2017年4月20日木曜日

「平凡」と「早すぎた」2つの東武快速




今回は東武鉄道が東上線で運行している快速と、「浅草~日光・鬼怒川」間で運行していた本線系統の快速という、対照的な2つの快速について紹介したいと思います。
記事作成日: 2015.05.12/記事更新日: 2017.04.20

2つの快速

東武鉄道で運行している快速は現在東上線だけですが、以前は二つの快速が運行されていました。一つ目は「池袋~小川町」間を結ぶ東上線系統の快速と、「浅草~日光・鬼怒川」間を結ぶ本線系統の快速がありました。

この二つの快速は違ったコンセプトのもと同一種別を名乗っています。その特徴や違いが対照的かつ面白いので、今回紹介してみようと思います。

平凡な東上快速

東武東上線を走る東武9000系
快速運用に就く9000系9101F

東上線は10両編成の列車が運行する「池袋~小川町」間と、4両ワンマン列車の運行する「小川町~寄居」間に分かれています。その中で快速が運行するのは「池袋~小川町」間で日中に1時間あたり2本運行されています。車両は10両編成の通勤電車が使われており、特定の形式での運行は行われていません。

東上線では停車駅の少ない順に「TJライナー(有料)・快速急行・快速・急行・準急・普通」の7種類の種別が運行されていますが、真ん中ぐらいの数でちょっと中間的なポジションです。

平日ダイヤでの比較ですが、ラッシュ時に運行される「TJライナー・快速急行」が「池袋~小川町」間を約65分で結ぶのに対し、日中の空いているダイヤを生かした「快速」は約70分で結び、中々の走りです。しかし、「急行」も日中は70分弱で結ぶので、「快速」を走らせるなら「急行」のほうが通過駅の利便性を考えると、トータルでは便利なのではと思ったりもします・・・駄目ではないけど特別凄くもない、そんな平凡さを持つのが東上線快速だと思います。

ちょっとだけ快速らしくなった?

2016年の東上線大改正で、快速列車にも大きな変化がおきました。池袋行きの急行を減らし地下鉄副都心線直通のFライナーが運行開始したほか、川越市以北でも日中に準急が運行を開始しました。今まで池袋行きの急行は4本だったのですが、この2本を副都心線直通のFライナーとし、池袋行きが減った分を2本の準急と2本快速で補うことになったのです。

以前のダイヤではで快速列車は、緩急接続を使った速達列車としての役割は小さいものでした。それが川越市以北へ向かう・から来る準急列車と川越市駅で接続することで、池袋行き急行を補う列車として重要性が高まりました。今までぱっとしなかった快速ですが、少しだけらしくなってきたのではないでしょうか。

早すぎた本線の快速

東武伊勢崎線を走る東武6050系
快速専用車両の東武6050系
浅草を基点とする本線系統を走る快速は「浅草~東武日光・会津田島」間の運行で、途中下今市駅で列車の分割・併合を行う長距離列車です。車両は快速専用の6050系が使用されています。快速専用というだけあって、2扉・ボックスシート・トイレ付きと、他の通勤電車とは別の装備になっています。

停車駅数も少なく「浅草~鬼怒川」間を約2時間20分、「浅草~東武日光」間を約2時間10分ほどで結びます。これは特急が「浅草~鬼怒川」間を約2時間、「浅草~東武日光」間を約1時間45弱で結ぶのを考えるとなかなかの早さです。しかし、この早さが仇となりました。

元々もは1日を通してのダイヤが設定されていましたが、新大平以北が各停の区間快速の登場で朝方の下りだけの運行になってしまいました。これは誰が見ても特急への誘導です。速くて設備も凝っている快速ですが、この速さのせいで大幅に本数を減らされてしまった列車なのです。

さよなら快速電車

廃止間際の映像

縮小傾向の続く快速列車でしたが、2017年4月21日のダイヤ改正で廃止が発表されました。快速廃止後は「南栗橋~東武日光」間で運行を開始する急行と区間急行、さらに特急「リバティけごん・会津」が代わりを果たします。ただ、急行は午前中の下りのみの運行、区間急行は下りが夕方で上りが朝方と夕方頃の運行のみとなり、快速・区間快速時代よりさらに運行本数が少なくなります。

観光が好調な反面で沿線人口自体が縮小し、特急列車の比重を高めたいという意図は分かります。ただ利用者としては、お手軽かつ快適な専用車両を使った快速がなくなるというのは、やはり不便なものです。特に日中は代替となる急行・区間急行がまったく運行されないのは、特に不便です。時代ということなのでしょうが、いろいろな意味で残念という他ありません。

あとがき

同じ鉄道会社が運行する同一種別でも、違った顔を持った列車が走っているがお分かりいただけたでしょうか?今後も東武鉄道に関するこういった記事を、不定期に書けたらなどと思っています。

※関連記事
東武鉄道の対照的だった2つの急行・地下鉄戦略


2017年4月18日火曜日

さよなら東武634系特急スカイツイリートレイン




2017年4月16日をもって引退した観光特急スカイツイリートレインを紹介します。

6050系の改造車

東武634系野田線回送回列車
野田線を回送で走る634系
スカイツリートレインは名前の通りスカイツイリーをテーマとした車両です。2012年より東武鉄道が運行していた臨時特急列車です。2017年4月21日のダイヤ改正に先駆けて、4月16日に運行を終了しました。

