2015年3月25日水曜日

JR貨物2015年度事業計画発表 鉄道について解説




2015年3月23日にJR貨物は平成27年度事業計画を発表しました。その中でも鉄道に直接関係のあることをピックアップ・解説したいと思います。

JR津軽海峡線を走るED79形電気機関車
置き換えが進む予定のED79形電気機関車

信号関係

・新型ATSの機関車への搭載
・貨物駅構内へATS速度照査地上子の新設推進
・鉄まくらぎ投入、連動装置取替え、入換信号LED化

事業計画には新型ATSとだけあったので調べたところ、ATS-Psの搭載拡大のようです。

ATS-PsはJR東日本の地方路線に設置されるとの多い信号システムで、ATS-SnやATS-Sxの上位互換にあたるシステムです。既にJR東日本の路線を走るEF81形・EH500形・EH800形・EF510形・EH200形の一部に搭載されているようですが、その搭載を拡大するようです。

これに合わせて以前から行っていたATS-Ps地上子の貨物駅構内への設置を引き続き行います。

車両関係


・老朽化した車両の更新、車両不具合対策強化
・HB300形の導入拡大
・北海道新幹線との共用のための準備
・31ftコンテナの増備、定温輸送システム構築検討
・ハイキューブ海上コンテナ用低床貨車の実験など

去年発表された12両の機関車新製というのがありましたが、今回も形式ごとの具体的導入数などの発表はありませんでした。

北海道新幹線の青函トンネル共用に向けてED79形の置き換えが必要なこと、入換え用ハイブリッド機関車のHB300形導入の拡大という発表から考えると、新製車両の半分がEH800形で残りがHB300形とその他になるのではないでしょうか。

北海道新幹線の準備・試験などは去年から本格化していますが、EH800形などを使い今年も引き続き行われます。

ハイキューブコンテナは通常のコンテナより30cm高さの高いコンテナです。輸送重量を増やすのではなく、軽量貨物を多く運びたいというニーズで使われているものです。鉄道輸送の場合は背が高い分コンテナ車の床面を下げる必要があります。

日本では高さ制限の関係から使用が難しかったのですが、道路整備などで輸送可能な道路を増やしてきました。その流れから開発を進めることになったのだと思います。

また、国際コンテナで主流の40ftコンテナは今の鉄道コンテナ車だと積載時にスペースの空きが出てしまいます。そのあたりの対策も新型貨物車で進めてくるのではないかと思います。

ダイヤ

・列車ダイヤの新設、輸送力増強と見直し

トラックドライバー不足で追い風が吹いています。今年のダイヤ改正も輸送力増強がメインでした。輸送力増強を主軸に行い一部採算の悪い路線を見直すといったようになると思います。

詳しくはJR貨物HPニュースリリース2015.03.23掲載の「平成27年度事業計画を掲載しました」で見ることが出来ます。ピックアップしたこと以外にも色々と書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。

※関連記事
JR貨物2015年度ダイヤ改正 山陰線貨物全廃と輸送力増強

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