2015年7月18日土曜日

さよなら北斗星の旅 北海道編




北斗星乗り収めの旅について紹介します。前回の海峡線・青函トンネル編に続き北海道編をお送りします。今回で北斗星のレポートは最終回です。

函館でED79形とはお別れ

函館駅停車中のED79形
北斗星から切り離されたED79形

函館駅には機関車付け替えの関係で6:39着の6:45発で15分ほど停車します。函館寄りのED79形は到着と同時に切り離され、札幌側にDD51形が連結されます。ほぼ平行して行われるため、両方見るのは難しいです。そこで私は個人的に思い入れのあるED79形の切り離しを見ることにしました。

到着すると予定通りすぐ切り離しが始まりました。北斗星が停車するとホームで待機していた作業員の方がすぐに準備にとりかかり、数分で切り離しが完了します。

ED79形の切り離しが終わったので駄目もとでDD51の連結を見るためへ、札幌方へ移動します。ホーム端についたときは連結一歩手前でしたが、全ての作業ではないにせよ連結作業の一部を見ることが出来ました。

朝食とロビーカー

7:00から朝食が始まるので、函館駅を発車したらすぐに待機列のあるロビーカーへ移動しました。列に並んだところ、15人以上の方が既に並んでいました。私の前に並んでいるのは15人ちょっとでしたがグループを代表して並んでいる方も多かったので、今回は第一陣としては利用するのは無理でした。列が動き出しましたが第一陣にあぶれた人は名前を書いて待つことになります。ロビーカーで待っていれば声をかけてくれるということで、ロビーカーで待つことにしました。

函館駅を発車してしばらくすると山の中へ入り、20分ほどで大沼国定公園を通過します。車窓から小沼や大沼をまじかで見ることが出来ます。この日は徐行運転までして、車掌さんが解説のアナウンスまで行ってくれました。

北斗星グランシャリオで提供される朝食
朝食セット

ロビーカーで相席になった方とお話をしつつ食堂車営業開始から2時間後、やっと朝食の順番が回ってきました。朝食は和食・洋食の2種類のセットから選ぶことができ、ディナーと比較するとお得感のあるセットになっています。夕食と違って外の景色をよく見ながら食べることが出来ます。今回は叶いませんでしたが、晴れた日に海を見ながら食べる朝食は格別です。

いよいよ札幌へ

食事も終えて座席へ戻ります。車窓を眺めると馬が放牧されていたり、北海道らしい景色がしばらく続きます。

そんな景色も苫小牧へ近づくとコンビナートが見えたりして変りはじめます。苫小牧からはJR北海道では一番の幹線と言っても過言ではない千歳線に入ります。苫小牧を出発して山を抜けたあとは、新千歳空港が見えてきます。その後はすこしずつ住宅街が増えてきて、札幌へ近づいていることを感じさせます。

南千歳駅を出ると北斗星は特急列車が高速で行き交う千歳線をフルスピードで走り、札幌までいっきに向かいます。南千歳を過ぎると次は終点札幌なので、速度を緩めてきてたと思ったら札幌駅が近い証拠です。

終点のアナウンスが流れ、乗客の方たちもあわただしく降りる準備を始めます。高架に入り速度を落とし始め、ゆっくり札幌駅へ入り停車します。到着後はすぐに発車せず、15分程度停車しているので、先頭車付近はちょっとした撮影会になっていました。

札幌駅で回送として発車を待つ北斗星
回送になり発車を待つ北斗星

その後は稲穂駅近くの札幌運転所へ向けて回送されます。多くの方が回送列車となった北斗星を見送っていました。私も北斗星の旅が終わったことを実感し、ちょっとしんみりした気持ちで見送りました。

これで北斗星の旅の話は終わりです。今まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

さよなら北斗星の旅 出発編(第1回)
さよなら北斗星の旅 本州編Part1(第2回)
さよなら北斗星の旅 本州編Part2(第3回)
さよなら北斗星の旅 海峡線・青函トンネル編(第4回-前回)

0 件のコメント:

ブログ内を検索

スポンサーリンク

オススメの投稿

東武ファンフェスタ2023をレポート

 2023年12月03日に東武鉄道の南栗橋管理区で実施された2023東武ファンフェスタを紹介します。 東武鉄道唯一の車両基地公開イベント 東武ファンフェスタは1年に1回行われてる東武鉄道の車両基地イベントです。以前は東上線の森林公園でも車両基地イベントがあったので...