日光線を走る東武6050系快速
東武6050系
車両は634系という専用車両で、4両1編成が製造されました。この車両は新造車両ではなく、快速・区間快速を中心に使用されている東武6050系を2両2編成を改造したものです。東武鉄道は大手私鉄ということもあり、簡単な車内更新や電装部品の更新であれば自社の工場で行うことも可能です。もう少し手の込んだものは館林にあり、実質東武鉄道の車両改造工場として機能している津覇車両で行っています。後で詳しく車内を解説しますが、かなり大掛かりな改造を行ったために、横浜の総合車両製作所で改造を行いました。

東武鉄道では634型と呼んでいますが、世間では634系という呼び方のほうがポピュラーなようなので、634系で表記は統一したいと思います。

特急として縦横無尽に

運行経路としては「浅草~東武日光・鬼怒川温泉・太田・大宮」の4系統で運行していました。いずれの経路での列車名は「スカイツリートレイン」で統一されていました。

観光列車というと所要時間を長めにする列車も多いですが、特急「りょうも・けごん・きぬ」などと比べてもほぼ同じか、少し長い程度の時間での運行でした。これは観光といっても、沿線各地からスカイツリーへのアクセスを目的としていることや、車両が1編成しかないため回転率を上げる目的もあったと思われます。回転率を上げる工夫として場合によっては客扱いをせず、浅草→東武日光のような回送列車が設定されることもありました。

2編成を連結して運行されていましたが、分割併合を行う運用に入ることはありませんでした。

東武日光から浅草へ

東武日光から浅草まで乗車したので、その時のレポートとあわせて車内を紹介します。

東武634系座席

東武634系座席
座席は主に二種類あります。スタンダードな進行方向と同じ向きの3列シートに、片側2列のシートが窓側に向くものがあります。編成のうちそれぞれ2両づつがそうなっていて、リクライニングも可能です。外が見やすいように、座席部の床は少し底上げされています。

東武634系のラウンジ席
運転席後ろはフリースペースがあり、ミニラウンジ風の座席や前面展望の出来る座席などもあります。

東武634系天窓
スカイツリートレインの特徴はなんと言っても大型窓です。天窓と言ったら大げさかもしれませんが、天井部付近近くまで窓が取り付けられています。自社や津覇車両で改造工事が出来なかったのは、この窓があったからだと思われます。

この他の設備として小さなグッズ販売所や、記念スタンプなども設置されています。また日光・鬼怒川で長期宿泊する方や外国から観光客へ配慮してだと思いますが、大型の荷物置き場もあります。

なかなか快適ではあるけども

列車が引退してしまうということで、引退一週間前に東武日光駅から浅草駅まで乗り通しました。乗車したのは東武日光17:36発のスカイツリートレイン8号だったのですが、展望も期待できない時間というのもあってか、乗車率は半分いかないぐらいという感じです。

元々高速走行を前提とした6050系をベースとしているので、揺れなどは特別多いと感じませんでした。5年前から運行しただけあって、座席も未だ清潔感を感じます。ただ、車両端などはなかなかの爆音でした。直流モーターが唸りを上げてるのを良く聞くことが出来て我々鉄道ファンには嬉しいですが、普通の人はあまり喜ばないでしょう。また、座席の形状も特急スペーシアのほうが座り心地は良い感じです。

元々眺望を重視した車両なので仕方ない面はありますが、やっぱり本職の特急列車に比べると乗り心地などは劣ります。ただ、ダイヤによっては特急と所要時間が変わらないものもあったので、6050系の本気の走りが見れるという点で鉄道ファンには面白い列車だったのではないでしょうか。

さよなら特急スカイツリートレイン


ダイヤ改正は2017年4月21日ですが、元々スカイツリートレインは土日などを中心に運行していた列車なので、最終運行列車は4月16日の浅草発新栃木行きの「スカイツリートレイン3号」となりました。東武300系特急電車は同じ日に引退イベントを行ったことを考えると、特別なイベントもなくかなり地味な引退となりました。

引退一週間前から引退日までを撮影

「スカイツリートレイン」運行終了後の車両については特に発表はありませんが、廃車になる可能性が高いかもしれません。ベースになった車両は6050系でも新しい1988年製の車両ですが、大型窓化という改造には無理がある気がします。今後は車両の動向にも注目したいものです。


2017年4月16日日曜日

影の功労者 東武鉄道300系・350系特急電車




東武鉄道で活躍をつづけ2017年4月21日のダイヤ改正で引退が決まった特急型車両「300系」と、今後も活躍を続ける「350系」について解説します。
記事作成日: 2017.04.14/記事更新日: 2017.04.16

スペーシア・りょうもうの影で活躍

特急しもつけの運用につく東武350系
350系・特急しもつけ
東武鉄道の特急車両と言うと浅草~両毛地方を結ぶ特急「りょうもう」に使われる200系、新宿・浅草~日光・鬼怒川を結ぶ特急「スペーシア日光・きぬ・けごん」などで使われる100系スペーシアが有名だと思います。これら特急はビジネス・観光特急として毎時一本以上の高頻度で運行する、東武鉄道の顔と言える列車です。

