2015年1月14日水曜日

EH500形の入線可能線区が拡大?




2014年10月に発生した土砂崩れにより東海道線不通になることがありましたが、それを教訓としたJR貨物の対策の検討の一つに興味深いものがありました。それは「汎用性のあるEH500形式電気機関車の主要線区入線確認検証」というものです。

大宮駅停車中のEH500形牽引の貨物列車
JR貨物EH500形

なぜEH500形?


EH500形は50/60Hz対応の交直両用電気機関車で、現在も北は北海道・南は九州と非常に幅広く活躍している車両です。特徴的なのは4軸の電気機関車2両を1セットとして運用していることにより、軸重の分散や青函トンネルや山岳線などの急勾配線区の対応を可能にしています。車体も青函トンネルや関門トンネルなどの高温多湿、雪風の多い海辺の線区に対応する強固なものです。

以上のような設計から理論上は貨物列車が走行している大部分の区間に乗り入れることが出来ます。ですが、理論は理論なのでそれを実際に確かめるための試験を行い、災害時などの迂回輸送に使用しようというのが今回の検討ということです。

以前に実績として東日本大震災の時は上越線などを経由した、日本海周りの迂回輸送を行ったことがあります。

現在の運用区間としては関東~函館の青函輸送や、門司~下関を中心とした運用が行われています。北海道新幹線開業に合わせてEH800が新製されたため、今の運用では北海道方面では若干の余剰が生まれるはずです。そのあたりもあってのEH500の抜擢なのかもしれません。

トラブルに備えるためにEH500形が思わぬ線区で試験を行う姿が今後見られるかもしれませんね。

また、JR貨物はその他にも様々対策を検討しています。詳細はJR貨物にある「東海道線列車運行不能時における対策等検討状況について 」で読むことができます。

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