2015年7月15日水曜日

さよなら北斗星の旅 本州編Part1




前回の出発編に続き北斗星乗り収めのたびのレポートです。今回は本州編Part1で食堂車などについて紹介します。

多くの人が見送る上野駅を発車


上野駅13番線停車中の北斗星
発車を待つ北斗星

乗車して荷物の整理が済んだら発車に備えて窓際に座ります。そしてホームへ目をやると多くの方が集まっています。これは北斗星を見るために集まった見物客のかたがたです。一眼レフを構えた見るからに鉄道ファンという方から、お子さんと一緒に手を振る家族連れの方々まで様々な方がいて、北斗星の人気の高さが分かります。沢山の方に見送られながら北斗星の旅はスタートしました。

発車するとすぐに放送が始まります。普通の特急列車と一緒で車内設備の案内から停車駅の到着時刻のアナウンスが行われます。他の特急列車にはない変ったアナウンスとしては、青函トンネルの通過時刻や運転停車する青森駅の発車時刻も放送してくれます。どちらも乗降には関係ありませんが、後述する鉄道ファン必見のポイントを見るのには必要な放送なので聞き逃さないようにしてください。

上野駅を出て大宮に到着すると、家路に着く方々が目に付きます。発車時刻が早まったために夕ラッシュの時間帯に東北本線の主要駅へ停車することになります。停車駅はどれも地域のターミナル駅なので、沢山の通勤や通学の方たちを尻目に寝台列車に乗るのはちょっと優越感を感じる反面、見られてちょっと気恥ずかしい感じもします。

食堂車でも順番待ち

大宮駅を出ると食堂車グランシャリオの営業が始まります。最初に始まる17:00~18:30/18:50~20:20は予約者のためのコース料理の時間です。パブタイムと呼ばれる予約無しで自由にオーダーできる時間はコース料理終了後(目安としては20:40頃)から23:00までの営業です。

私もコースを頼みたかったのですが、寝台券を確保出来たのが2週間前だったので満席になっていて叶いませんでした。なのでもう暫く車窓を眺めます。発車時刻が早まったおかげで山々に沈む夕日を見ることが出来るはずでしたが、この日は曇りで見ることが出来ませんでした。

暫くすると車内販売が始まったという案内があったので、車内散策も兼ねてワゴンへ向かいます。北斗星という特別な列車だけあって専用グッズが沢山売られています。お土産の定番クッキーやストラップから、マニア向けのヘッドマークを模した薄い金属板まであります。値段も一番安いものだと紙製コースター210円からあるので、かなり買いやすいです。私もお土産用にいろいろ買ってしまいました。

車内散策もしたので、再び車窓を眺めていると20時を回る頃になっていました。そろそろ食堂車の待機列へと思い、列のあるロビーカーへ行きました。既に先客が居て15名を越える方が並んでいました。なぜこうも列が出来ているかというと、狭い厨房で料理を作り限られた座席数で運営されている食堂車の特性上、乗客が多いとお客さんを捌ききることが出来ない場合があります。そこでシャワー券同様に、確実に利用するためには早めに並んでおく必要があるのです。

北斗星食堂車グランシャリオで提供されるビーフシチューセット
ビーフシチューセット

並ぶこと40分以上が経ち食堂車への案内が始まりました。私は一人で乗車だったので、相席で第一陣として入ることが出来ました。座席に座ると通常のレストランのようにメニューが手渡されます。おつまみを除く食事メニューは5種類ほどで少ないです。値段は一番安いピザ830円から一番高いビーフシチューセット2570円といった感じです。今回はせっかくなのでビーフシチューセットを頼みました。

肉が非常に柔らかく、よく煮込まれています。味はちょっと薄めだったので、もう少し濃くても良いかななんて思ってしまいました。しかし、食堂車で食べるというスパイスが一番効いているので、本当に美味しく食べられます。今回は相席の方と談笑しつつの食事だったので、本当に楽しく美味しく食べることが出来ました。

本州編Part2へ続く
さよなら北斗星の旅 出発編(第1回-前回)
さよなら北斗星の旅 本州編Part2(第3回-次回)
さよなら北斗星の旅 海峡線・青函トンネル編(第4回)
さよなら北斗星の旅 北海道編(最終回)

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