それに対し今回紹介する300系・350系は、一日一往復浅草~東武宇都宮を結ぶ特急「しもつけ」、夜ラッシュに実質ライナーとしてや土日や繁忙期に臨時列車として運行する特急「きりふり」、今では珍しい私鉄の夜行列車「尾瀬夜行」や「スノーパル」に使われています。これら列車は運行本数も少なく、りょうもうなどを補助する役目で運行されています。

元はりょうもうとして活躍

300系・350系新造車両ではなく、特急「りょうもう」用として使用されていた1800系を改造したものです。1800系は1969年に6編成・1973年に2編成・1987年に1編成が製造されました。このうち1987年に製造された1編成が現在も臨時用として使用され、残りの編成のうち新しい車両を中心に300・350系へ改造されました。改造の内容としては発電ブレーキと抑速ブレーキと、勾配の多い日光・鬼怒川線向けの装備の追加です。6両編成の300系が2編成、4両編成の350系が3編成が製造されました。

元の車両がかなり古いので、率直に言って車内設備は現代に合わないものとなっています。そのため特急料金も浅草~東武日光の場合特急「けごん」が1340円に対し、特急「きりふり」は1030円と安く設定されています。

ダイヤ改正後は活躍の幅をさらに縮める

2017年4月21日のダイヤ改正で300系・350系は活躍の幅を大きく縮めます。

300系についてはこのダイヤ改正で引退となります。350系については今後も活躍を続けます。ただし、特急列車向けの土日ダイヤが導入されること、平日夜の特急「きりふり」が500系リバティを使った「スカイツリーライナー」になるため、定期運用は浅草~東武宇都宮間を1日1往復運行する特急「しもつけ」のみとなります。

350系で日光へ

2017年のダイヤ改正前に浅草から東武日光まで350系の臨時列車に乗車してきました。

浅草駅に進入する東武350系回送
折り返し「きりふり」となる回送
この日乗車したのは浅草駅8:30発「きりふり273号」です。この列車では春日部の車庫から出庫してたものが運用に就きます。春日部から直接回送されるのではなく、一旦とうきょうスカイツリー駅の近くにある留置線で時間調整をします。臨時列車であるため浅草駅の入線はギリギリで、5分前程度となります。

東武鉄道350系の座席
座席
座席は2列ずつの、4四列のスタンダードな構成です。座り心地は良いもののリクライニングが出来ないもので、アームレストも真ん中にはついていません。リクライニング出来ないために、大型のテーブルが展開出来るよう窓下に据え付けられています。

東武鉄道350系のクーラー
クーラー
300系・350系は沢山の分散型クーラーを搭載しています。分散型クーラーを搭載している車両は今でも多いですが、吹き出し口が個別なのは少なくなってきていると思います。この日はあいにくの雨だったため、窓は固定式の一枚窓なので曇っていました。

車内は決して五月蠅くはありませんが、JRの185系などを彷彿させる感じです。東武日光線は栃木も過ぎると上り勾配が続きます。デッキに出ると走行音が響き渡り、趣味的にはたまりません。また、最近の特急列車では省略されることの多い自動販売機がデッキにあります。稼働率が決して高い列車ではないのに搭載されているのは、ちょっと「おお!」っと思いました。

臨時列車なので停車駅は同じ経路を走る特急「けごん」と同じものの、ダイヤには余裕がかなりあります。特急「けごん」が1時間50分に対し2時間10分と、20分ほど多く設定されています。東武100系はかなりスペックに余裕を持たせた設計であることや臨時列車であるとことを考えると、これくらい差がついてしまうのは仕方ないのかもしれません。

浅草駅出発時はかなり低い乗車率でした。北千住駅でそれなりに人は乗ってきましたが、それでも半分も埋まらないぐらいでした。天気が悪い上に桜のシーズンには早かったので、こんなものなのでしょうか。

下今市駅停車中の東武350系
下今市駅停車中
「きりふり273号」に使われた車両は、お昼過ぎに上りの特急「きりふり292号」として使用されるのですが、一旦新栃木駅まで回送されます。鉄道ファン的には見れる回数が増えるので、ありがたい限りです。一方「きりふり275号」で使われた車両はそのまま東武日光駅に留置され、上りの「きりふり294号」として使用されます。

さよなら300系

東武日光駅で展示中の300系
東武日光駅で展示中の300系
ダイヤ改正を控えた2017年4月16日に300系のさよならイベントが行われました。300系が「きりふり275号」と「きりふり294号」の一往復の運用に就きました。「きりふり275号」では車内で乗車証明書の配布が行われ、東武日光駅では300系の展示が行われました。展示中は時間ごとに様々な種別が表示され、賑わせていました。

ダイヤ改正までは平日の夜の「きりふり」の運用に入ると思われますが、東武日光までの長距離運用はこれが最後となりそうです。

今後は新型車両の500系リバティが300系・350系が行っていたような運用に入ります。これにより300系は撤退となります。古い車両が消える時は寂しいものですが、500系導入で大幅サービスアップが期待できます。そちらにも期待していきたいものです。


