台駅が含まれていないことです。

朝霞台駅は武蔵野線との乗換駅で、東上線でも混雑駅の一つです。ホームは狭いわけではありませんが、利用者数が多いために手狭になっています。さらに快速急行とTJライナー運行開始以降は、通過列車も多くなっています。その点で志木駅はTJライナーを除く全列車が停車の上、比較的ホームも広く朝霞台駅よりは安全に思えます。優先順位的には朝霞台のほうが上だと思うので、設置が2021年度以降になったのは不思議です。

次に気になったのは所要時間です。東上線はデジタルATCに切り替わる際にダイヤ改正を行いましたが、なんと遅くなりました。同時期に8000系が撤退したので早くなるかと期待していただけに、面をくらいました。それに加えホームドアが付くようになれば、更に遅くなってしまうのではと思います。

東上線には非インバーター車も多く、ダイヤ改正までにキビキビ走るような車両へ置き換えて所要時間の増加を抑えるのは難しい状況です。伊勢崎線についても今回発表された区間は既に加減速が良い地下鉄車中心の区間で、今以上の速度向上は見込めないと思います。

安全になること自体は良いことだと思います。しかし、近年どの鉄道会社も基本的な所要時間が伸びる方向でがっかりします。速度向上より安全性が優先度的に上なのも理解できますが、これに関しても何とかならないものかと思う次第です。

最後に気になるのはワンマン運転をどう考えているかです。ホームドアは補助金が出ますが、それでも大きな負担です。どこかでコストを減らするとなると、車掌を減らすワンマン運転が考えれます。

区間レベルでの設置が済んだ場合、設置区間については車外監視用カメラを設ければ、10両編成などでもワンマン運転が視野に入ってきます。そうすると伊勢崎線の「日比谷線~北千住~北越谷」や、東上線の「池袋~成増」・「有楽町線~和光市~志木」の列車などは、全区間車掌が居なくても運行可能になります。

2021年度以降の話なのでまだだいぶ先の話ですが、車掌さんが見られない列車が東武鉄道でも増えてくるかもしれませんね。


2017年1月11日水曜日

JR開発「スマートホームドア」を写真と動画のレポートでお届け




JR東日本は従来型のホームドアより軽量・低コスト・大開口を目指し開発したホームドア「スマートホームドア」が、町田駅にて2016年12月17日より稼働開始しました。今回は写真と動画で稼働の様子をお伝えします。


軽量・安価・大開口がコンセプト

JR横浜線町田駅のスマートホームドア
実際に稼働中の様子
JRでも山手線などでホームドアが稼働を開始していますが、現在稼働しているタイプドアの開く幅も限られているため、様々な編成に対応するのが難しい状況です。更に重量も重いためホームの補強などで、工事コストが大きくなってしまいます。その状況を打破するため、JRに限らず様々な会社が改良を行っています。

拝島駅に設置されているもの

JR東日本では他社製の軽量・安価・大開口をコンセプトとしてホームドアを、2015年に拝島駅に導入しています。そして、今回導入されたのはJR東日本の関連会社であるJRメカトロニクスが開発したものとなっています。

横浜線町田駅スマートホームドア支柱
スマートホームドア支柱
最初の写真と上の写真をみて頂くと分かると思いますが、基本的な構造は従来型のホームドアと同じです。その上でドア部が鉄製の棒になり、支柱部も簡素なものとすることで軽量化を図っています。

ドア部にあたる棒が左右で互い違いになっているため、開口部が大きくするため長くなっている棒を収納することができます。

地上駅では良さそうだが地下駅では問題あり?

実際の稼働の様子

基本的な動作は従来型のホームドアと同じため、利用する側としても特に混乱などは起きなさそうです。

ホームドアの開閉時間がかからないよう、列車のドアとホームドアのドアを同時に動かす場合もありますが、現状ではドア部と別々に動かしています。そのため開閉時間は延びてしまっているようです。

無骨ではありますが、ホームドアが無いよりはやはり安心感は感じます。事故防止にも一定の効果はあるのではないでしょうか。ただ、隙間が各部に大きくあいているデザインのため、地下鉄での列車風対策には適さないと思います。やはり、適材適所という感じです。


今後順次設置幅を拡大

現在は最後尾1両分が設置されていますが、2017年3月には先頭車両2扉を除いて全て、夏には編成全体に扉が設置される予定です。

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意欲的な新型車両 西武40000系2017年春運行




2015年8月24日に西武鉄道は30000系通勤電車の後継として、40000系を2017年春から運行開始予定だと発表しました。
記事作成日: 2015.08.24/記事更新日: 2017.01.11

