2015年1月7日水曜日

日立 英国向けハイブリッド高速車両を出荷開始




日立製作所は2015年1月7日に英国都市間高速鉄道向け車両の先行生産車両の出荷を開始したと発表しました。

7日に出荷された車両は今月の20日ごろ神戸港より大型船にて輸送され、3月中の英国到着を予定しています。英国到着後は、各種測定機器を搭載し4月より乗務員試験も兼ねた走行試験を開始する予定で、営業運転は2017年からを予定しています。

今回出荷された車両は去年11月に公開されたClass 800シリーズで、2009年より営業を開始したClass 365をベースに設計された最高速度201km/hまで出せる高速鉄道用車両です。この車両の特徴はディーゼル発電機と架線の二つの電源を使用して非電化区間と電化区間の両方を走行可能にしたということです。

ただし、電化区間専用の車両も生産される予定で電化・非電化区間対応型がClass 800、電化区間専用がClass 801 となる予定です。

車両の量産は現在建設中のイギリスのダーグラム州の日立レールヨーロッパで2016年から開始する予定ですが、先行量産車3編成と一部量産車9編成を3山口県笠戸事業所での生産を予定しています。

※追記
1月22日ごろに予定通り神戸港から積み込みが行われ英国へ向けて発送されました。台湾新幹線の700Tなども神戸港から旅立ったように、海外向けの発送が度々おこなわれています。

3月12日英国のサウサンプトン港へ到着しました。同行では記念セレモニーも実施されました。

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