2017年4月13日木曜日

JR北海道 新型軌道検測車マヤ35形導入




JR北海道は2017年4月12日に新型在来線用軌道検測車のマヤ35形の導入すると発表しました。

積雪時も検測可能に

車両形式: マヤ35形
最高時速: 110km/h

今回導入されるのはマヤ35形1両です。車両の完成は2017年度の五月を予定し、そこから2018年3月まで各種試験を行います。そして2018年4月に正式に運行を開始する予定です。

軌道検測は機関車・キハ40が牽引して行います。キハ40牽引時は二両のキハ40がマヤ35形を挟み込む形で、最高時速は95km/hに制限されます。マヤ34形は紺に黄帯の塗装ですが、マヤ35形は北海道新幹線のH5系同色のグリーンで塗装されます。

車両の機能の一番の特徴としては、今まで出来たかった積雪時の軌道検測が可能になることがあります。他には画像処理装置による線路状況による撮影、光波による構造物との距離の測定が可能になります。

唯一のマヤ34形の後継車

鉄道は読んで字のごとく二本の線路の上を走りますが、その上しか走れないが故に線路の幅や左右の高さが狂っていたりすると脱線してしまいます。そのため軌道の状態を定期的に検測し、修正しています。その軌道の状態を調べるのが軌道検測車です。

JRも各社ともに当初は国鉄時代につくられたマヤ34形という客車タイプの車両を使用していました。しかし、JR東日本・JR東海・JR西日本の三社は、軌道検測も含む様々な検査が行える新型の在来線用検測車両をそれぞれ製造しました。新型の軌道検測車を持っていないJR北海道とJR九州はマヤ34形を使用しつつも、JR北海道はJR東日本・JR九州はJR西日本からも検測車をレンタルしながら各種検査を行っている状態でした。

JR3社は気道車タイプを一編成、JR東日本は電車タイプもさらに1編成製造しています。そのためJR発足後の客車タイプの検測車は、今回が初めてとなります。

二台車方式を採用

キサヤ94形軌道検測車
3台車方式の軌道検測車
キサヤ94形
東海道・山陽新幹線を測定するドクターイエローやJR東日本の新幹線各線を測定する「East-i」は二台車方式を採用しています。それに対しJR各社が製造した在来線用新型軌道検測車のうち、JR西日本のキクヤ141形とJR東海のキサヤ94形は3台車方式で、マヤ34形と同じ従来通りの方式で軌道の歪みを測定しています。JR東日本のキクヤE193形とクヤE190形はレーザーを使用する二台車方式となっています。今回JR北海道が採用するのはJR東日本と同じ二台車方式となります。

JR東日本の新幹線軌道検測車「East-i」ではレーザーの軌道検測を基本としますが、積雪時には雪の反射で測定が難しくなるため磁気方式の検測装置も搭載しています。台車の仕様の詳細は不明ですが、これと同じ仕組みで積雪時の観測を可能にしていると思われます。


2017年3月31日金曜日

SLみなかみ号 列車乗車紀 No.1




上越線「高崎~水上」間を週末など中心に運行される「SLみなかみ号」について、見どころとなど乗車レポートします。

手軽に長く乗れるのが魅力

渋川駅停車中のSLレトロみなかみ号
SLレトロみなかみ号
SLみなかみ号は上越線の「高崎~水上」間で運行する臨時列車です。約2時間の所要時間で、週末などの休日を中心に一日一往復の運行です。蒸気機関車はD51とC61のどちらかで、客車は急行用に国鉄末期に活躍した12系が使用されています。また、一部時期は戦後すぐに作られた古い客車、通称「旧型客車」を引っ張る時があります。この時はSLみなかみでなく、SLレトロみなかみという列車名になります。こちらのほうが、本来の運行に近い形となります。そして、「上尾~高崎」間を電気機関車が引っ張り延長運転する時は、「SL&ELみなかみ」となります。

乗車に乗車券と指定席券(520円)が必要です。更に列車種別が快速であるため、青春18きっぷと指定席券の組み合わせで乗ることが出来ます。高崎駅まで遠い方は、18きっぷのほうを利用すると、お得に乗車できるかもしれません。

見どころは高崎駅から

高崎駅で連結作業中のD51
高崎駅での連結作業
SLの見どころは発車する前から始まります。9時過ぎには高崎駅では駅のホームから少し離れたところで客車とSLの連結作業を行います。そして列車の発車20分前には、出発ホームに入線してきます。

入線から発車まで時間があります。その間に食べ物や飲み物を購入しておくのも良いと思いますが、車内販売があるので無理して買っておく必要はありません。

渋川駅では追い抜きも

SLみなかみ号を追い越す115系
SLみなかみ号を追い越す115系
SLみなかみ号は非常にゆっくりな速度で運行します。そのため上り・下りともに渋川駅で時間調整をします。上りでは25分の停車中に後続の特急草津が追いつき吾妻線方面へ出発し、その後さらに水上行きの普通列車が追い越していきます。上りは停車時間が長いので、ちょっとしたものが駅のホームで販売されていたりします。