池袋駅停車中の西武300000系
現在最新形式の30000系

意欲的な車両設計

車両概要

車体: アルミダブルスキン
設計最高速度: 120km/h
導入車両数: 10両×8編成=80両
車両制作会社: 川崎重工業

「進化したスマイルトレイン」をキーワードとした40000系を2016年~2019年にかけて8編成80両導入し、2017年春から運行を開始すると発表しました。

イメージ画像から読み取ると、先頭車両は東京メトロ10000系のように前後に丸みをおびたデザインで、地下鉄乗り入れのための貫通扉が付いています。ヘッドライトも運転台下部の低い位置ではなく、運転台上のLED行き先表示機横の高い位置に変更されています。先代の30000系と比べると、デザインが一新されています。

側面はアルミ構体らしいすっきりとしたものです。カラーリングとしては30000系を引き継いだようなトーンですが、窓下ではなくドアが塗装されています。また、裾絞り構造ではなく、箱型のフラットな側面となっています。

西武鉄道は20000系、30000系と日立製作所製の車両を導入していましたが、今回は川崎重工業からの導入となります。1927年以来久々の導入です。

車内はかなり意欲的な設計となっています。先頭車両の1つ目と2つ目のドアの間の窓は大型のものとなっていて、小さなお子さんが楽しめる設計になっています。さらに、このスペースは車椅子やベビーカーや大型荷物を置ける「パートナーゾーン」となっていて、多目的な利用が出来ます。

東武東上線TJライナー車内の様子
TJライナーの座席

一部編成は座席をクロスシートとロングシートに変更出来るデュアルシートが採用されます。イメージとしては東武東上線のTJライナーと似た感じです。大型の背もたれや肘掛で座席の快適性が向上する反面、ロング時の扉間の着席定員は7人から6人に減ります。各ドア上には液晶モニタが搭載されるほか、シャープ製空気清浄機も搭載されます。

足回りは従来どおりVVVF制御ですが、近年多くの鉄道会社で採用の相次ぐPMSM(永久磁同期電動機)を採用していて、30000系より消費電力が低減されます。

8月25日に東芝が発表したプレスによると、24ユニットのVVVF装置とPMSMが西武鉄道へ納入されます。このVVVF装置は一つで8個のモーターを制御できるとあるので、1編成あたりのMT比は6M4Tか5M5Tになりそうです。
『西武鉄道によると「40000系」の運行路線は西武池袋線、新宿線、拝島線を予定。なお一部の編成は地下鉄直通対応車両となります。』
『』は鉄道情報サイト鉄道新聞からの引用ですが、一部編成は地下鉄にも乗り入れます。従来通りのロングシート車は地下鉄へ、デュアルシート車は地上用といった感じになりそうです。

また、現在副都心線や有楽町線に乗り入れいている6000系はリニューアル工事などを行っていて、車両の寿命・車内サービスを考えてもまだまだ使えます。しかし、都心や他社線へ乗り入れる地下鉄直通車は目立つ存在です。西武鉄道のイメージ的な意味で、一部車両を置き換えるのかもしれません。

西武秩父・横浜方面への座席指定列車として運行

西武鉄道は2016年6月16日に地下鉄・横浜方面の座席指定列車として40000系を使用すると発表し、2017年1月10日に運賃などの詳細を発表しました。

運行開始は3月25日からの予定で、指定席列車の愛称は「S-TRAIN」になりました。

ちょっとお高いかも? 指定席料金

S-Train 運賃・停車駅表
運賃・停車駅表
PC・スマホで拡大できます

平日は「有楽町線豊洲駅~西武池袋線所沢駅」間を、休日は「みなとみらい線元町・中華街~西武秩父線西武秩父駅」間での運行となります。乗降が出来る駅の他、乗車や降車のみの駅が設定されています。

指定席料金は平日であれば510円の定額です。休日の場合は乗車する駅によって異なり、310~1060円の幅となっています。子供料金も設定されており、大人の半額となります。

他の列車との運賃を比較すると、西武秩父からの最大指定席料金1060円はちょっと高いのかなという印象を受けます。他の列車との比較ですが、同じような趣旨の東武鉄道TJライナーの最大料金が「森林公園~池袋」で410円、西武鉄道の特急レッドアローが「池袋~西武秩父」で710円、JR東日本の普通グリーン車の休日料金の最大が1040円(事前割引780円)となっています。

