豊洲駅4番線に設置
今回設置されることになった駅は、有楽町線豊洲駅の4番線ホームの2両目とかなり限定的な芭蕉になっています。設置期間は9月19日から半年程度の日程が予定されています。
液晶のメーカーはシャープ製で、テレビの液晶でおなじみのIGZOの技術が使われています。これにより光の透過性と液晶の応答速度が高まることが売りとなっています。
シースルーディスプレイ |
駅名にちなんだ動画が表示されている |
写真は透過状態の様子です。透過状態ではカラー液晶としては動作せず、白黒液晶として動作します。透過モードでは「とよす」など駅名にちなんだ動画が表示されています。取り付けば場所はホームドアのドア自体ではなく、ドアを動かす動力が格納されていて柱も兼ねている部分です。
実際に見た感想としては、率直に言って視認性が悪くて微妙です。透過状態ではバックライトなどに頼らず自然光のみで表示するわけですが、地下鉄ホームの暗さもあって言われて初めて気づくといった感じです。
非透過時の様子 |
次に非透過状態の写真です。この液晶は一台で透過状態と非透過状態の切り替えが出来ます。非透過状態では左右に設置されたバックライトにより画面が照らされているようです。おそらくエッジ式バックライトの液晶テレビと似たような原理だと思います。色味は白っぽくなて通常の液晶より若干劣るよう感じますが、実用性としては問題ないレベルです。このモードでは、駅名にちなんだ動画以外にも東京メトロのPVなどが流れています。
こちらの感想ですが、地下鉄ではこちらのほうが見やすくて良いと思います。透過式にすること自体は開放感を出すことが出来たり、周りの風景と合わせて新しい表現が出来て良いと思いますが、視認性が悪くて認知されなければ問題外だと思います。なので、設置場所を考えて適材適所になるのではないかと思います。
通常液晶を使った案内液晶 |
そしてもう一つ設置されている通常液晶の写真です。こちらは広告などは表示されず、次の列車の発車時刻などが表示されています。目に付きやすい低い位置に設置されているので、一般的なLED式の表示機と比べても分かりやすいと思います。
実際に稼動している様子も撮影してきました。
可能性は感じるが
ホームドアを使用するとどうしても圧迫間が出てしまいます。なので、動画などで賑やかしがあれば多少は緩和されるのではないでしょうか?
ただ、ドア毎に液晶が付いて広告が沢山表示されるとなると、賑やかを通り越してうっとおしく感じそうです。実際に設置するときは、そのあたりも考えて設置する数を決める必要がありそうです。
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