下りは15分停車で、上りと同じパターンです。最初に吾妻線から来た特急草津が追い越し、後から水上から来て普通高崎行きが追い越します。

水上駅ではSLが回転

SL広場で方向転換するD51
転車台に乗るD51
水上駅に到着すると、SLはすぐに車両から切り離されます。切り離されたSLは駅からすぐそばの、SL広場で方向転換します。転車台という回転することで車両の向きを変える装置が設置されていて、それをまじかで見ることが出来るように広場が整備されています。広場は駅の外にあるので入場に特に制限はなく、普通の公園に入るようにだれでも気軽に見ることが出来ます。

SL広場で整備を受けるD51
整備を受けるD51
方向転換が終わった後は整備作業に入ります。SLの後ろ側についている炭水車の上に作業員の方が乗り石炭の山をならします。給水塔はないので、大型ホースで水を給水します。更に古い車両ということもあるので、現役で時であれば一日の運行終了後に行うような可動部にグリスを流し込む作業が行われます。

水上駅に到着するD51
水上駅に入線する
水上駅発車の30分前には、高崎駅へ向けて出発する準備が始まります。SL広場から出発すると、水上駅を高崎よりに少し行ったところまで一旦SLが移動し、バックして客車へ連結します。

最後の見どころも高崎駅

高崎駅を発車するSLみなかみ号の回送
高崎駅を発車する回送
列車が到着して15分ほどするとSLが回送として発車していきます。発車時も大きな警笛を鳴らし豪快に出発していくので、この発車シーンまで見るのがお勧めです。


動画でも見どころをまとめました。お時間のある方はどうぞ。


2017年3月25日土曜日

スイッチバック篠ノ井線姨捨駅 駅紹介No.4




今回はJR東日本の駅では唯一のスイッチバック駅となった篠ノ井線JR姨捨駅を紹介します。前回の東武東上線和光市駅に続き駅紹介第4弾です。

JR東日本唯一のスイッチバック駅

篠ノ井線姨捨駅を通過するJR東海383系しなの
通過線を通過するJR東海383系しなの
姨捨駅はJR篠ノ井線の駅で、長野県千曲市にあります。1990年の同区間開業時からある、非常に歴史ある駅です。姨捨駅のある場所は篠ノ井線の勾配区間で、開業時は列車を安全に停止させるため・蒸気機関車の給水を行うためでした。今では普通列車が停車と特急列車を退避するために使われていて、今後はクルーズトレインの立ち寄り駅として機能します。

この駅は急勾配でも列車が安全に停止できるようにするため、スイッチバックの駅となっています。二本木駅がJR信越線からえちごトキめき鉄道になってしまったため、JR東日本管内の旅客用スイッチバック駅はここだけになりました。

姨捨駅で行き違いするE127系
普通列車の行き違い

引き上げ線からバックしてくる列車
引き上げ線からバックしてくる列車

姨捨駅を通過する383系しなの
本線を通過する383系しなの
ホームは二面二線の構造で松本よりに引き上げ線が一本あり、山のふもと側に本線があります。例えば長野よりからの列車の場合は、引き上げ線に一旦入り、その後バックして駅に進入します。そして駅出発時は、そのまま本線に入っていきます。この時運転手さんは移動せず、窓から顔を出してバック運転を行います。



特急や貨物列車は駅横の本線を通過していきます。お昼頃のちょうど良い時間に姨捨駅でしなの退避をする石油貨物列車2084レがあったのですが、2017年のダイヤ改正で消滅しました。これを知らずに行ったので、かなりがっかりしました。今では姨捨駅隣にあるスイッチバック式の信号所で退避を行っています。

古いながらもリニューアルで綺麗な駅舎

姨捨駅駅舎
駅舎
駅舎は四季島の運行が決まりリニューアルされています。外観からも分かるように、古い駅舎がそのまま使われています。

姨捨駅待合室
待合室
無人駅ではあるものの、駅舎も非常に綺麗になっていて気持ちが良いです。この他にラウンジがあり、普段は閉鎖されています。このラウンジは四季島の乗客用としてですが、その他観光用に使われてる予定です。

姨捨駅を出発する普通列車
上りホームからの眺め
駅からの眺めもよく、麓を一望することやすぐ下の列車を見ることができます。リニューアル工事が行われた際に、上りホームに少しせり出したところが設けられ、以前よりも列車が良く見えるようになっています。四季島停車駅のため、駅ホームにエンブレムが埋め込まれているので、是非見つけてください。

近くには松尾芭蕉が句を詠んだとされる長楽寺があるので、ホームには投句箱が設置されています。上の写真の右側に写っているのが、投句箱です。

近くにはビューポイントも

篠ノ井線姨捨駅付近を走る383系しなの
ビューポインとからの眺め
長野よりの踏切を渡って5分もしないすぐのとこりに、見晴らしの良いビュースポットがあります。昼に山々や町の景色を見るもよし夜に星空や夜景を見るもよしの、とても見晴らしのよい場所です。