詳細を発表していないので推測になってしまいますが、基本的に他社線への乗り入れがある関係上指定席料金も分け合う必要があると思われます。そのためある程度高くなってしまうのは仕方ないと思います。しかし、リクライニングもしない椅子などの貧弱な設備で1000円超えてしまうのはちょっと高いような気もします。


所要時間は若干早く

平日に走る列車の所要時間については、若干早くなります。有楽町線内は追い越し不能なので変わりませんが、西武線内はラッシュ時乗り入れてる最速列車の準急より早くなるために短縮されます。

休日の列車については「元町・中華街~飯能」はFライナーと概ね同じ所要時間です。「飯能~西武秩父」については特急より一駅停車駅が少ないぐらいなので、特急並みの所要時間を実現しています。

東武と西武対象的な戦略へ

同じような座席指定列車を走らせながらも、東武と西武は違う選択をすることになりました。約12kmと有楽町線との並走距離の長い東武は、副都心線開業に合わせて東上線の魅力と収益を引き上げるためにTJライナーを運行開始しました。それに対し並走距離が6km程度と短い西武は、以前より地下鉄方面への利便性を拡充し今回の列車運行に至りました。

同じ地下鉄相互乗り入れをする会社でも、並走距離の違いだけで反対の戦略をとる両社です。東武も地下鉄直通の急行を走らせたり、利便性重視の姿勢に変ってきました。土休日の東上線~地下鉄直通列車であれば、単純に需要を食い合ったりはしないと思います。東武ファンの私としては、東武が追随するかも注目です。


2016年12月23日金曜日

JR2017年ダイヤ改正 北海道大幅変更・蓄電池車続々登場




2017年3月4日に実施されるJRのダイヤ改正より気になるものをピックアップしました。やはりJR北海道が一番大きな変更が行われています。
記事作成日: 2016.12.17/更新日: 2016.12.23

JR北海道

美々駅付近を走る789系1000番台
美々駅付近を走る
789系1000番台

789系投入でライラック復活

789系投入で「スーパーカムイ」が消滅し、「ライラック」と「カムイ」という名称となります。

北海道新幹線の運行開始で「スーパー白鳥」で使われていた789系が余剰となっており、この車両が札幌圏に投入されます。「スーパーカムイ」などで使われている789系1000番台が5両に対し、789系は6両が基本となっています。そのため789系を使用した列車が「ライラック」、789系1000番台を使った車両を「カムイ」とし、車両によって名称が変わります。

運行区間については、「ライラック」と「カムイ」は「スーパーカムイ」と原則同じとなります。

「ライラック」という名前は旭川~室蘭間で2007年まで走っていた特急の名称です。廃止直前などは札幌~旭川を結ぶ特急として運行していたので、その点でも分かりやすいと思います。

運行区間縮小で大雪復活

JR北海道では老朽化した車両を置き換えるべく、新型車両の投入を続けています。しかし、資金的に一気に置き換えることが難しいだけでなく、現在の保有車両数と同じだけ投入するのも難しい状況です。そこで車両を減らしても本数を維持できるように、一部特急列車も運転区間縮小が行われます。

札幌~網走間で4往復運行している「オホーツク」を2往復に減便し、旭川~網走間に特急「大雪」2往復が設定されます。この「大雪」は旭川で「ライラック」と接続するので、乗り換えで札幌へ行くことが出来ます。

札幌~稚内間では「スーパー宗谷」2往復と「サロベツ」1往復が運行されていますが、札幌~稚内間を走る「宗谷」1往復と旭川~稚内間の「サロベツ」2往復に変更となります。「サロベツ」については「大雪」同様に、旭川で「ライラック」に接続となります。

「ライラック」と接続する「大雪」と「サロベツ」ですが、現在の「オホーツク」と「サロベツ」と比べても札幌までの所要時間は同程度になります。

「大雪」という名前も、以前急行で使われていた名前です。こちらも復活した「ライラック」と同じく、以前は札幌~網走間だったのが縮小されての復活です。こちらいについては1992年のダイヤ改正で廃止されたので、「ライラック」のような紛らわしさは無さそうです。

