2015年3月18日水曜日

JR西日本が開発している昇降式ホーム柵とは?




2015年JR西日本3月18日に六甲道駅で試験中の昇降式ホーム柵を高槻にも設置すると発表しました。それと同時に六甲道駅に設置中のホーム柵の検証も引き続き実施すると発表しました。

今回は昇降式ホーム柵とJR西日本の開発の動向についてなどを紹介します。

昇降式ホーム柵とは?

首都圏や新規建設路線では設置の進むホームドアですが、それ以外の路線では進んでいないのが原状です。

理由としては「ホームドア自体のコスト」「重たいホームドアを設置出来るようにするホーム改良工事のコスト」「車両のドア位置の違い」などです。

それを解決するために開発されているのが「昇降式ホーム柵」と呼ばれるものです。ホームドアより構造を簡略化し、開口部を広くすることで上に挙げたような弱点を克服しようというものです。

仕組みとしてはドア部分をバーやロープのようなものに変更し、列車到着時にはバーやロープがドアより上に上がる構造です。

現在この方式の開発を行っているのは「高見沢サイバネティクス」「日本信号」「JR西日本」の三社です。この中で実用製品として販売している会社はまだない状況です。

JR西日本が六甲道駅で続ける試験

・到着から発車までの動作確認
・ホーム柵設置による乗客の流動の変化
・雨などの耐久性を検証し設計を見直す
・異なる車両数への対応
・支障センサーの検知能力改善

先ほど紹介したように昇降式ホーム柵を実用化したところはなく、どこも実験段階です。JR西日本はJRの中では一番早くから昇降式ホーム柵の試験を始めていて、2013年から桜島線桜島駅で試験を開始し、現在は東海道線六甲道駅で上に挙げたような試験を続けています。

それらの実験を経て実用化の目処がついたということで六甲道駅での設置継続と東海道線高槻駅で建設中の新快速専用ホームで2016年から使用開始を予定しています。

JR東日本も八高線拝島駅へ「高見沢サイバネティクス」製の昇降式ホーム柵の試験導入を2015年3月末からはじめる予定です。

今のホームドアはコスト的に高すぎるので簡素化は必須の状況であり、潜在的な需要は大きなものです。鉄道関連設備を作る「高見沢サイバネティクス」と「日本信号」に対し、「JR西日本」は鉄道事業者という違いがあります。

その違いをどこまで生かせるかが今後の勝負の鍵となりそうです。


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