ここは鉄道写真を撮るのも良い場所です。望遠レンズでカーブを抜けるところを撮っても良し広角より列車の編成全体を撮るもよしで、鉄道ファン的にも素晴らしい場所です。マナーを守って撮影したいですね。


静岡鉄道 A3000形大量投入で1000形置き換えへ




2016年3月24日から運行開始した新型車両の静岡鉄道A3000形について写真を交えて紹介します。
記事作成日: 2015.06.20/記事更新日: 2017.03.25

2016年から運行開始

静岡鉄道A3000形
A3000形A3002F
形式名: A3000形
導入車両数: 2両編成×12編成 計24両
製造メーカー: 総合車両製造
運行開始日: 2016年3月24日

今回導入されるのはA3000形です。形式が1000形から飛んでA3000形となっていますが、「Active(活性化する)」「Amuse(楽しませる)」「Axis(軸)」の3つの意味が込められています。車両のカラーリングは全8色となる予定で、静岡県が誇る一番のものをモチーフとした「Passion Red(赤)」「Pretty Pink Brilliant(桃色)」「Orange Yellow Fresh(黄緑) 「Green Natural Green(緑)」「Clear Blue(水色)」「Elegant Blue(青)」の7色を1編成づつと、残り5編成は1000形と同じシルバーをベースにした車両になります。

12編成を8年かけて導入する予定で、現在運行中の1000形12編成全てを置き換える予定です。特別な最新機能などは無いようで、近年の一般的な新型車両といった感じですが非常にコストをかけた良い車両です。

静岡鉄道1000形
1000形
置き換え用の1000形は1973年に東急車両で製造された車両です。車体はビートのあるオールステンレスで、空気バネ台車や抵抗制御などを採用しています。当時としては高性能なスペックなものの、今では時代遅れになってしまっています。

それに対しA3000形は現在の水準でも最高クラスの設計です。基本的な設計は近年のJR東日本などで見られる設計思想を採用しています。Mc-Tcという構成ですが東洋電機製のVVVFインバーターを2群搭載し、走行機器は多重化されています。扉は空気式を採用し、保守的な面もあります。また、台車も1000形に似た形状のものが採用されています。

最高速度は70km/hですが、設計最高速度は90km/hとなっています。更に最高時速こそ1000形と変りませんが、加速度は大きくなっています。1000形とA3000形が混在しているうちは、1000形に合わせた加速度での運行となりますが、全ての車両がA3000形になった後は本来の加速度で運行予定です。

A3000形車内液晶
車内液晶
千鳥配置ではあるものの車内には大型のワイド液晶を採用し、広告と各種案内を一画面で同時で行えるようになっています。写真では運行開始記念で、車両が運びこまれるまでの様子が広告の代わりに表示されています。さらに防犯カメラも採用なども採用しています。

地方私鉄では珍しい新製車両

地方鉄道というと大きな黒字が出ているのは珍しいものです。なので、JRや大手私鉄から車両を譲ってもらうのが一般化しています。そんな中で静岡鉄道が全車両新製に踏み切った理由を考えると、二つあると思います。

一つ目は静岡鉄道が一応黒字だということです。静岡鉄道の決算報告書を見ると、純粋な鉄道事業だけでは赤字ですが、静岡鉄道全体としては黒字を確保しています。会社全体としてだけでも、黒字が確保できているのは大きいと思います。

二つ目は18m車で架線電圧が直流600Vということです。一般的な日本の電車は、JRの標準である20m車の直流1500Vが普通で、その点で中古車量が入手しづらいはずです。また、2014年に置き換えの発表のあった東京メトロ03系の譲渡は、車体幅などを考えると難しいようです。

私が簡単に調べた限り明確な理由を明かしていないので想像となりますが、以上の2つが大きいと考えています。地方私鉄でも数編成程度の新製はありますが、ここまで大規模な新製では珍しいものです。来年の新型車両運行が楽しみですね。


続々運行開始

静岡鉄道A3000形A3002Fのセレモニーの様子
A3002Fのセレモニーの様子
第一編成のA3001Fクリアブルーが2015年に納入されました。その後2016年3月24日に運行を開始しました。さらに第二編成のA3002Fは一年後にあたる2017年3月24日に運行開始しました。運行開始時にはセレモニーを行い、非常に力を入れているのがわかります。

元気のない中小私鉄が多い中、このように頑張っている姿は鉄道ファンとしても嬉しい限りです。今後も続々と投入されるので楽しみです。


2017年3月19日日曜日

都電7000形から都電7700形へ




まもなく全廃となる都電7000形と、都電7000形から生まれ変わった新形式の都電7700形について紹介します。

消える都電7000形

都営7000形7002号車
都営7000形7002号車
東京に唯一残った路面電車の都営荒川線ですが、そこで活躍する最古の形式が都営7000形です。7000形は1954年から1956年にかけて製造された車両ですが、荒川線で使用れているのは末期に製造されたグループがベースとなっています。

ベースになったといのは、現存する車両については足回りや電装部品については登場時のものを流用し、車体については1977年にワンマン化改造時に全ての車両で乗せ換えているからです。その後1985年から冷房化工事が行われ、現在の姿となっています。元の車両は国鉄80形のような二分割のフロントガラスに、窓ガラスした中央に丸形ライトというデザインでした。高知県を走る土佐電気鉄道600形が姉妹車両で、こちらのほうが外観デザインは7000形登場時に近いものとなっています。