美々駅など10駅廃止

千歳線美々駅、根室線島ノ下駅・稲士別駅・上厚内駅、釧網線五十石駅、函館東山駅、姫川駅、北豊津駅、蕨岱駅の10駅が廃止となります。

JR北海道の経営悪化で駅の見直しも進めていますが、今回の駅廃止は仕方ないというのが正直なところです。いくつかの駅について調べてみると、あまり悲惨な状況が分かります。なんと乗車人員の平均が0人の駅があるのです。この中では一日数人の乗車がある美々駅がマシという状況なのです。人が乗らなければ駅は要りませんし、乗車人員0人の駅の廃止については当然の流れなのではないでしょうか。

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JR東日本

蓄電池車量産開始

今まで烏山線で1編成のみ活躍していた蓄電池車EV-301系ですが、烏山線へ3編成の投入でキハ40系列が全て撤退します。

さらにJR九州の車両ベースの蓄電池車EV-801系の男鹿線での運行が予告されていましたが、2日2往復の運転に決まりました。運行開始日については、今後発表されます。

EV-301系によるキハ40系列の置き換えはだいぶ前から決まっていましたが、あまり大きな発表をしないダイヤ改正発表で公表されたので少し驚きました。これで関東圏で見れるキハ40系は無くなり、少し残念です。また、烏山線は後述する若松線と同じく蓄電池車のみで運行する初の路線となるわけですが、この実績が今後の普及にもかかわってくるので、今後も注目したいところです。

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JR東日本 新型蓄電池車EV-E801系男鹿線へ投入

さよなら485系定期列車

えちごトキめき鉄道に乗り入れる形で運行する、「糸魚川~新潟」間の快速列車が廃止となります。その代替として土休日のみE129系2両を使った「直江津~長岡」間の快速列車が運行されます。

「糸魚川~新潟」間で運行されている快速列車には、全国でもこの列車だけに485系が使用されていました。この列車の運行終了で、全国を駆け巡った485系の定期列車の歴史に幕が閉じられます。更に、近い将来485系自体も全廃となると予想されます。糸魚川~梶屋敷間にデッドセクションがありますが、この区間がえちごトキめき鉄道に移管された後は、この区間を貨物を除くこの区間を通過する電車はこの快速列車だけでした。北陸本線以来の歴史としても、区切りとなりそうです。

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JR東海

東海道新幹線「のぞみ・ひかり」の定期列車が全てN700Aとなります。

昨年N700系のN700A化工事も全車両完了し、JR東海保有の新幹線車両はN700Aと700系のみとなりました。今後はN700Aと新型車両N700Sの投入で700系が置き換えられる予定で、着々と東海道新幹線での700系引退が近づているのを感じます。

JR西日本

山陽新幹線デジタルATCへ

新幹線各路線のデジタルATC化が進み最後に残っていた山陽新幹線ですが、今回のダイヤ改正でデジタルATCとなります。新大阪~博多間で「のぞみ」「みずほ」が1分の短縮、「こだま」についてはなんと15分もの短縮となります。停止位置や速度制限までのブレーキの計算方法が変わるので、乗り心地についても向上します。

京都線・神戸線新快速12両化へ

本数の半分以上が8両編成の京都線・神戸線の新快速ですが、全ての列車で12両編成となります。1編成あたりでも1.5倍の輸送力になるので、なかなか座れない上に狭苦しい思いをすることも少し減りそうです。

可部線延伸へ

2003年に可部~三段峡間が廃止されましたが、可部~あき亀山として復活します。1.6kmの短い延伸ですが、ここ最近廃止ばかりの多い鉄道業界では明るいニュースです。

JR四国

他社のような大きな変化はなく、時刻の細かい変更など小規模な変化にとどまるようです。

JR九州

若松線も蓄電池車に

JR東日本とは別に設計・開発がすすめられた蓄電池車の819系が本格運行となります。これにより若松線で使用されているキハ40系系列が撤退します。

特急「かわせみ やませみ」運行開始

特急「かわせみ やませみ」は通常の特急と異なり、JR九州がD&S列車と呼ぶ観光を強く意識した列車です。そのため車両は古いキハ40系ベースとし、大幅に車内や外装を更新したものとなります。

運行区間は熊本~人吉間で、一日3往復の運転を予定しています。

JR貨物

増発・増結・延長運転などの輸送力増強が中心のダイヤ改正です。この流れで今も一日あたり二往復運行の多い「TOYOTA LONG PASS EXPRESS」が、正式に二往復体制となります。

JR貨物は車両の新造などもダイヤ改正のプレスで発表しますが、EH800形3両・HD300形5両にコキ107形413両と発表されました。EF210形やEF510形の増備が無いことから、EF81形やEF65形などのJR貨物所属の国鉄型機関車の動きは小さなものとなりそうです。


2016年12月9日金曜日

今年は減便 臨時電車「みなと横浜 初日の出号」運行




2016年12月8日に東武・西武・東急・東京メトロ・横浜高速鉄道の5社は、2017年1月1日に臨時電車「みなと横浜 初日の出号」2本を運行すると発表しました。昨年まで運行されていた「天覧山 初日の出号」は運行しません。

臨時電車で使用される東急電鉄5050系4000番台
臨時電車で使用される
東急電鉄5050系4000番台

2列車の紹介

「みなと横浜 初日の出号」は、2013年3月の東武・西武・東京メトロ・東急・横浜高速の5社直通が始まって以来、毎年元旦に運行されています。昨年までは元町・中華街発で飯能行きの「天覧山初日の出号」も運行されていました。毎年始発駅の鉄道会社以外の車両で運行されるのが特徴です。

東上線発「みなと横浜 初日の出号」

車両: 東急電鉄5050系4000番台
ダイヤ概要: 森林公園3:50→元町・中華街5:55

今年の車両は昨年とは違い、通常仕様の東急5050系4000番台となります。ちょっと残念です。

森林公園を3:50に出発し、臨時列車として東武東上線は各駅、東京メトロ副都心線・東急東横線武蔵小杉までは急行運転で運行します。5:31発の武蔵小杉から先元町・中華街までは、休日ダイヤの武蔵小杉発の始発列車と同じダイヤでの運行です。

2016年の「みなと横浜 初日の出号」で使われたSHIBUYA HIKARIE号
2016年の「みなと横浜初日の出号」
※関連記事(2016年の運行の様子)
3年目突入 「みなと横浜 初日の出号」「天覧山 初日の出号」運行

池袋線発「みなと横浜 初日の出号」

車両: 東急電鉄5050系4000番台
ダイヤ概要: 小手指3:58→元町・中華街5:29

こちらも昨年度と違い、東急5050系4000番台が使用されます。西武線内は快速運転、小竹向原から4:52発の渋谷までの副都心線内は急行、渋谷から5:29着の元町・中華街までの東横線・みなとみらい線内は特急運転です。昨年までは飯能始発でしたが、運転区間が縮小され小手指始発になりました。

保谷駅4:14発→池袋行きの各駅列車が、練馬駅で接続を行います。こちらは去年と同じです。



2016年12月6日火曜日

新型特急東武500系リバティを追いかけろ! 関東編




2017年春より運行開始する東武鉄道の新型特急500系リバティの甲種輸送が、12月2日~6日にかけて初めて行われました。そのうちの関東に入ってからのJR線と秩父鉄道を経由して東武鉄道へ引き渡されるまでを追いかけました。ちなみに関西編などはありません。

関東へは遅れて到着

神奈川県内を走行するEF66に牽引された東武鉄道500系リバティ
神奈川県内の様子
東海道線にて
今回甲種輸送されたのは、2017年春のダイヤ改正より運行を開始する500系電車です。3両3編成セットが回送されました。

DE10形に牽引されて川崎重工を2日に出発した500系は神戸貨物ターミナルで一夜を過ごし、翌日に吹田貨物ターミナルでEF66形100番台123号機にバトンタッチしました。

その後東海道線内の事故による遅延に巻き込まれ、途中で大きく足止めをくらいました。通常の貨物列車と違い各所で長時間停車を行う余裕を持ったダイヤが組まれていますが、結局稲沢で7時間も遅延したために関東に入っても1時間を越える遅延のまま走行しました。

横浜羽沢駅で一休み

横浜羽沢駅に停車中の東武鉄道500系
横浜羽根沢駅停車中の500系
関東圏に入ってからは一つ目の長時間停車駅である東海道貨物線の横浜羽沢貨物駅にて、半日ほど停車します。ここで吹田から牽引してきたEF66形とはお別れです。

横浜羽沢駅に停車中の東武鉄道500系

停車しているの線路は、毎度様々な甲種列車が留置される屋根付きの場所です。貨物駅なのであまり良く見えるわけではありませんが、近くの道路などから停車している様子を見ることが出来ます。