鉄道ファンとしては都電最古の形式としての魅力はもちろんのこと、吊り掛け車両としての力強い走行音が魅力的な車両です。乗車してみると床下から「ゴォー!」という力強いモーター音が聞くことが出来ます。吊り掛け式の車両は路面電車ではまだまだ一般的ですが、7000形の消滅で都電荒川線での営業車では消滅します。

都営7000形7001号車
7001号車
2017年春にはすべての運行を終了する予定の7000形ですが、7055から車体更新時に改番した現在稼働する車両最古の7001号車と、7076から7022号車と改めた2両が稼働しています。2両とも黄色いボディの帯という、ツーマン時代をイメージさせるカラーリングで運行をしています。2017年3月24~26日の間には、7000形を模した都バスのラッピング車両も運行します。

都営8900形8901号車
8900形
荒川線に集められてからは、長い間主力車両として活躍しました。新形式が発表されるたびに少数の7000形が置き換えられていましたが、2015年より運行を開始した8900形の登場で本格的な置き換えが開始されました。

2016年11月撮影の映像


生まれ変わった7700形

荒川営業車両場で停車中の7700形・8900形
右の青い車両が7700形
8900形による置き換えで新造車両での置き換えが進むかと思ったのですが、そうはなりませんでした。7000形を改造した上で、使い続けると発表されたのです。

改造内容としては8900形に準じた装備にするという物でした。内容としては車内のリニューアルに始まり、全ての電装部品や台車も8900形と同じものにするというものでした。これにより抵抗制御からVVVFインバータ制御へ、吊り掛け式から平行カルダンWNドライブ方式に変更となりました。車体は塗装を変えて概ねそのまま利用されましたが、前方の扉を拡幅し、乗降扉側の先端部車体側面に安全確認用の小窓を付け加える小改造が行われました。

これに伴い車両形式を7700形と改め、車両番号も改めて新しいものが割り振られました。7000形製造時からあるものは、これで全てなくなりました。国鉄103系3000番台を彷彿させる、車両の歴史です。なぜこのようにったかというと、8900形の製造が1億8千万に対し、7700形への改造が1億3千万と5千万も安くなるからです。最終的に8両の導入が予定されているので、4億円もの経費削減となります。

この改造により車内環境が8900形に準じ快適になっただけでなく、台車などの足回りも最新のものとなったので、乗り心地や騒音レベルも改善したと感じました。鉄道ファンとしては寂しさを感じるものの、毎日利用される方には嬉しいものだと思います。

※参考文献
東京新聞ウェブ (2016.03.29) 「「全盛期の都電」再び 60年超の老朽車両を大改修」、東洋電機「東京都交通局荒川線8900形車両用電機品」、石井明彦「都営交通100年を迎えて」



2017年3月5日日曜日

14年ぶり 東上線池袋発→越生行きの臨時列車運転へ




2017年1月25日に東武鉄道は池袋発越生行きの臨時列車「越生観梅号」を運行すると発表しました。しばらく運転されていなかったので、久々の運行です。
記事作成日: 2017.01.25/記事更新日: 2017.03.05

14年ぶりの復活運転

東武鉄道8000系81107F

運転日: 2017年3月5日
乗車賃: 大人2500円・子供1500円
使用車両: 8000系81107F

運転日は2017年3月5日です。ダイヤは池袋発9:15発→坂戸9:58-10:12発→越生10:30着となります。使用車両は8000系の特別塗装色の81107編成で、ヘッドマークをつけての運転です。2003年以来の運転ということで、14年ぶりとなります。

乗車賃は2500円で、「越生散策きっぷ」「越生観梅号着整理券」「とうぶせんでんしゃシリーズカード」の3つがセットになっています。通常の「越生散策きっぷ」が池袋からだと1710円なので、着席整理券とイベントなどで配られるカードの代金が790円分といったところでしょうか。

発売は3月5日当日に池袋駅南口改札口にて7時より160セットの販売予定で、予定を越える人数の場合は抽選となる予定です。

昨年にも試運転実施

2016年12月6日には8000系ワンマン車が池袋駅で入線試験を行っていました。8000系ワンマン車は営業運転で池袋駅まで入線しないものの、車両の仕様的には問題なく池袋駅まで運転できます。そのため、なんの試運転か不思議に思われていましたが、今回の臨時運転のためだったようです。

池袋入線試運転の映像


「越生観梅号」運行!