熊谷貨物ターミナルへ向けてラストスパート

JR貨物EF65形に牽引され東海道貨物線を走る東武鉄道500系
横浜羽沢からEF65形へ
東海道貨物線にて
横浜羽沢駅からはJR貨物EF65形2000番台2117号機にバトンタッチです。横浜羽沢駅からはこの日の執着地である熊谷貨物ターミナルまで、小規模な時間調整を除きノンストップで走りぬけます。東海道貨物線・武蔵野線・高崎線を経て熊谷貨物ターミナルまで、無事走り抜けました。

JR線内の動画
4K解像度にて収録


秩父鉄道へバトンタッチ

デキ100形に牽引され秩父鉄道三ヶ尻線を行く東武鉄道500系
デキ100形に牽かれ
三ヶ尻線を行く
熊谷貨物ターミナル駅で一晩過ごした東武500系は、翌日の朝に秩父鉄道へ引き継がれ東武線を目指します。武川駅でのスイッチバックと羽入駅で電留線に押し込む関係で、プッシュプルもどきの前後に機関車が連結した形になります。この日はデキ100形108号機とデキ500形506号機が担当しました。

東武鉄道へ引き渡しへ

羽生駅電留線へ押し込まれる東武鉄道500系
推進運転で電留線へ押し込まれる
羽生駅に到着すると、まずは東武動物公園側の機関車が切り離されます。その後羽生駅の電留線に押し込むため、推進運転でゆっくり進みます。

切り離し作業を行う秩父鉄道デキ100形と東武鉄道500系
デキ100形との切り離し作業
電留線の奥まで目いっぱい押し込んで停車した後は、伊勢崎よりの機関車を切り離します。これが終わると、夜までは羽生駅に停車をします。

東武500系の養生を剥がす川崎重工の方
養生を剥がす川崎重工作業員の方
羽生駅到着後は東武鉄道職員の方が列車の各種点検を行っていました。床下機器の蓋を開けチェックをしたり、車両に登りパンタグラフの状態の確認などを行っていました。添乗してきたと思われる川崎重工職員の方は、輸送中の汚れを防ぐ養生を剥がす作業を行っていました。

これらは深夜の自走回送に向けた準備だったようで、この日の深夜には羽生駅を出発し南栗橋にある車両基地「南栗橋車両管区」まで自走していきました。

秩父鉄道線内から東武線内までの映像
4K解像度で収録

大きな遅延などもあったので輸送に関わったJR各社・東武・川崎重工の職員方は、仕事とは言っても大変苦労されたと思います。今後は各種試験を行った後に乗務員訓練を経て、来春の運行開始に繋がります。苦労された方々の仕事が報われるよう、今後の東武500系の活躍に期待して終わりたいと思います。

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2016年11月25日金曜日

新駅「東武ワールドスクウェア駅」 2017年夏開業




東武鉄道は2016年11月25日に東武鬼怒川線の新駅として、東武ワールドスクウェア駅を開業すると発表しました。


東武ワールドスクウェアの目の前に

開業時期: 2017年夏
設置区間: 小佐越~鬼怒川温泉間

東武ワールドスクウェア駅は東武鬼怒川線の小佐越~鬼怒川温泉間に設置され、2017年夏より営業開始の予定です。構造は1面1線の駅です。プレスによると東武鉄道で10年ぶりの新駅だそうです。

東武沿線に住んでる方は「とおーぶーわーるどすくうぇあ~」のCMで知ってるかもしれませんが、東武鉄道は「東武ワールドスクウェア」というミニチュアのテーマパークを運営しています。この施設は東武鬼怒川線のすぐ横にはあるものの、最寄り駅が小佐越駅で800mほど歩く必要がありました。今回の新駅開業で、駅近徒歩0分といった感じになります。

産経新聞によると特急リバティも停車する予定だそうですが、おそらくSLを含めた全列車停車になるのではないでしょうか。


2016年11月19日土曜日

銀座線1000系 特別仕様車を二編成導入




東京メトロは2016年11月18日に銀座線開業時に運行していた車両を模した特別仕様車を、2017年1月より順次2編成運行すると発表しました。

浅草駅に到着する銀座線1000系
現在運行中の通常仕様の1000系

旧1000形のデザインがよりリアルに

導入車両数: 6両×2編成=計12両
運行開始時期: 2017年1月中旬より

現在銀座線では1984年より運行開始した01系を置き換えるべく、2012年より運行を開始した1000系が順次導入されています。この1000系は銀座線開通当初に運行していた、同名の車両1000形(以後旧1000形)を模したデザインとなっています。