成増駅で快速急行の通過を待つ8000系81107F
成増駅で快速急行の通過を待つ
予告通りツートンカラーの8000系81107Fが運用に入りました。森林公園の車庫から池袋駅へ回送されましたが、その時にはまだヘッドマークは付けていませんでした。途中成増駅では営業列車の快速急行の通過を待つため、数分間の停車を行いました。

普通列車を追い越す8000系越生観梅号
中板橋駅での普通列車追い越し
池袋駅でヘッド―マークを付けた後は、坂戸駅までノンストップの臨時列車として運行されました。途中の中板橋駅では普通列車の追い越しもありました。坂戸駅で15分ほど停車し、そこからは一般営業列車としてのダイヤとなりました。坂戸からは一般営業列車なので、だれでも乗車することが出来ました。

一本松駅で8000系セイジクリームとすれ違い越生観梅号
一本松駅でのすれ違い
越生駅で折り返し坂戸行きの一般営業列車として運行しました。一本松駅では8000系セイジクリームとのすれ違いも見ることが出来ました。

50090系51092Fと8000系81107F
50090系との並び
坂戸駅到着後は再度越生行きにはならず、回送になりました。その時は森林公園行きの50090系51092F「ブルーバード号」との並び見ることが出来ました。30分ほど停車したあと、森林公園へ回送されていきました。


今日の運行の様子を動画としてもまとめました。お時間がありましたら、是非どうぞ。


2017年3月3日金曜日

さよなら烏山線キハ40形 紹介&撮影記




2017年3月4日のダイヤ改正で引退する烏山線キハ40形の紹介と、1月に撮影に行ったときのレポートです。

関東最後の国鉄型気道車

烏山駅停車中のキハ40形
烏山駅停車中のキハ40形
一般型気道車色+首都圏色
関東のJR線内では、非電化路線が3つあります。八高線の「高麗川~北藤岡」間と久留里線、そして烏山線の3つです。そのうち八高線はキハ110系・久留里線がキハE130形で、国鉄型気道車を使っているのは烏山線だけになっていました。

烏山線キハ40形1000番台の車内
キハ40形1000番台の車内
烏山線で使用されているのはキハ40形1000番台です。JR東日本でもキハ40形がいくつかの路線で使われていますが、1000番台が使われているのは烏山線だけです。多くのキハ40系がボックスシートタイプですが、この車両はワンマン仕様のロングシート車となっているのが特徴です。さらに2両を基本として運行しているにも関わらず、キハ48・47などは使用されおらずキハ40形1000番台だけでの運行となっていました。

首都圏色+烏山線色のキハ40形
首都圏色+烏山線色
ながらく白地に緑の烏山線専用カラーでしたが、一部車両がオレンジ一色の首都圏色と一般型気道車色になっていいます。

ダイヤ改正からはEV-E301系に

東北本線を走るEV-E301系
東北本線を走るEV-E301系
EV-E301系は一編成が先行して烏山線に投入されていました。2017年3月4日のダイヤ改正からはEV-E301系に統一されます。EV-E301系はJR東日本最初のバッテリー式の電車で、電化区間はパンタグラフで走り非電化区間では電池で走ります。

いざ撮影へ! 本数の少なさが…

ここからは烏山線での撮影記です。撮影した中から、いくつかご紹介したいと思います。あまり人が多くなる前と思って1月に撮影に行ったのですが、すでにちらほら鉄道ファンを見かけました。烏山線は一日14往復の列車が運行されています。原則として一時間に一本運行され、一部時間は一本も運行されません。そのため効率的に撮るとなると、列車に乗らず移動するしかありません。列車にも乗りたかったので、今回はひたすら歩いての撮影となりました。

大金駅で列車交換をするキハ40形1000番台
大金駅での列車交換
写真は大金駅での列車交換の様子です。この日はEV-E301系が運休のため、キハ40形同士の交換を見ることができました。烏山線は大金駅にしか列車交換設備がありません。烏山線の列車は基本的に宝積寺駅で東北線に入り、宇都宮駅までとなります。そのため、大金駅か東北線内での行き違いとなります。一時間に一本以上という本数は、物理的な限界に近いのです。

小塙駅に停車するキハ40形
小塙駅
これは小塙(こばな)駅での写真です。本来であれば青空を狙っていたのですが、曇り空で風景写真としては残念です。ただ、記録写真としては気にいっています。地図をみて頂くと分かるのですが、川が駄蛇行していてちょっと利用しずらい場所にあります。小塙駅は烏山線のなかでも乗降客が少なく、2011年度のデータでは一日10人ほどです。そんな駅で撮影する鉄道ファンと車両が写っているのが、お気に入りのポイントです。

龍門の滝付近を走るキハ40形
龍門の滝
有名撮影ポイントの「龍門の滝」付近です。周りに木が生えていますが、常緑樹が多いので冬でもこのように撮影することが出来ます。線路わきに電線がはしっていますが、広角で撮る分には気にならないと思います。

烏山駅停車中のキハ40形
烏山駅の充電設備
最後が烏山駅です。烏山駅にはEV-E301系用の充電設備があります。写真のように駅の一部分にだけ剛体架線が設置されていて、充電できるようになっています。剛体架線は地下鉄で使われることが多いので、キハ40形との組み合わせが見られたのはここだけじゃないでしょうか?一枚目の写真を見て頂く分かるように、夕方はホームとは反対側の道路から撮影すると夕日が当たって綺麗です。

動画にもまとめました

とこんな感じで撮影してきました。正直凄く良い写真は撮れなかったのですが、思い出になったので楽しかったです。折り畳み自転車などを持っている方は、途中まで列車で行っって自転車で撮影しながら回ると楽しいのではないでしょうか?


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