今回の特別仕様車は「伝統×文化の融合」というコンセプトでリニューアルを進める銀座線で、「伝統」のコンセプトで通常運行・イベント時に楽しめる車両として製造されます。

導入される特別仕様車はより旧1000形に近づけたものとなり、この2編成の導入で01系の置き換えが完了する予定です。

運行は順次開始する予定です。1編成目の1139編成が2017年1月中旬より、2編成目の1140編成が2017年3月中旬を予定しています。

凝った特別機能も


外観-ライト・塗装・デザインの変更

通常の1000系のヘッドライトは中央に四角い2灯タイプが使用されており、旧1000形というよりは2000形などに近い印象のものでした。これが丸形の1灯タイプに変更されます。テールライトも丸形のものから、鍵穴型に変更されます。

車体の塗装はラインカラーの帯も廃止し、窓枠や乗務員用の握り棒なども含め徹底的に黄色く塗装します。終電靴と呼ばれる電気を受電する部品も、当時に近づけ赤く塗装されます。

1000系ではボディにアルミを使用し、凹凸の少ない滑らかなボディを実現しています。一方旧1000形では当時珍しかった鋼鉄を使用し、溶接などが未発達のため窓回りの強度を確保するために「ウィッド・シル/ヘッダー」とよばれる補強板をリベッドで打ち付けています。そのため特別仕様車は、「ウィッド・シル/ヘッダー」風の装飾を施します。ちなみにですが「ウィッド・シル/ヘッダー」は、JR東日本がイベント用に運行する旧型客車で今でも実物を見ることが出来ます。

内装-室内灯・手すり・化粧板の変更

室内灯に大幅な変更が加えられます。1000系では室内灯に白色LEDを採用していますが、特別仕様車では調光可能なLEDが採用されます。調光機能はご家庭で使用されてる方も多いと思いますが、LED電球の色を白・青・電球色などにする機能です。おそらく運行時の白熱灯風の色合いを出すためと思われます。

そして室内灯には特別な仕掛けがあり、ポイント通過時に電気が消える機能があります。銀座線の古い車両では、室内用の電源を供給するシステムが今と違い、ポイントを通過する歳に電気が消えてしまいました。その状態をイベント時に再現するために、今回の機能が搭載されました。プレスによると、最後まで運行した電気の消える車両は、1993年まで運行した2000形が最後となっています。

室内灯が消えると真っ暗になってしまうので、その時のためについていたのが予備灯です。この予備灯も再現されます。

旧1000形のボディこそ鋼鉄ですが、室内の座席などは木製でした。特別仕様車では木目調の化粧板で、木製に近い雰囲気とします。もちろんコストや整備性の問題もあるのでしょうが、地下鉄の厳しい耐火基準的にも木目調が精一杯と想像すると、ちょっと残念です。

旧1000形ではリコ式と呼ばれる跳ね上げタイプのつり革が使われていました。特別仕様車では、跳ね上げ機能はないものの、形状は近づけたものとなります。

その他にもステンレスの握り棒や車両番号・製造者銘板も真鍮風のものとなります。


2016年11月8日火曜日

マルチドア対応ホームドア「どこでもドア」実証試験へ




2016年7月12日に京浜急行は三菱重工交通機器エンジニアリング製のマルチドア対応ホームドア「どこでもドア」を三浦海岸駅で2016年秋ごろより1年間実証実験を行うと発表しました。
記事作成日: 2016.07.12/記事更新日: 2016.11.08

京急久里浜線三浦海岸駅に設置されたどこでもドア
10月24日より試験を開始した
どこでもドア


どんな扉でも大丈夫

「どこでもドア」は三菱重工交通機器エンジニアリングが開発したマルチドア対応というタイプのホームドアで、2・3・4扉と国内で運行する一般的なタイプの扉数全てに対応するよう設計されています。さらにこの柔軟性を生かし、ある程度の列車の停止位置のズレに対応することが出来ます。

現在実用化されているホームドアは基本的に決まった扉数のドアしか対応できず、様々なドア数に対応できれば多くの路線でホームドア設置可能駅は大幅に増えます。

現在京浜急行では羽田空港国際線ターミナル駅に3・2扉用のホームドアが設置されているだけで、他の駅には設置されていません。空港線に入線する乗り入れ車両や、2扉3扉の京急車については3つの扉のホームドアで対応可能ですが、4扉の800形が運行する区間ではホームドア設置が難しい状況です。

現在設置駅が一つであること、今回の実験結果でホームドア設置を含むホームの安全対策をするというのは、その辺りがあるようです。

10月24日より稼働開始

稼働時の様子

今回の実験では京急久里浜線の三浦海岸駅の下りホーム最後尾1両分で、2016年10月24日より実証実験を開始しました。

ホームドア「どこでもドア」のドア
大型の稼働ドアが採用されている
ドアの形状としては東京メトロ東西線九段下駅で試験が行われている、ワイドタイプのホームドアに似ています。1両あたりあるうち三つある扉のうち、2つがこのタイプの大型のものです。中央部については一般的なホームドアの扉とほぼ同じです。構造が複雑化・大型化しているため、開閉時にかかる時間は延びてしまっているようです。

どこでもドアの裏側
反対のホームよりみた裏側
扉を大型化した分駆動部などは比較的コンパクトにまとめられているようです。上の写真は反対のホームよりみたところですが、機械部分が入っていると思われるボックス部が意外と小さいのが分かります。

京急品川駅など朝ラッシュ時はとても混んでおり、特に北品川よりホーム端などはホームドアがあったほうが良いと思います。ただ、今回の「どこでもドア」の様子を見る限り、京急の使用環境ではまだまだ改良の余地があると思います。

最初にも書きましたがドアが大きくなった分、開口時の時間が伸びてしまっています。最近はホームドアの実績も増えてきたので、鉄道各社はホームドアと列車のドアをほぼ同じタイミングで閉めることで時間を節約しています。九段下のワイドドアタイプにも言えることですが、ドア幅が大きくなるとその手段が使えなくなります。しかも、ワイドタイプのホームドアが求められる駅は非常に高頻度な列車運転が行われていたりします。そう考えると、まだまだ改善が必要なのではないでしょうか。


2016年11月6日日曜日

銀座線2区間で11月に終日運休 珍しい逆走運転も




東京メトロは2016年9月13日に銀座線二区間で切り替え工事のための運休を行うと発表しました。

溜池山王行きの銀座線1000系電車
臨時で設定された
溜池山王止まりの電車


運休は2区間で計2回4日間

・渋谷~表参道 間
・青山一丁目~溜池山王 間

今回運休になるのは「渋谷~表参道」間と「青山一丁目~溜池山王」間で、11月5~6日と11月19~20日の計2回4日間を予定しています。万が一諸事情で工事が中止になった場合は、11月12~13日と11月26~27日に工事が実施される場合があります。

運休にならない「表参道~青山一丁目」間と「溜池山王~浅草」間では、運転時刻・本数を変更して運行します。

時間帯にもよりますが「表参道~青山一丁目」は12~22間間隔での運転、「溜池山王~浅草」間が3~15分間隔での運行となります。また、他社線での振り替え輸送も実施される予定です。

運休の理由は渋谷駅の工事

今回の運休の理由は渋谷駅の大規模工事のためです。渋谷駅では東急・JR・東京メトロの3社も含んだ大規模な改良工事を実施しています。その一環で銀座線渋谷駅のホームも、移設した上で新設されます。そのために必要なスペースを確保するために線路を若干移動させるのですが、そのための線路切り替え工事のために運休となります。

珍しい逆走運転も

「浅草~溜池山王」間の動画

「浅草~溜池山王」間については、行先こそ珍しいものの一般的な方法で折り返し運転が行われました。浅草駅については元々終着駅であるのでいつも通り方法でした。溜池山王駅については浅草から到着した列車は溜池山王渋谷寄りにあるポイントで転線したのちに、反対側ホームから発車していきました。

「表参道~青山一丁目」間の動画

一方「表参道~青山一丁目」間では、珍しい運行方法が行われました。「表参道~青山一丁目」には転線するためのポイントがないため、一般的な折り返し運転が行えません。なので、渋谷方面と浅草方面にそれぞれ列車を一編成づつ配置し、単線扱いによる折り返し運転が行われました。

例えば浅草方面B線の列車の場合、表参道を発車し青山一丁目に到着します。ここで客扱いをせずに、表参道まで逆走して回送します。そして表参道に到着後、青山一丁目行きとして再度客扱いをします。反対方向の渋谷方面は、この手順とまったくひっくり返しのことをします。

なので、お客さんにとっては表面上は。いつも通り運転しているように見えます。しかし、実際は複線を単線扱いにして2編成の電車を使い、本来の方向と同じ場合は客扱いして、逆方向の時は客扱いせずに回送して、いつも通りにみせかけているだけなのです。


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